煉獄の中の溺愛

ブラックベリィ

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0041★もう流されるしかない

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 悠虎ゆうとはゆっくりとペニスを揉み撫でられ、腰を振るわせる。

 …………さっきのはなんだったんだろう?…………
 …………今は掌でやわやわと揉んだりしている…よな…………

 …………肛門を悪戯されてないし…ペニスだけだから…………
 …………そんなに怖くないし…気持ち悪くも無い…………

 …………かえって、手でいじられるだけなら気持ち良いかも…………
 …………肛門を使った…アナルセックスっていうのされるんだろうな…………

 …………ただ、俺も気持ち良くなるようにしている…………
 …………って…ことは、イジメではないんだよね…………

 …………他に気配らしきモノも無い?…ひとりだけみたいだし…………
 …………俺を好きなのかな?……恋愛感情ってよくわからない…………

 …………俺自身、好きな人、嫌いな人っていうのは、あるけど…………
 …………好きな人は紫條しじょうさんとか紅條くじょうさん…………

 …………大事なのは妹の悠美ゆみと弟の悠希ゆうき…………
 …………でもって、神崎夫妻は……ちょとうらやましさはあるけど…………

 …………妹達を引き取って大事にしてくれているから…………
 …………たぶん好きな人より…ちょっとだけ…好きじゃない…………

 …………それは、俺が出来なかったコトを…したかったコトを…………
 …………妹達をまもれる力があるから…………

 …………っ…また…なんか湿ったモノが…俺のペニスを撫でた…………
 …………くぅぅぅぅ~……なに?…あたたかいモノに包まれた…………

 彪煌あきらはおとなしくしている悠虎ゆうとのペニスを口腔に咥え込み、おどかさないようにそろそろと舌で舐め唇でやんわりと食む。

 …………あたたかくて湿っている…のって…まさか…………
 …………もしかして……口…なのかな?…じゃあさっきのは…………

 …………あのぬめっとした弾力のあったのって…舌なのか?…………
 …………そんなコトする?……いや、でも男女間ではあったはず…………

 …………たしか…フェラ……とかいうヤツ?…口で愛撫する…………
 …………もしかしなくても…それを…している?…俺のペニスに…………

 悠虎ゆうとは、今されている行為がどういうモノかを自覚し、愕然とする。
 人並みほどの知識は無くても、クラスメート達の猥談は耳に入るモノなのだ。

 男女間の行為を…誰それと誰が付き合った、どこそこでっていたなどの断片的な知識でも、性知識は性知識として入っていたらしい。
 その知識から、今自分がされているモノが口腔で愛撫するモノだと知るコトが出来た悠虎ゆうとは、もの凄く驚いていた。

 …………確かに無理強いだけど…俺を好きだと思って良い?…………
 …………怖いけど…紫條しじょうさんだと思って良いのかな?…………

 悠虎ゆうとは施される口淫に感じて、無自覚に腰を揺する。
 生理的な反応ではあるものの、受け入れつつある悠虎ゆうとは、無自覚なまま声を上げていた。

 傍目には小さなうめき声だが、確かに悠虎ゆうとは感じて腰を振り、僅かなりとも嬌声を放っていた。
 そんな悠虎ゆうとの心境や身体の変化に気付けない彪煌あきらは、中々反応しないコトに焦れてしまう。


 中々勃起しない悠虎ゆうとのペニスに彪煌あきらは軽く歯を立てる。

 …………ひっ……やだっ………怖いっ…………

「……ンゥウ………ウン……」

 カプカプとペニスを甘咬みされ、悠虎ゆうとは恐怖に身体を引き攣らせ、彪煌あきらを怒らせないようにという無意識の思いから首をゆるゆると振って身体を震わせる。

 …………怒らないで…噛まないで……怖いよ…痛いのはイヤだっ…………
 …………助けて…どうしたら…怒らせなくて済むんだ?…………

 …………何に怒ったのかな?……抵抗してないよ…どうして?…………
 …………こんな状態で……どうやって…訴えれば良いんだろう?………


 …………逆らわないから…言うコト訊くから…イジメないで…って…………
 …………これが紫條しじょうさんなら…俺の顔色を読んでくれるのに…………

 彪煌あきらはそんな悠虎ゆうとの様子をつぶさに観察し、双眸を細めてる。
 悠虎ゆうとの表情から恭順を読み取り、ふっと嗤って、舌先を尖らせて尿道や先端の窪みなどに淫猥な愛撫を施し始める。

 …………えっと…伝わった?…怒ってない?…でもって…………
 …………やっぱり、温かく包んだモノは口の中で…………

 …………ペニスを撫でた、湿った弾力のあるモノは舌だったんだ…………
 …………っ……舌先で?…つつかれると…変な感じが…………

 そう知覚した途端、悠虎ゆうとの身体がピクンッと戦慄く。
 悠虎ゆうとは腰から走った甘い刺激に呆然とする。

 …………な…ん…だ……今…のは……なんだったんだ…………
 …………今の電流がピリッて走ったような感覚は…なに?…………

 …………下腹の奥から…むず痒いような何かが走った…………
 …………やだっ…勝手に腰が跳ねる…刺激されると震えちまう…………

 彪煌あきら悠虎ゆうとの、快感という刺激で受けた感覚への反応を手掛かりに、更に同じようなコトを数回繰り返す。
 と、やはり悠虎ゆうとはその度に腰を震わせて、淫らなダンスを踊る。
 腰から身体の奥へと走る、ビリッとした感覚に翻弄されて腰砕けのようになる。

 …………何なんだ…これは………なに…あうっ…くぅっ……ひっ…………
 …………なんか…くる…腰の奥の方から……ゾワゾワしたモノが…………

 感じ始めたコトを確認した彪煌あきらは、今度はちゃんと勃起したコトを褒めるように、先端の窪みに口付けて、ご褒美とばかりにチュッと吸い上げてやる。











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