270 / 378
召喚されちゃいました
257★ワイバーン達に魔族は乗って居なかったようです
しおりを挟むアラン様と一緒に乗っても大丈夫なほどに、リオンの鞍というか座席はゆったりとした広さを持っていました。
障壁というかバリアーが張ってあるのか、顔に空気が当たって痛いというコトも、寒さも感じなかったのは驚きです。
お陰で、私は、ちよっとした空の散歩を楽しんじゃいましたよ。
皇宮の上空に上って見たのは………。
幾つもの離宮、皇帝の住む皇居部分や後宮部分、政務を執る場所や倉庫らしき建物の群れ。
それに帝都騎士団建物とか色々な建物群と農場や牧場などの施設など、どんだけ広い敷地面積を持っているのって呆れるほどでしたね。
もしかしなくても、軽く東京都23区が、すぽっと入るかもなんて思いましたよ。
でも、そんなコトよりも、驚いたのはワイバーンの大きさでした。
私が、知っている翼竜プテラノドンの最大級を、遥かに超える体長とその重量感にどきどきしましたよ。
このワイバーン達は、身体がかなり大きいし、皮膜タイプの羽も面積がかなりある様に見えましたよ。
これって、空気をより多くはらむ為ですよね。
それなのに、割と小さめな両手とがっしりとした後ろ足と、太くて長い尻尾を持っています。
どうして、前足というか両手は、小さいのかなって思っちゃいましたよ。
この小さな前足と太くてがっちりとした後ろ足、がっつりと太い尻尾を見ているとティラノサウルスを思い出しますね。
というコトは、このワイバーン達は、地上をかなりの速さで駆け抜けられるという可能性がありますね。
それだと、高速で走りながら羽ばたいて、空に駆け上がるコトが出来るかも知れないって思います。
これで、魔物としての魔力があって、魔法をプラスして空を飛んでいるなら、かなりの速度が出るんじゃないでしょうか?
ついでに、ラノベあるあるのワイバーン達と比較すると、この場にいるワイバーン達の方が、なんとなく大きい気がします。
ちょっと疑問があったので、確認と思ってワイバーンを見詰めていた私は、探査魔法を掛けてみることにしました。
すると、赤は火の魔力を、青は水の魔力と、緑は風魔力を、黒褐色は土魔法を………って感じで魔力を感じられましたね。
もっと正確に言うと、風の魔力プラス火の魔力って感じでしたね。
AI代わりに魔石を使って………って思うと、大きめの火の魔石プラス小さい風の魔石を使うって感じになりますね。
う~ん、大量に風の魔石を使うコトになりそうです。
あっすっかり忘れていたけど、魔族の気配は………って、残滓が残っているだけですね。
アラン様達の気配とまったく違うから、私でもはっきりと区別して認識できますね。
魔族がワイバーン達と一緒にいなかったので、ほっとしたって言っても良いでしょうか?
それとも、魔族と戦えなくて残念だったと、言ったほうが良かったんでしょうか?
まっそれは置いておいて、魔族は、ワイバーン達を集めるだけ集めて、帝都の上空に転移して放置したってコトですよね。
その直後に、自分達はさっさと転移で逃げたってコトで良いですね。
いったい魔族達は、何をしようとしていたんでしょうか?
じゃなくってぇ~私がしなければならないのは、隷属魔法を使ってワイバーン達を従えるコトでしたよ。
ラノベあるあるの竜騎士団を、作ってしまいましょう。
アラン様達は、グリフォン達やペガサス達に騎乗して、各地に移動していたんだから、ワイバーン達に騎乗するのも簡単に出来ると思うしね。
ワイバーン専用の鞍と鐙等を作ったりするのは、ちょっと大変かな?
グリフォン専用の大きな鞍を作っているんだから、専用の職人さん達もいるはずだから大丈夫だよね。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
5,600
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる