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召喚されちゃいました
225★私は、私の思うところを思いのたけを込めて言います
しおりを挟むそして、くらぁ~ってきたので、コピー魔法を使うのを止めました。
あはは~…アラン様に、がっつりと怒られちゃうの確定です(涙)。
「静香、眩暈しているのではないですか?」
アラン様の問い掛けを、私はごまかしたりしませんでした。
ラノベあるあるの魔力枯渇に近い状態だと、自覚していたので………。
「なんかくらぁ~ってしました
これって、憧れの魔力枯渇に近い状態ですよね
魔力を使い切って眠ると、魔力量が増えるって………
ラノベに書いてありましたから………」
私の言葉に、こめかみをぐりぐりしていました。
そして、魔王様モードの漆黒のオーラを放っています。
あれ?どうして?私、なんか不味いコトしましたか?
思わず首を傾げる私に、アラン様は漆黒のオーラを纏ったままで話しかけてきました。
「静香、コピー魔法は止めて下さい」
「今日は、もうコピー魔法をしませんよ
魔力枯渇で気絶したく無いので………」
私は、きちんと自分の状態を把握していますよって、アラン様にアピールしました。
それなに、アラン様は、私に対してこれ見よがしな、それはそれは深ぁ~い溜め息を吐き出してくれます。
言いたいことがあるなら、割とはっきり言うアラン様がどうしたんでしょうか?
私は、アラン様の膝に上がりこんで、首に手をかけてアラン様と視線を合わせます。
そして、何処か苦悩しているアラン様の花の顔(かんばせ)に、見惚れてつい口付けてしまいました。
だって、何か無防備なアラン様に萌えてしまってんですもの。
ここは、口付けしちゃうでしょう。
ついでに、つい口から出ちゃいます。
「アラン様、大好きです
アラン様達が使う血族のみの通信魔法だと
伝わらない情報があっても
このスマホもどきがあれば
誰とでも会話やメールのやり取りが
可能になります
国境付近で小競り合いがあっても
その場にいる騎士達から
直ぐに連絡が入ります
それに、魔の森の魔物達が
スタンピートしたのを
巡回中騎士達が見つけたら
即連絡が騎士団に入ります
この時に、各都市や町、村に
スマホもどきを渡していれば
領主やそこに住む住人達に
避難するように指示が出せます
素早い非難は被害の拡大を防ぎます
盗賊が出た時も素早く連絡できますし
その姿を見れる範囲にいたなら
写メールも送れます
生きた情報が即時、騎士団本部に入ります
一斉メールを使うなら
全ての騎士団に連絡できます
魔族が出た時もですよ
これなら、アラン様のお役に立ちますね?
アラン様が怪我する確率が
グッと下がりますよね?」
応援ありがとうございます!
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