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召喚されちゃいました
211★アラン様の感覚は、通常のままだったようです
しおりを挟むフルトランスしたアラン様にとって、変化したコト何の違和感も無いってことがわかりました。
人間とは比べる意味も無い、身体と魔力を持つ存在への変化は、心身ともに高揚感があるだけ………確かに、そうなりますね。
ハーフトランスした人達とは、そこが違い過ぎますね。
でも、魔力について聞いてみます。
「ランドール様
魔法を使う気にもならなかった
って言いましたけど
魔力量の上昇と
使える魔法属性は
どんなふうに感じましたか?」
「魔力量がかなり上昇したのは
確かなんですが………
それについて
どうのこうのという思いは
浮かびませんでしたね
フルトランスした時の魔力量は
それが普通なので………
人間の私と比べる意味も無いですね
属性魔法は
私自身が全属性持ちでしたし
フルトランス状態でも
全属性が使えるとわかりました
でも、全属性のブレスが
吐けるコトもわかったので
あまり意味は無かったと思います
ただ、私は、得意な属性と
いまひとつという属性が
あったんですが………
フルトランスした状態だと
全属性のブレスの威力は
同等だとわかりました」
アラン様のあっさりというか、淡々というかって表情に、私は苦笑してします。
フルトランスに対して、そこまでの感情が無いってわかりました。
また、フルトランスしたコトで得た力についても、そこまでのこだわりも無い………持っていて、当たり前の力だからという感じです。
では、ハーフトランスした人達は、どういうふうに感じていたんでしょうか?
この辺りのこころと身体の状態を知りたいですね。
「ランドール様にとって
フルトランスは
日常の延長線上にあって
当たり前のモノって思っても
良いでしょうか?」
「そうですね
言い方としては大体
あっていると思います
体力も魔力も使わないで
簡単に変化出来たので
今後、魔族と戦う為に
戦闘能力を大幅に上げる
と言う意味でも
簡単に使えるモノですね
負担無く身体能力も魔力も
あげられるので
とても有効的に使える
能力と思いました」
アラン様にとってのフルトランスは、戦う手段のひとつ程度なのですね。
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