128 / 378
召喚されちゃいました
115★訓練ですか‥‥‥なんか意味がズレてませんか?
しおりを挟むアラン様がキスを降らすコトを止めるのをまって、私はホッとしながら言います。
「だったら、安心です
なんか、とてもワクワク
してきました
出来れば、私も
アラン様の魔物討伐に
付いて行きたいから
頑張ります
えっと、でも足手まといに
なるようでしたら諦めます」
アラン様、どうして‥今日は、黒いオーラを標準装備なんですか?
なぜか?黒い微笑でアラン様は、私に楽しそうに提案してくれますの。
「静香、大丈夫ですよ
きちんと訓練すれば
魔物討伐に一緒に行けます
その代わり
私に抱き上げられて
その状態で走るのを耐える
訓練をしましょうね」
アラン様、それってなんですか?
私にそんな羞恥プレイを、真面目に訓練している、騎士様の前でしろと?
とりあえず、まだ清らかな乙女に、何させようとするんですか?
わたしのような、デ‥‥‥いやいや、ぽっちゃりな乙女にとって、体重を口にするのは、耐えがたいほどに、ハードなコトなんですよぉぉ~‥‥‥(号泣)。
思わず私は、何も言えなくなる。
「えっ?」
鳩が豆鉄砲を喰らったようなブチャイクな顔で驚いている私に、微笑みながら説明してくれます。
その内容はアレでした‥‥‥泣きたい。
ちなみに、ブチャイクな顔はスルーですか?アラン様。
それとも、ブサカワに変換されているのでしょうか?
「魔物討伐は馬に乗ったり
グリフォンに乗ったりしますが
それらから降りて戦うことも
多々あります
特に魔の森の中では
あまり馬は使えませんから
徒歩になります
その時は、私が静香を抱き上げて
移動しますから‥‥‥
私に抱き上げられるコトに
慣れてくださいね」
アラン様、貴方に聞きたい‥‥‥アラン様って、Sなんですか?と。
アラン様って、黒いコトを考えている時が、妙にカッコイイんですよね。
私、悪の魅力に、くらくらします。
これは、変なコトを口にしそうなので、意識を切り替えましょう。
頑張れ私、ファイトだ私、気合だ、根性だ、平常心だ、私。
考えるんだ‥‥頭をピンクから平常な青に戻すために‥‥‥‥。
ああそうか‥‥ラノベ定番の‥魔の森ね。
確かに、森って言葉が表すのは、平坦な道が存在しないコト。
下手したら、馬にも乗れない場所がある所に、行くコトもある。
アラン様、それは、わかります‥‥‥だって、散々ラノベで読んだから。
それなら、私が、歩き回れる体力をつければ良いんですよね。
なんて、思考していたら、アラン様に、唇にキスされてしまいました。
お蔭で思っていたコトを、上手く言えない私です。
「えっ? あっ‥‥‥はい‥
でも‥重くないですか?」
乙女の大事な秘密のひとつ体重は、私のコンプレックスです。
だって、デ‥‥‥ぽっちゃりな私の体重なんて‥‥‥話題にもしたくないです(号泣)。
ここは、美醜逆転の世界じゃないんだもん(涙)。
だから、私は、ブスでチビで、ぽっちゃりの三重苦のままです(号泣)。
アラン様の愛を信じているから‥‥‥何とか隣りに立っているっていう状態ですよ。
3
お気に入りに追加
5,586
あなたにおすすめの小説
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
夫から国外追放を言い渡されました
杉本凪咲
恋愛
夫は冷淡に私を国外追放に処した。
どうやら、私が使用人をいじめたことが原因らしい。
抵抗虚しく兵士によって連れていかれてしまう私。
そんな私に、被害者である使用人は笑いかけていた……
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
【完結】番を監禁して早5年、愚かな獣王はようやく運命を知る
紺
恋愛
獣人国の王バレインは明日の婚儀に胸踊らせていた。相手は長年愛し合った美しい獣人の恋人、信頼する家臣たちに祝われながらある女の存在を思い出す。
父が他国より勝手に連れてきた自称"番(つがい)"である少女。
5年間、古びた離れに監禁していた彼女に最後の別れでも伝えようと出向くと、そこには誰よりも美しく成長した番が待ち構えていた。
基本ざまぁ対象目線。ほんのり恋愛。
亡くなった王太子妃
沙耶
恋愛
王妃の茶会で毒を盛られてしまった王太子妃。
侍女の証言、王太子妃の親友、溺愛していた妹。
王太子妃を愛していた王太子が、全てを気付いた時にはもう遅かった。
なぜなら彼女は死んでしまったのだから。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
獣人国王の婚約者様
棚から現ナマ
恋愛
伯爵令嬢のアイラは国主催のレセプションパーティーに強制的に参加させられる。そこで主賓である獣人の国王ウエンツと目が合った瞬間に拉致されてしまう。それからは国王の婚約者として扱われるのだが、アイラは自分の立場は国王がこの国に滞在している間だけの接待係(夜伽を含む)なのだということを知っている。この国から国王が出て行く時に捨てられるのだと……。一方国王は、番(つがい)が見つかり浮かれていた。ちゃんと周りの者達にはアイラのことを婚約者だと公言している。それなのに誰も信じてはいなかった。アイラ本人ですら自分は捨てられるのだと思い込んでいた。なぜだ!? すれ違ってしまった二人が両想いになるまでのパッビーエンドなお話。
異世界召喚に巻き込まれました
ブラックベリィ
恋愛
気分転換として、巻き込まれモノも書いてみようかと………。
でも、通常の巻き込まれは、基本ぼっちが多いようなので、王子様(笑)を付けてみました。
なんか、どんどん話しがよれて、恋愛の方に傾いたので、こっちに変更ます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる