煉獄の中の溺愛

ブラックベリィ

文字の大きさ
上 下
52 / 57

0052★そろそろマジでヤバイ

しおりを挟む
 悠虎ゆうとは、ズルリっと肛門へと潜り込んで来た指の感触に、腰を震わせて無自覚の抵抗を示す。
 が、見えない上に、そういう知識が限りなく少ない為、今自分がされている行為を、説明以上に知るコトは出来なかった。

 …………肛門に指…突っ込まれた…なんで…こんなに簡単に入るんだ?…………
 …………ものすげぇー気持ち悪いけど…取り敢えず、痛くはない…………

 …………けど…マジで言葉に言い表せないぐらい気持ち悪い…………
 …………耐えろ俺…ここで下手な抵抗して…煽っちまったらヤバイ気がする…………

 悠虎ゆうとが素直に慣らしの行為に耐えているコトを確認し、彪煌あきらはそのまま肛門をいじられるという感覚を教える為に、継続して腸壁を撫でながら指の出し入れをゆるゆるとする。

 アナルセックスを受け入れられるように、肛門の輪を構成する筋肉をやわやわと緩め、異物である指を受け入れるコトを馴染ませる。

 その行為に恐怖を感じたコトで、まるでその感覚から逃げるかのように、悠虎ゆうとは口にした彪煌あきらのペニスに、積極的に愛撫をする。

 とは言っても、性行為というモノにうと悠虎ゆうとなので、教えられたコト以上のことは出来なかった。
 たた指先でオズオズとまさぐり、口腔へと咥え込んでは、口から出して舐めるというコトを繰り返していた。

 指二本を肛門に挿入され、直腸の腸壁を撫でられる行為に馴染み出す。
 それを見計らって、彪煌あきら悠虎ゆうとがもっとも感じられるだろう前立腺へと指先を伸ばす。

 そこをなぶってやれば、男なら大抵の者がその強い刺激に逆らえずに、快楽に押し流されて射精する場所を、指の腹で撫でまさぐってやる。

 途端に、強風に煽られた瑞枝のごとく、悠虎ゆうとは身体をしならせて腰をビクンッビクンッと震わせた。

「良い子だ悠虎ゆうと…ほら、ここをいじられると気持ち良いだろう
 ここはそういう場所なんだ…感じて当然の場所だ
 たっぷりと刺激してやっから、射精しちまえ」

 前立腺への刺激に、素直に反応して勃起した悠虎ゆうとのペニスを揉み扱きながら、彪煌あきらは射精をうながす。

 流石に、その行為がキツイと感じた悠虎ゆうとは、彪煌あきらの怒張したペニスへの口淫を中断して訴える。

「…あっ……やめっ…げほっ……やっ………それ…キツイ……やだっ……
 あぁぁぁぁぁ~…うっんんんん……だめっ…ぃやぁぁぁぁぁ~………」

 口淫をやめたコトで、悠虎ゆうとの生の声を聞き、ますます気を良くした彪煌あきらは、クスクスと嗤いながら前立腺への刺激を強めた。

 ハクハクと口を開いたり閉じたりするものの、急速に高められた性感に追い付かず、腰を淫らに振りながら、悠虎ゆうと彪煌あきらが望んだ通りに、腰を振りながら絶頂を迎えて射精する。

 そのすべてを口腔へと捉え、射精で出し切れなかったモノさえちゅぅーっと吸い上げてやる。
 その強烈な射精感に、悠虎ゆうとは軽く失神状態へと陥る。

 完全に意識を落としているわけではないが、高められた射精感とあじあわされた強烈な快感に、溺れてしまったのだ。

 意識が半分飛びかけて、茫然自失な状態になつたコトを良いことに、彪煌あきらは二本の指を一度引き出し、薬指を添えて再び肛門へと沈み込ませる。

 だいぶ綻んだ蕾みだが、いかに香油による滑りの助けがあろうとも、流石に三本の指を飲み込むのは無理があった。

「…んぅぅ…くっ……あぁぁ~……ひぃぃぃ~……やっ…ムリっ………
 やめっ……うぐぅぅ…キツイ…から……いやだっ…ゆるしてぇぇ~……
 いやぁぁぁぁ~……ひいっ……」

 泣き言を口にして訴える悠虎ゆうとあわれをさそう言葉に、嗜虐心を誘われた彪煌あきらは、萎えた悠虎ゆうとのペニスを舐めしゃぶりながら、聞こえないフリで三本の指を根元まで咥えさせた。

「………うぐぅぅぅ……ひぃ~……ゆるして…いや…ゆるしてぇぇ~………
 いたい…切れちゃうよぉ…痛いよ…無理だから……いや…勘弁してぇ…」

 苦し気に訴える悠虎ゆうとに、三本の指をバラバラに蠢かしながら、彪煌あきらは咥えていたペニスを離して言う。

「そのうちに、三本も慣れる…じゃないと俺のモノを咥えられないぞ
 もう少し我慢しろ…俺も挿入いれたいのを我慢しているんだ」

 そのセリフに、悠虎ゆうとは背筋にひんやりとしたモノが這い降りるのを感じて震える。

 …………そうだった…肛門に…コレを突っ込まれるんだ…………
 …………指と紫條しじょうさんのペニスの大きさって…………

 三本の指を束ねたモノと、今自分が口にしている彪煌あきらのペニスの大きさを考え、悠虎ゆうとはガックリする。
 覚悟を決めてしまえば、アナルセックスをされるコト自体は諦めを感じられるが、それにともなうだろう痛みを思い、悠虎ゆうとは涙を呑んで口を閉じる。

 …………少なくとも口に咥えられるぐらいの大きさだよな…………
 …………つっても、俺のモンとじゃ大きさが違い過ぎる…………

 …………こうなったら、少しでも傷付かないようにしないと…………
 …………再来週に最終レギュラー選抜あるんだよなぁ…………

 そのコトを思い出した悠虎ゆうとは、這い上がる恐怖と肛門を限界いっぱいまで拡げられるコトで味わうピリピリとした痛みに唇を噛み締めるのだった。

 クッと唇を噛み締め、身体の力を抜いて、少しでも傷付かないようにと本能的に行動する悠虎ゆうとに、彪煌あきらはシックスナインをく。

「ごめんな悠虎ゆうと…もう、流石に我慢できない
 お前が啼いても喚いても、もうこの衝動は止まらないから………」

 そう言い放った彪煌あきらは、悠虎ゆうとの脚を膝を折り曲げるように限界まで開き、抑え込む。

 そして、肛門を慣らす時に使った香油のビンを再び手に取り、その大半を悠虎ゆうとの股間へと垂らし、残りを自分の怒張したペニスへと振り掛けるのだった。










しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

王子様は愛されすぎる

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:19

お風呂で溺死したら異世界転移!? まぁ、なんとかなるか!!

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:78pt お気に入り:1,737

もしも最強の無法者が銀髪碧眼幼女になったら

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:72

現代に転生した勇者は過去の記憶を取り戻し、再び聖剣を持って戦いへ赴く

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:68

ゲームにはそんな設定無かっただろ!

BL / 完結 24h.ポイント:213pt お気に入り:1,069

捻じ曲った欲望の果て

大衆娯楽 / 連載中 24h.ポイント:85pt お気に入り:14

重い愛

恋愛 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

処理中です...