112 / 378
召喚されちゃいました
099★どうやら、とてつもなく広いというコトを認識しました
しおりを挟むやっと到着したのが、判るのは………。
重厚な扉の前で、ランドール様と騎士様達が立ち止まったから………。
いやぁ~ここまで長かったわぁ~………いや、本当に。
ドツボに入って、あっちでのコトをグルグル思考して、浮上しても到着しないってぐらい遠いんだもんなぁ………。
でも、ようやく到着したようです……ホッ(嬉)。
本当に、銀○伝の新無憂宮(ノイエサンスーシー)並だわ。
あっちは、星間航行技術があるのに、健康な身体に拘って、エスカレーターもエレベーターもオートロードも排除されていたよねぇ~………。
こっちは、魔法があるのにひたすら歩くんだもん。
なんて考える私の目の前で、扉の前に居た数名の騎士様達は、アラン様に恭しく礼をとる。
そして、1人が、扉に向かって言う。
「帝都騎士団団長であり
皇弟殿下であるランドール様
そのご婚約者
第一皇女シオン様ご来場です」
※アランと静香という呼び方は、2人だけの時か、魔法の遮音壁を張っているときだけです。
これからは、紫音はシオンと書きます。
えっえぇぇ~皇帝陛下主催のパーティーみたいに、アラン様と私が着いたコトをこんな風に知らせるなんて………。
この部屋の中に、いったいどのくらいの人数が集まっているのかしら?
それに、もう私の身分は、公式に第一皇女ってコトになっているのね。
アラン様は、まだ、皇弟ってコトになっているんだぁ~………。
何時、公式発表するのかな?
出来るだけ、発表は遅くして欲しいなぁ~………。
まだ、皇太子妃教育を受けていないから………。
どうせなら、ある程度の常識とマナーと知識を手に入れてから、公式発表して欲しいわ。
アラン様に恥じをかかせたくないし、私も恥をかきたくないもの。
こっちの貴族のお嬢様達に、嫌がらせされたくないもの。
間違いなく、私の方が不細工だから………チビでブスで、デ……いやいやぽっちゃりで、容姿端麗からはかなり遠い位置にいるからねぇ~………。
魔力量で勝っているってわかっていても、あの皇子達みたいに容姿に拘る人達って多いと思うのよねぇ~………。
昨日、陛下に会った部屋に居た人達は、魔力量が多い(嫁不足で苦労した)人達だったから、私に好意的だったってわかっているもん。
いやいや、ここで暗くなってどうするの。
アラン様の妻になるって決めたんだから、ここは、気合と根性で乗り切るしかないわ。
私は、養女とはいえ現陛下の唯一の皇女。
私より地位の高い女はいない。
私が、頭を下げる相手は、陛下と婚約者のアラン様だけ………。
あの皇子達の母親は、側室であって正妃というか、皇妃ではないから………私より地位は下でしかないんだから、ガンバレ私。
私の為に、側室達や貴族の令嬢達と戦っても、確実に勝てるように、皇女という地位を用意してくれた陛下の為にも………。
さてと、この会議にあの皇子達が出席しているかどうかで、彼らの本当の地位がわかるよね。
たぶんに、出席できるとは思えないけど………。
いったい、どんな内容の会議になるかは、予想がつかないけど………。
アラン様と一緒だったら、何とかなるって思って、チャレンジするしかないわね。
さあ戦いの幕は開かれるって感じね。
どんな会場なのかな?
テレビ中継されて良く見る国会議事堂みたいな感じなのかしら?
それとも、天は赤い河のほと○の元老院(貴族)と皇帝と皇妃の会議なのかな?
もしくは、王家の紋○の会議みたいな王と貴族な感じなの会議なかしら?
いやいや、あるいはローマ帝国の皇帝と元老院って感じの会議なのかしら?………そういうのも、ありでしょう。
ああなんか、わくわくしてきたわ。
私って、歴史オタク?だったのかな?
ここで、私の異世界生活に新たな1ページ開かれるのよね。
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
5,600
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる