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召喚されちゃいました

212★それじゃ、ハーフトランスの人はどうだったのでしょうか?

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 アラン様の答えを聞いて、私は考えます。
 そう、ハーフトランスしか出来なかった人達は、アラン様とは違う感想をもっていたかもと………いや、そう思いますから……聞きたいんです感想を…。

 だから、ハーフトランスした人に、こんなコトを質問したいって、アラン様に言っておきます。

 「ランドール様

  あとは、こんな内容のコトを
  騎士達に聞いてみたいんです

  魔力や魔法についてなんですけどね

  ★ハーフトランスをした時に
  魔力を使ったか?

  ☆魔力を使った場合
  ☆どの程度の魔力を使ったか?

  ☆初級魔法程度を○回使ったぐらい
  ☆中級魔法程度を○回使ったぐらい
  ☆上級魔法程度を○回使ったぐらい

  ☆その時に身体強化魔法は使っていたか?
  ☆その時に身体強化魔法は使っていなかった

  ☆体力が削られたと思ったか?
  ☆痛みのみを感じていたという感じですね」

 私の言葉にアラン様は、ほぉ~という顔で頷いくれました。

 「あの状態で、魔力を使った者は
  いませんでしたよ

  魔法を使う為の集中力が
  無いですから………

  ついでに、魔法を使う為の
  魔力の放出が
  ありませんでしたしね

  それと、ハーフトランスにより
  かなりの激痛が襲っていたと
  思いますよ

  オーラーがまるっきり
  乱れていましたから………」

 こっこれは、新発見というか新情報です。
 アラン様は、魔力の発動が見えるんですね。

 それと、オーラもくっきりと見えるなんて………びっくりです。
 でも、魂が輝いていたとか色々と言っていたように思いましたから、それぐらどうってコトは無いですよ。
 でも、他にも聞きたいコトはあるので、言っておきます。
 
 「次は、ハーフトランスした人達に
  そのコトを聞きたいんですよ

  こんな感じて………

  ★ハーフトランスを解かれた後に
  感じたコトは?

  ☆その時に思ったコトを
  何でも良いから書くこと

  ☆ハーフトランスをした時は
  どんなコトを思ったか?

  ☆ハーフトランスを解かれた後に
  変化した部分の痛みは?

  って、どうでしょうか?」

 アラン様は、私の問い掛けににっこり笑っています。

 「紫音は、好奇心が強いようですね
  この質問も、そうですよね」

 「ドラゴニアンでは無いので
  変化なんて出来ない
  私の好奇心でもありますし

  ハーフトランスからフルトランスが
  出来るようになる為の

  研究のたたき台になるモノとして
  考えてみました」

 アラン様、私は純粋な人族ですよ。
 獣人ですら無いんです。

 どうやっても、変化なんて出来ませんよ。
 だから、調べてみたいって思うんです。

 なんて色々なコトを思った私は、アラン様にうるうるした瞳を向けます。
 めざせあざと可愛いです。

 私みたいなモブ子には、かなり無理なんですけどね。
 私の言葉にアラン様は、ちょっと疑問という顔で聞いてきます。

 「叩き台ですか?」

 アラン様ってば、他の人達に聞かせる為の質問を私にぶつけていますね。
 私なりの説明をしたいけど上手くいくかな?

 「ランドール様は
  フルトランスした時に
  高揚感しか無かったけど

  ハーフトランスした人達は?
  って感じて

  ランドール様との違いが
  わかるだけでも違うと思います」

 「違っていれば
  何かあるんですか?」

 どうして坊やなアラン様も素敵です………眼福です、ご馳走さまです。
 

 「ランドール様のように
  高揚感に包まれるんだって
  わかるなら

  ハーフトランスから
  フルトランスする瞬間に

  物凄い高揚感を感じて
  成功したってわかるでしょう」

 「なるほどね」

 「この辺りの質問は
  アルフレッドさんに
  纏めてもらいたいんですけど………
  頼んでも良いでしょうか?」

 「聞いていたな」

 「はっ…おまかせください」

 「紫音、他に聞きたいコトは?」

 「ランドール様が
  フルトランスする前に

  訓練していて怪我した人達が
  いましたよね

  それに、私は治癒魔法を掛けました
  治ったって聞きましたけど

  その後にまた痛みを感じたりしたか
  って聞きたかったんです

  魔法を使ったコトの無い
  私の掛けた魔法だったので……

  ランドール様に怪我させられた後に
  私に治癒魔法を掛けられて

  回復した時に不具合は無かったか?
  次の日に影響は無かったか?

  って感じです」

 「紫音の言う通りの内容を
  お前が、紙に書き出して
  映像魔法の掛かった魔石に入れて
  あの場に居てハーフトランスした者達に
  回答を書かせろ
  その内容を精査して纏めた物を
  私や陛下達に届けろ」

 「はっおまかせください」

 私の言葉をアラン様が、アルフレッドさんに伝えてくれました。
 何か変ですよねぇ~次期皇太子のアラン様が、モブな私の言葉を補足してアルフレッドさんに伝えてくれるって………。
 あれっ?私には報告無しなんですか?
 それって、酷く無いですかアラン様………。

 「紫音は、私の所に上がった資料を
  一緒に見て確認しましょうね」

 「はい」

 アラン様は、私とアルフレッドさんの接触も許したくないって思っても良いですか?
 本当にこころが狭いんですね。
 でも、ここでは何も言いませんよ。
 私の知りたかったコトは、全部調べてもらえるコトになったんです。
 余計なコトを言って、取り消されたらイヤです。


 








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