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召喚されちゃいました
133★外堀が埋められ消えて行く
しおりを挟む「そうなんですか‥
ここと変わらないんでね‥‥
お父様の宮でも」
私の言葉に、アラン様は、にっこり笑って口づけてくれます。
そして、忘れたい事実を突きつけてくれます(ぐっすん)。
「当然です、私は皇太子で
静香は皇太子妃で
唯一の皇女なんですから‥‥‥」
ちよっとぐらいなら、足掻いても良いでしょうか?
「えっと、それって
まだ、公式じゃ無いですよね」
「いいえ、次の父上主催のパーティーで
発表しますよ」
真っ黒なオーラを滲ませてアラン様は、私に覚悟しろと突きつけます。
「えっ?」
驚いたのと嫌がっているのと衝撃で、きっと私は、ただでさえデブスなのに、よりぶちゃいくになっていますよ。
それなのに、アラン様は蕩けるような甘い笑顔で、優しい声で語りかけてくれます。
「発表を早めたのは
静香の魔法のセイですよ
攻撃魔法も治癒魔法も
素晴らしいモノでしたから‥‥‥
皇太子の私の妃だと発表して
あの皇子達や貴族達、神官達
魔法使い達、騎士達に牽制した方が
良いと父上が決めたんですよ
賢い静香なら、自業自得って
言葉を知っていますよね?」
アラン様、それって、アラン様が、お父様にちくった結果でしょう?
自業自得って言えないでしょう‥‥‥。
何処までも、私を追い詰めて、手に入れようってしてますね。
そんなコトをしなくても、私は、アラン様以外に嫁ぐつもりは、絶対に無いのに‥‥‥。
あの時、私を抱き上げてくれたアラン様だけなのに‥‥‥変な所で嫉妬深いんですね。
デブスの私を欲しがるのはアラン様ぐらいだって、いい加減わかって欲しいです‥‥‥怖いから言わないけど。
ここは、反論しないで頷くだけにします。
ヤンデレスイッチは、入れないようにしないと‥‥‥監禁コースに一直線だから(号泣)。
「はい」
「そのパーティーで
私が皇太子に決定したと発表します
その上で、私達の婚約が発表されます」
アラン様、私が、抵抗しないって判ると黒いオーラが消えますね。
でも、気になるので聞きます。
「あっあの一緒に来た彼女達は?」
「父上との謁見が
まだ終わっていませんから‥‥‥
次のパーティーには
間に合わないでしょう
それに、警備の都合上
彼女達は宮に待機させますよ
静香を警護する人数を
減らしたく無いですからね
それに、異世界召喚した花嫁が
まだ2人居るという事実が
大事ですからね
静香を諦めても、もう2人いるってね‥‥‥」
アラン様に取って、彼女達は邪魔なんですね。
異世界召喚した花嫁でも、何の意味も無いんですね。
彼女達も、魔力量格差を無にする能力と、大量の魔力を有しているんですよ。
ついでにすっごい美少女なのに‥‥‥。
私の警備の邪魔って、切り捨てるなんて‥‥‥。
竜人の番と、それ意外に対する態度を思い出します。
「それって、なんか酷いような‥‥‥」
「私以外に意識を向けるなんて
静香は冷たいですよ‥‥‥」
私が、彼女達を気にするコトすら気に入らないと、彼女達のコトを口にした唇に、アラン様は濃厚なベロチューをかましてくれました。
それで、意識が完全に飛ぶわけじゃないのが寂しいです(涙)。
私は、アラン様に、お胸とか乙女な部分とか色々と愛撫されて、ぐすぐすにとかされましたよ(号泣)。
どうして、朝からこんないやらしいコトをするのと‥‥‥モンクが言いたかったんですが‥‥‥。
それが、原因でアラン様の地雷を踏んで、ヤンデレスイッチを入れたくないという一心で、頑張りました‥‥‥るぅーっと溢れる涙とアレ(涙)。
アラン様の絶倫疑惑‥‥‥正直勘弁して欲しいですね。
それでも、私の意識は落ちました。
湯当たりそれとも‥‥‥追求はしません怖いから。
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