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召喚されちゃいました

245★アラン様は、子煩悩になりそうですね

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 「この帝国内なら、何処に居ても会いに行けます
  でも、他国だと色々な手続きが必要になります

  また、直ぐに連絡も取れるとは限りません
  子供達に何があっても駆けつけてあげるコトが出来ないんです

  そんな哀しいコトは嫌なんです
  子供達の人生と割り切るなんて出来ません

  皇太子としては失格ですね」

 アラン様の言葉に、私は感動しましたよ。
 そっかぁ~我がままを言っても良いんですね。

 私は、家族に恵まれたとは言い切れない生活を送ってきました。
 だから、自分の子供や孫は、溺愛しちゃおうって思っていたんです。

 いや…躾はしますよ…でも…それ以外は、可愛いって溺愛しても良いって思うんです。
 いずれ、子供達は大人になって、愛する人を見つけて母親なんて見向きもしない存在になるんですから………。

 もっとも、そうなっても、私は寂しくないってわかります。
 だって、アラン様といちゃいちゃする生活に戻るだけだってわかっちゃいますからね。
 照りあえず、私もアラン様の意見に賛成だって言っておきます。

 「アラン様、私も子供達が他国に嫁ぐのは嫌です
  みんな何時でも会える場所に嫁いで欲しいって私も思います

  この帝国の1番の権力者なら
  このぐらいの我がままを言っても良いと思います

  それに、私の祖国の天皇陛下は
  他国の人間と婚姻なんてしたコトがありません

  皇族を本当の意味で他国に嫁がせたコトもありませんし
  他国から嫁を貰ったコトもありません

  だから、アラン様の意見に、私は賛成です
  この帝国だけでも広いんですよ

  帝国内で婚姻するだけで充分でしょう

  あの美少女達の子孫も居るんですから
  婚姻相手に困るコトは無いでしょう」

 「静香と違って、あの少女達の子供達は
  そこまでの能力はありませんよ

  彼女達の子供、それも女子のみが婚姻相手との魔力格差を
  考慮しなくても良い程度でしょう

  それも、孫世代までです」

 私の発言を聞いたアラン様が、苦笑しながら、新たな事実?を教えてくれましたよ。
 一緒に異世界召喚された美少女達の花嫁としての能力は、私以下なんですかぁ~なんか不思議ですよ。
 でも、もう少し説明して欲しいから聞いちゃいます。

 「えっ、ひ孫までじゃないんですか?
  それと、女子のみなんですか?」

 「彼女達の魂の輝きでは、男子にその能力特性はでません
  通常の皇族と同程度の魔力量を持って生まれてくるだけですよ

  それでも、充分な能力だと思います
  確実に魔力量が伝わるんですからね
  この帝国の皇族や貴族達の魔力量増加の役に立ちますからね

  こんなコトを言うと静香を苦しめると思いますが
  彼女達は、静香と違って、自分達の価値を我々に示していません
  また、そんな能力があるとも思えません

  それに、私にとって、静香以外の異世界の花嫁は
  魔力量の多い子供を生めるだけのどうでも良い存在です」












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