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召喚されちゃいました
248★異世界不思議生物、キタァー
しおりを挟む快感に弱いとかなら良いですが、淫乱とか思われていたら………くっ…泣けてきちゃいます(イケメン滅びろ)。
なんて思っていたら、私の反応が悪いのを感じてアラン様が、より深いベロチューをかましてくれましたよ(号泣)。
それでも、私が口付けに慣れていなくて、呼吸がいまひつと上手くないコトを知っているアラン様が、唇をはなしてくれました。
そして、私の耳にゾクゾクするようなエロボイスで言いましたよ。
「静香、私に集中していませんね
屋外で人目があるのは苦手なんですね
田んぼを作る指示等は終わっているので、部屋に戻りましょう
あれらの存在やフレデリカ達の存在に早く慣れて下さいね
あれらは、空気か置物だと思って下さい
あれらには、私達の行動を他の者に漏らしてはならないという
秘主義務を誓約魔法で………」
「………」
アラン様の言葉が、途中からわからなくなってしまいましたよ。
だって、ベロチューの合間に説明するんですよ。
それも私を抱き上げて歩きながら、ベロチューをしているんです。
どんな感覚を持っているんですか?
なんて思っていたら、ベッドの上だったら良かったんですが………。
倉庫と宮との渡り廊下で、私達は異様な気配を感じて振り向きました。
なんと、そこには………。
いや、空中にいたんですけどぉ~………。
流石は、ファンタジーな世界だと実感してしまいましたよぉぉ~………。
だって、空には、赤、青、緑、白、黒等と色彩豊かなワイバーンが飛んでいたんですよぉぉぉ~………。
もう感動しましたよぉ~異世界召喚されて、やっと、ファンタジー小説の魔物を見れましたぁぁぁ~………。
そして、私は、その感動をガンガン口にしていたようです。
だって、私を抱き上げてベロチューしていたはずのアラン様の視線が、かなり生温い感じになっていたんですもの(爆)。
そして、騎士様達や魔法使い様達、それに侍従様達の小さな声による会話が聞こえてきます。
「普通は、アレを見たら怖がるんですけどね」
くっ…だって…初めてのワイバーンですよ………初見ですよ。
重要だから2度言いますよ。
こっちきて、ワイバーンなんて不思議生物を、やっと見たんですよ。
プテラノドンとは違う物理法則を、ぶん曲げて空を舞う魔法生物ワイバーンに感動するのは、日本人なら当然なんですよ。
それを、なんか可哀想な人を見る様な発言しないで下さい。
つーか、私ってば召喚場所からココに直行で、外出てないから………。
「いやいや、ランドール様が巨大なドラゴンに変化しても
姫君は笑っていたんだぞ
あの程度のワイバーンを怖がるなんてありえませんね」
ちょっと、そこの騎士様も別の意味で失礼ですよ。
あのドラゴンは、私のアラン様なんです。
どうして、怖がる必要があるんですか?
ドラゴンは、番に滅茶苦茶甘い生物なんです。
そうアラン様は、私を溺愛してるんですよ。
絶対に私を傷付けない人なんです………。
姿が変わってもアラン様なのに、どうして怖がる必要があるんですか?
ったく、恋愛したコトの無い騎士様ってダメですね。
「宮の窓から黒い巨大なドラゴンが表れたのを
宮の窓から見た時に、この命はここで果てると思いましたよ」
ちょっと、そこの侍従様、なんでドラゴンを見ただけで死ぬって思うんですか?
ワイバーンを見ても死ぬって思っていないのに………。
謎な感性をしているんですね。
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