53 / 57
0053★もう我慢できそうにない*side彪煌*
しおりを挟む彪煌は自分の言いなりになり、膝をなんとか立てた悠虎が、身体を微かに振るわせながら、恭順の言葉を紡ぐ姿に、この上ない甘露を味わう。
…………っ…悠虎…そんなセリフ…やべぇー…から…………
…………本当に、わかっていて煽っているように感じちまうぜ…………
…………だが、今の状態の悠虎なら、俺の言いなりになるか?…………
…………ならシックスナインしながら、アナルを慣らしてやるか…………
…………完全に意識が無い状態なら、俺の指三本咥えられるからな…………
…………ギッチギチだけど、三本までいけるんだから、大丈夫のはず…………
…………だからって、まだ味わっていないのにオモチャ使って慣らす気はないしな…………
…………バイブ咥えさせて、慣らすなんて邪道だもんな…………
…………いや、身悶える悠虎も見てはみたいけど…………
…………それはあとでのお楽しみってコトで、まずは順当に…………
…………普通のアナルセックスから楽しみたいしな…………
…………ちゃんと受け入れる気があるんだから、無理や無茶はしない…………
そんなコトを考えながら、彪煌はシックスナインの形で悠虎を組み敷き、手始めにペニスを刺激し、ゆるく勃起させたところで双丘を割り開いて、その奥にある肛門に指先を伸ばす。
まず確かめるように肛門の窄まりを指先で撫でさすった後、彪煌はベッドに投げ置いておいたアナルセックス専用の香油のビンを手に取り、軽く片手で開けて中身を掬い取る。
一連の動作が見えていない悠虎は、肛門の中心を弄られたコトで抵抗と拒絶を見せたが、一瞬でそのすべてを抑え込んで、その必要性を教えながら言い放つ。
「ふふふふ…悠虎、そんなにアナルを弄られるのは怖いか?
だが、十分にほぐさないと、痛い目みるぞ…ココを緩めるんだ
ちゃんと下のお口を開かないと、間違いなく肛門が切れるぞ
俺に丹念に慣らされるなら、小さなかすり傷ていどで済むぞ
無理やり突っ込んで、大きな裂傷作るような無茶はしない
が、抵抗して俺の忍耐を振り切ったら保証できない」
本心からの言葉に、悠虎が抵抗を諦めて、身体の力を抜いてみせたコトを幸いに、彪煌は香油を纏わせた指を、躊躇なく肛門の中心の窄まりへり沈み込ませた。
中指と人差し指を肛門に潜り込ませた彪煌は、容赦なく根元まで一気に咥え込ませる。
ここまで我慢しただけに、そろそろ我慢の限界しを感じての行動だった。
悠虎が、正気のまま初めて味わう指という異物の挿入に啼いているコトを承知で、彪煌はグイグイと腸壁を弄る。
腸壁の弾力と、肛門の輪の筋肉の締め付けに、彪煌はゴキュッと喉を鳴らした。
その音を耳にした悠虎は、再び身体をビクンッと震わせたが、無抵抗のまま、まるでその行為に縋るかのように、一心に自分の口を占領するペニスを舐め啜るのだった。
そうすることで、これからされるコトへの恐怖を振り払うように…………。
自由を奪い、強制的な性行為でもって蹂躙する自分に、甘えさえ見せ始めた悠虎に、彪煌は自分の中の欲情が限界いっぱいにまで高まったコトを自覚し、舌打ちする。
…………っ…もう我慢できそうにないな…この手の中に悠虎が居る…………
…………俺にアナルを弄られても、許諾する姿勢をみせる…………
…………だが、まだ指二本だ…せめて三本……その前に射精させてやろう…………
…………ちゃんと快楽をあじあわせてやらないとな…………
…………無垢で初心な悠虎には、最初はちよっとキツイだろうが…………
…………ちゃんと、アナルセックスは気持ち良いと教えてやらないとな…………
湧き上がった強烈な欲情をねじ伏せ、彪煌は悠虎の前立腺を探り、そこを刺激されるコトで味わえる快楽を教える。
腰を振り、与えられる強い快楽に怯えて無意識に抵抗する悠虎に、既に我慢の限界を迎えた彪煌は容赦なく追い上げにかかった。
…………まだだ…まだ…悠虎は、俺を受け止めきれない…………
…………くそっ…そんなに可愛く啼くな…堪らないだろう…………
強烈な刺激に付いて行けず、身体の感覚に引き摺られるままに腰を淫らに振って射精し、失墜した悠虎のペニスを慰撫するように吸い上げれば、その感覚に耐えられずに悠虎が軽く意識を手放す。
意識を手放したことで、悠虎は完全に無防備な肢体を晒す。
その姿に惹き付けられるが、眩暈のような誘惑を振り切り、彪煌は悠虎の肛門へ三本目の指も揃えて、躊躇うコトなく根元まで挿入する。
強烈な餓えにも似た欲情に、彪煌は抗いながら、性急に異物を咥え込むコトを慣らそうと三本の指を蠢かした。
容赦なく前立腺も嬲り、三本の指を咥えるという感覚を無理やり馴染ませる。
彪煌にとってはこの上もなく可愛い声で啼く悠虎に、自分の中の限界値が振り切れたコトを悟り、少し掠れたひときわ低い声で言い放つ。
「そのうちに、三本も慣れる…じゃないと俺の咥えられないぞ
もう少し我慢しろ…俺も挿入たいのを我慢しているんだ」
自分でも思いのほか低い声だと感じたが、もはやこの衝動を抑えるコトは出来ないところまで来ているのを感じ、彪煌は慣らすコトを優先する。
唇を噛み締め、受け入れる姿勢を見せる悠虎の健気さに、自分の中から湧き上がる欲情という名のケダモノと、優しく愛でたいという思いが反発しあって、かろうじてバランスを保っているのだ。
ギリギリの線で欲望のままに突っ込むという醜態をさらさないで済んでいた彪煌は、まだ正気が残っているうちにと悠虎に宣言する。
「ごめんな悠虎…もう、流石に我慢できない
お前が啼いても喚いても、もうこの衝動は止まらないから………」
…………もうダメだ……つーか、よく頑張った、俺…もういいよな…………
…………ちゃんと慣らしたし…なんであれ三本咥えて平気だったんだから…………
…………あとは、ちゃんとたっぷりの香油を垂らせば大丈夫なはず…………
…………ただ、それでも傷付けるかもしんねぇーけど…限界だぁ~…………
0
お気に入りに追加
261
あなたにおすすめの小説


身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる