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0051★これは一時の気の迷いのあやまち
しおりを挟む膝を立てた悠虎は、無防備に身体を差し出す。
この恥辱と苦痛の時は、自分を捕らえた男が飽きれば終わると信じて…………。
恭順を示す為に、悠虎は言葉をつむぐ。
「……いいなりに…なるから…乱暴には…しないで…ください………」
その言葉に、あやうく彪煌は欲望のまま悠虎の身体を貪り喰らいたい要求に呑まれかけて自戒する。
「…っ……そんな言葉を…簡単に口にするな…俺の抑えがきかなくなる
けど、マジで可愛いな悠虎は…ふふふふ
良い子なお前には、たっぷりと愛撫を与えてやろう
その代わり、悠虎も俺のモノを舐めしゃぶってもらうぞ
つーことで、抱き付かれるのも楽しいが、この腕を離して良いぞ
悠虎がちゃんと、俺のモノを受け入れられるようにしてやる」
そう言って、彪煌は一度悠虎の身体を解放する。
そして、目隠しのセイで見えていない悠虎の顔の上にまたがり、俗に言うシックスナインの形に組み伏せる。
何をされているかわからず戸惑う悠虎に、腰をガッチリと抱いて彪煌は言う。
「シックスナインって言葉、知っているか?」
唐突な質問に、そういうコトに疎い悠虎は首を振る。
「えっと…知らない…です…それってなんですか?」
…………シックスナイン…ってなんだ?…わからないんだけど………
…………もしかして、性的な用語のひとつなのかな?…………
首を振る時に、唇に何かが触れたコトで、悠虎は内心で小首を傾げていた。
「文字通り、数字の6と9の姿をとるコトを言うヤツだ
一般的には男女でするコトだけどな………ってコトで、こういうコトだ」
そう言い放って、腰を逃げないように抱いていた彪煌は、悠虎の淡い草叢に沈み込んでいたペニスをそっと口腔へと導き入れて、舐める。
その刹那、与えられたモノにびっくりした悠虎は踠きかけるが、ガッチリと腰を抑えてペニスに愛撫を与えられ、腰砕けになる。
…………えっ…えっ…えぇぇぇぇ~……もしかしなくても口でしてる?…………
…………つーことは、俺もしないといけないのか?…………
…………6と9を人に例えて……ってそういうコトなのか…………
…………ようするに、口で互いの性器を愛撫するコト…………
それを自分が要求されていると理解した悠虎は、首を振った時に触れたモノが、男のペニスであるコトを知る。
…………どうせ、さっき口に咥えさせられたし…喉まで入れられた…………
…………下手に逆らって嬲られるのはごめんだ…………
ゴキュッと喉を鳴らした悠虎は、自発的にソッと手を彷徨わせて、彪煌の怒張したペニスを手にする。
そして、自分がされているように、唇を開いて素直にその先端を口腔へと導いた。
興奮から怒張してカウパーを滲ませているペニスを自分から咥えた悠虎に、彪煌は喉を振るわせる。
一度ペニスを口腔から出して命令する。
「良い子だ悠虎…お前は覚えが良いな
そのまま、俺が良いとというまで舐めしゃぶっていろ
まぁ…さっきみたいな無理はしなくて良いぞ
悠虎は初心者だからな
お前のアナルが十分ほぐれるまで、そうしてしゃぶっていろ
手も使ってみろ……派手な抵抗しなきゃ好きにしてていいぞ」
そう言い放つと同時に、彪煌は少し芯を持ち出した悠虎の唾液に濡れたペニスを揉み扱きながら、キュッと窄まる菊の蕾みのようなアナルに食指を伸ばす。
グイッと腰を抱き込み、股間を押し開いて、その奥にある双丘へと指先を滑らせる。
その肌を滑る指の感触に、悠虎はビクンッと腰を震わせる。
…………ぐっ…やっぱり…肛門…弄るんだ…うぐぅ…………
…………目で見て確認したわけじゃねぇーけど…デカイよなぁ…………
…………こんな大きさのモン…肛門に突っ込むのか?…………
…………指で弄られただけで…気持ち悪いし…悍ましいのに…………
…………だからって、もう逃げようがないのもたしかだ…………
…………抵抗して、手加減なしに無理やり突っ込まれたら…………
そう思い、悠虎がゾッとしたところに、彪煌が双丘の狭間の奥にある硬い蕾みの中心を指先で撫でて刺激する。
恐怖にかられて、無意識に腰を振って、拒絶を叫ぼうとする。
が、それをいち早く察した彪煌は、悠虎が自分のペニスを咥えているコトをいいことに、クッと腰を押し付けて、拒絶の言葉を奪う。
「ふふふふ…悠虎、そんなにアナルを弄られるのは怖いか?
だが、十分にほぐさないと、痛い目みるぞ…ココを緩めるんだ
ちゃんと下のお口を開かないと、間違いなく肛門が切れるぞ
俺に丹念に慣らされるなら、小さなかすり傷ていどで済むぞ
無理やり突っ込んで、大きな裂傷作るような無茶はしない
が、抵抗して俺の忍耐を振り切ったら保証できない」
そう言われて、悠虎は身体に無意識に入った力を抜いて、恭順をしめした。
…………冗談じゃない…そんな無茶されたら確実に傷付く…………
…………悍ましくても、気持ち悪くても、我慢しなきゃ…………
…………きっと、俺を好きって感情も、一時の気の迷いに決まってる…………
…………たまたま女に飽きを感じたから、俺を性欲対象にしたに違いない…………
…………だから…ほんの少しの間だけ…我慢すればイイ…………
…………紫條さんが…俺の身体に興味を失うまで…………
…………今のコレは、青春のあやまちってヤツだ…………
…………うぐっ…指が…肛門の中に………いやだぁぁぁ~…ンぅ…………
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