230 / 378
召喚されちゃいました
217★スマホにタブレット、便利なんですよ
しおりを挟むここは、気持ちを切り替えてアラン様に説明します。
だって、アラン様のスチルを沢山撮りたいって思うんで………。
1人の時に、アラン様の色々なスチルを見て楽しみたいんです。
それと、離れていても会話できるようにしたいんです。
ううん…本当は…日本の恋人同士の様に、会話やメールを楽しみたいって思うんです。
色々と理由をつけるけど、スマホを使いたいんです。
なんかスマホ依存症ではないんですが、無いと不安だなぁ~………あると色々と使えるから、安心だよねって思うんですよね。
だから、アラン様にお強請りします。
私は、萌えと欲望と煩悩に忠実なオタク少女なんです。
「えっとね…スマホとタブレットを
大量にコピーしたいので………
その許可が欲しいんです…」
私の発言に、アラン様は苦笑しました。
「スマホとタブレットとは、何ですか?」
あはは~………私ってば、アラン様に、スマホもタブレットも見せたコトなんて無いし、その使い方も喋ったコトが無いって忘れていました(泣)。
ここは、面倒でもアラン様に、スマホやタブレットがどんな性能を持っているかを、ざっくりと説明しましょう。
「スマホは、遠くにいる人達と
何時でも会話できる道具です
その上で、映像記録魔法の掛かった
魔石と同じように、映像を撮れます
それを、日本では、スマホや
タブレットやPCにメールで
送るコトが出来るんです
それも同時に………
こっちでは、電波中継地点が無いので
それを魔法で代用する必要があります
でも、できると思うんです
その為に、色々と実験する
必要があります
スマホ同士のやり取りをする為に
複数のスマホが必要なんです
コピー魔法を使っても良いですか?」
もちろん、手元に実物が無いので、手で大きさを………これぐらいなの………と、作りながら、勢い込んで話す私の説明にアラン様は、真剣に聞いてくれました。
「映像記録魔法を掛けた魔石と
同じコトが出来るんですか?
こんなに小さいのに………
その上で、会話も可能
そして、撮った映像を
相手に送れるなんて
素晴らしいアイテムですね
ある種のマジックアイテム
それも、クリエイトアイテム
という感じのものですね」
えっと、やっぱラノベ的なモノな感覚で認識してくれるのかな?
アラン様って打てば響くって感じで、話しやすいのよねぇ~………。
「う~ん、たぶん
そんな感じのモノだと思います
危ない魔物や魔族が出た時に
映像を撮って一斉メールすれば
みんなで情報共有ができます
それをスマホの中に映像記録として
残しておけますし
USBメモリに移して
保存することも出来るので
便利だと思います
それと使う人間を登録して
それ以外の人は使えないように
設定するコトも出来ますから
落したり魔族に盗まれても
安全だと思います
会話も可能なので
使い勝手は良いと………」
私の説明に、アラン様は思案顔になる………あっとやっぱりカッコイイです、眼福です。
はぁ~……マジで、スマホやタブレット使いたぁ~い。
スチル、バシバシに撮りたいよぉ~………ガンバレ私。
「そうですね、それは
色々と使えるアイテムですね
ただ、便利すぎるし
それを開発した人間が誰なのか………
と考えると、異世界召喚された
花嫁にたどりつきそうなコトが
心配なんです
静香に危険なコトはさせたくないんですよ」
「うっ」
あれダメ?………便利なのに、どうして?
ていうか、私の身の安全第一に考えてくれるんですね。
でも、使いたぁ~い。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
5,600
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる