煉獄の中の溺愛

ブラックベリィ

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0053★もう我慢できそうにない*side彪煌*

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 彪煌あきらは自分の言いなりになり、膝をなんとか立てた悠虎ゆうとが、身体を微かに振るわせながら、恭順の言葉を紡ぐ姿に、この上ない甘露を味わう。

 …………っ…悠虎ゆうと…そんなセリフ…やべぇー…から…………
 …………本当に、わかっていて煽っているように感じちまうぜ…………

 …………だが、今の状態の悠虎ゆうとなら、俺の言いなりになるか?…………
 …………ならシックスナインしながら、アナルを慣らしてやるか…………

 …………完全に意識が無い状態なら、俺の指三本咥えられるからな…………
 …………ギッチギチだけど、三本までいけるんだから、大丈夫のはず…………

 …………だからって、まだ味わっていないのにオモチャ使って慣らす気はないしな…………
 …………バイブ咥えさせて、慣らすなんて邪道だもんな…………

 …………いや、身悶える悠虎ゆうとも見てはみたいけど…………
 …………それはあとでのお楽しみってコトで、まずは順当に…………

 …………普通のアナルセックスから楽しみたいしな…………
 …………ちゃんと受け入れる気があるんだから、無理や無茶はしない…………

 そんなコトを考えながら、彪煌あきらはシックスナインの形で悠虎ゆうとを組み敷き、手始めにペニスを刺激し、ゆるく勃起させたところで双丘を割り開いて、その奥にある肛門に指先を伸ばす。

 まず確かめるように肛門の窄まりを指先で撫でさすった後、彪煌あきらはベッドに投げ置いておいたアナルセックス専用の香油のビンを手に取り、軽く片手で開けて中身を掬い取る。

 一連の動作が見えていない悠虎ゆうとは、肛門の中心をいじられたコトで抵抗と拒絶を見せたが、一瞬でそのすべてを抑え込んで、その必要性を教えながら言い放つ。

「ふふふふ…悠虎ゆうと、そんなにアナルをいじられるのは怖いか?
 だが、十分にほぐさないと、痛い目みるぞ…ココを緩めるんだ

 ちゃんと下のお口を開かないと、間違いなく肛門が切れるぞ
 俺に丹念に慣らされるなら、小さなかすり傷ていどで済むぞ

 無理やり突っ込んで、大きな裂傷作るような無茶はしない
 が、抵抗して俺の忍耐を振り切ったら保証できない」

 本心からの言葉に、悠虎ゆうとが抵抗を諦めて、身体の力を抜いてみせたコトを幸いに、彪煌あきらは香油を纏わせた指を、躊躇ちゅうちょなく肛門の中心の窄まりへり沈み込ませた。

 中指と人差し指を肛門に潜り込ませた彪煌あきらは、容赦なく根元まで一気に咥え込ませる。
 ここまで我慢しただけに、そろそろ我慢の限界しを感じての行動だった。

 悠虎ゆうとが、正気のまま初めて味わう指という異物の挿入そうにゅうに啼いているコトを承知で、彪煌あきらはグイグイと腸壁をまさぐる。

 腸壁の弾力と、肛門の輪の筋肉の締め付けに、彪煌あきらはゴキュッと喉を鳴らした。

 その音を耳にした悠虎ゆうとは、再び身体をビクンッと震わせたが、無抵抗のまま、まるでその行為にすがるかのように、一心に自分の口を占領するペニスを舐め啜るのだった。

 そうすることで、これからされるコトへの恐怖を振り払うように…………。
 自由を奪い、強制的な性行為でもって蹂躙する自分に、甘えさえ見せ始めた悠虎ゆうとに、彪煌あきらは自分の中の欲情が限界いっぱいにまで高まったコトを自覚し、舌打ちする。

 …………っ…もう我慢できそうにないな…この手の中に悠虎ゆうとが居る…………
 …………俺にアナルをいじられても、許諾する姿勢をみせる…………

 …………だが、まだ指二本だ…せめて三本……その前に射精させてやろう…………
 …………ちゃんと快楽をあじあわせてやらないとな…………

 …………無垢で初心な悠虎ゆうとには、最初はちよっとキツイだろうが…………
 …………ちゃんと、アナルセックスは気持ち良いと教えてやらないとな…………

 湧き上がった強烈な欲情をねじ伏せ、彪煌あきら悠虎ゆうとの前立腺を探り、そこを刺激されるコトで味わえる快楽を教える。
 腰を振り、与えられる強い快楽に怯えて無意識に抵抗する悠虎ゆうとに、既に我慢の限界を迎えた彪煌あきらは容赦なく追い上げにかかった。

 …………まだだ…まだ…悠虎ゆうとは、俺を受け止めきれない…………
 …………くそっ…そんなに可愛く啼くな…堪らないだろう…………

 強烈な刺激に付いて行けず、身体の感覚に引き摺られるままに腰を淫らに振って射精し、失墜した悠虎ゆうとのペニスを慰撫するように吸い上げれば、その感覚に耐えられずに悠虎ゆうとが軽く意識を手放す。

 意識を手放したことで、悠虎ゆうとは完全に無防備な肢体を晒す。
 その姿に惹き付けられるが、眩暈のような誘惑を振り切り、彪煌あきら悠虎ゆうとの肛門へ三本目の指も揃えて、躊躇ためらうコトなく根元まで挿入そうにゅうする。

 強烈なかつえにも似た欲情に、彪煌あきらあらがいながら、性急に異物を咥え込むコトを慣らそうと三本の指を蠢かした。
 容赦なく前立腺もなぶり、三本の指を咥えるという感覚を無理やり馴染ませる。

 彪煌あきらにとってはこの上もなく可愛い声で啼く悠虎ゆうとに、自分の中の限界値が振り切れたコトを悟り、少し掠れたひときわ低い声で言い放つ。

「そのうちに、三本も慣れる…じゃないと俺の咥えられないぞ
 もう少し我慢しろ…俺も挿入いれたいのを我慢しているんだ」


 自分でも思いのほか低い声だと感じたが、もはやこの衝動を抑えるコトは出来ないところまで来ているのを感じ、彪煌あきらは慣らすコトを優先する。

 唇を噛み締め、受け入れる姿勢を見せる悠虎ゆうとの健気さに、自分の中から湧き上がる欲情という名のケダモノと、優しくでたいという思いが反発しあって、かろうじてバランスを保っているのだ。

 ギリギリの線で欲望のままに突っ込むという醜態をさらさないで済んでいた彪煌あきらは、まだ正気が残っているうちにと悠虎ゆうとに宣言する。

「ごめんな悠虎ゆうと…もう、流石に我慢できない
 お前が啼いても喚いても、もうこの衝動は止まらないから………」

 …………もうダメだ……つーか、よく頑張った、俺…もういいよな…………
 …………ちゃんと慣らしたし…なんであれ三本咥えて平気だったんだから…………

 …………あとは、ちゃんとたっぷりの香油を垂らせば大丈夫なはず…………
 …………ただ、それでも傷付けるかもしんねぇーけど…限界だぁ~…………








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