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召喚されちゃいました

107★疑問に思ったので聞いてみた

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 私は、思い切って疑問に思ったコトを聞いてみる。

 「侍従や侍女、女官とか‥‥‥
  それから、下働きの人達は?」

 私の質問に、アラン様が答えてくれた。

 「侍従や侍女、女官は
  貴族出身なので
  忠誠の誓いをしますよ

  下働きの者達は平民なので
  誠実に己の職務を全うすると
  宣言します

  それによって、雇用されます

  この宣言は、職場で知りえた
  情報を、職場以外の人間に
  話すコトを禁じるという
  制約を受け入れる‥‥‥

  秘主義務を、おう立場だと
  自覚してもらう意味もあります

  だから、私と静香が侍女達の前で
  口付けしていようと
  私の宮以外に知られるコトは
  ありませんよ

  何時も、恥ずかしがっている
  静香に教えますけど‥‥‥」

 アラン様の余計な補足説明に、私は真っ赤になりました。
 ですので、すかさず言いかえしますよ。

 「あっアラン様の‥‥‥
  侍女のみんなが知っている
  というコトじゃないですか‥‥‥

  うっ‥‥‥恥ずかしいですぅ
  人前での口付けは、禁止です
  まもってくださいね」

 私の気持ち(羞恥心)が、共感でき無い(生まれたときから、乳母に侍従に侍女に女官に守護の騎士が、側に侍る生活しか知らない)お父様とアラン様は、首を傾げるだけでした。
 そして、2人が下した結論は‥‥‥。

 「静香の恥ずかしがりやは
  知っていますが‥‥‥

  何度も言いますが
  侍女達は、私と静香の行為を
  誰にも喋りませんよ

  まして、私と静香は、父上に
  婚姻を認められています

  何もやましいコトは
  一切ありませんよ
  ですから、口付け禁止は
  認めません

  なんと言っても、静香は
  可愛いんですから
  口付けしないなんて
  絶対に、無理です」

 堂々とそう言うアラン様に、お父様はクスクスと笑って言う。

 『静香は、乙女だから
  恥ずかしいのだろう

  さっさと、2人の間の
  卵を作れば良いのだ

  私に、可愛い孫を
  抱かせて欲しいな

  静香には、アランと
  頑張って欲しいものだ』 

 お父様もアラン様も、もの凄くイイ笑顔で、何を言ってくれるんでしょうねぇ~‥‥‥(イケメン滅びろ)。

 はぁ~2人して、乙女の羞恥心をがんがん削ってくれますね(ちくせう)。

 でも、常識が違うってわかっているから、これ以上の抗議の言葉を紡ぐことは‥‥‥何も言えないわね(涙)。
 ここは、意識を切り替えます。

 無理矢理話しをピンクなエロから、真面目な青くさいお話しに‥‥‥。
 考えろ私、この魔法の欠点を‥‥‥。 
 あっ、そうだ、精神に作用する魔法(魔族に情報を無意識に渡すなど)を掛けられていたら、何の意味も無いような気がします。

 良し、コレだ、これを話題にしよう。

 「そうそうさっきの誓約で
  疑問に思ったのですが

  反逆や反乱、皇太子の
  挿げ替えなどを狙っている

  貴族や、その協力者の魔族

  この帝国(くに)を
  狙っている他国の魔法使いに

  精神を操る魔法を
  掛けられている場合

  その忠誠の魔法は
  対抗できるんでしょうか?」

 私の問いかけに、アラン様は少し苦笑いを浮かべて言う。

 「静香の指摘は
  相変わらず鋭いですね

  結論から言えば
  対抗出来ません

  魔法使い達や
  近衛騎士団の騎士達

  皇宮騎士団や
  帝都騎士団の一部の騎士に

  任命される前に
  魔法を掛けられた場合は
  無理です

  でも、任命された後なら
  忠誠の誓いが
  魔法に対抗します

  これは、文官も同じです」

 その説明に、私はなるほどと頷く。











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