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0035★恥辱に耐えられず現実逃避の妄想に逃げる
しおりを挟む抵抗が殆ど無くなった身体に、クッと喉で嗤いながら、まだ、誰にも蹂躙されたコトの無い、完全無垢な悠虎のアナルの直腸壁を指の腹で優しく撫で上げる。
同時に、悠虎のペニスを握り込み、やんわりと揉み扱き出す。
意識がある状態で、そういう肉体的な快楽を知らない悠虎の身体は、与えられた刺激に強ばるが、先程のような激しい踠きはなかった。
…………うぐっ…撫でてる…気持ち…悪いのに…変な感じがする…………
…………嗚呼…これが…こんな…コトしてるのが…紫條さんだっら…………
…………理解ってる…それがありえない…妄想だって…………
…………でも………そうだったら……こんなに…つらくないのに…………
…………もし…紅條さんに…紫條さんを恋愛的に…好きか?…………
…………って聞かれたら…それはわからないけど…………
…………アナルセックス?を…強要されても…イヤじゃない…………
…………と思う……まだ…今は本当にしたコトないけど…………
…………嗚呼…コレが現実逃避だって理解っている…………
…………そうでもしないと…俺の…こころが…もたない………
…………怖いよ紫條さん……助けてよ…助けてぇ…………
…………この手は…俺を弄る手は…紫條さんの手…………
悠虎は自分の恐怖でひしゃげかけた精神を守る為に、ただひたすらに現実逃避をはかるだけだった。
それ故に、ただただ、本当に無意識からの条件反射による弱々しい、ピクピクと身動く程度の抵抗しかなかった。
現実逃避にくわえ、意識がない時にさんざん彪煌の手と道具で、モノを咥え込むコトをアナルに教え込まれて、慣らされていたコトで、抵抗が薄くなっていたが故だった。
そう、本人が知らないだけで、身体は彪煌の行為を当然のコトとして受け入れつつあるのだ。
それを、悠虎の現実逃避が助けていた。
素直に反応する身体に感心をしつつ、彪煌は悠虎の首筋を舐め上げて、その耳孔に囁く。
「ふふふふ…………初心な悠虎は可愛いねぇ………
たった、これだけで、こんなに硬直するなんてね
下のお口も可愛いね、キュッと窄まって俺を指を締めているよ
ここに咥え込まれたら、気持ち良いだろうねぇ~…………」
愛し気に囁きながら、彪煌は指先だけを少し埋めていた中指をそのまま更に、ズズッと第一関節を越えて第二関節まで埋め込む。
「悠虎の中は温かいね…それでいて、ねっとりと絡みつく」
彪煌は、自分の指が感じる直腸内の温かさに喉を鳴らす。
が、指を挿入られた悠虎は、その強烈な異物感と恐怖と悍ましさに、身体をガクガクと震えさせながら、苦し気に呻く。
「……グゥ…………ウ…………ンンンンン…………」
…………ひぃぃぃ~…イヤッ…怖い…怖いよ…紫條さん…………
…………うぅぅ……この手は…入れられている指は…紫條さんの指…………
悠虎は口惜しけに喉を鳴らし、嫌悪感から暴れかけるが、両腕を縛られ、目隠しと猿轡を嵌められた状態で、しっかりと彪煌に抱き込まれている為に、身動くコトすら出来なかった。
ただただ、蹂躙行為を受け入れさせられるだけだった。
…………やだっ………気持ち悪いっ………撫で…られてる…………
…………直腸の壁を弄られてるの……わかるっ…………
…………助けてよ…紫條さん………ぅぅぅっ…ぐぅぅ…吐き気がする…………
直腸壁を指の腹が撫でる感触の気色悪さに、イヤイヤと首を振って拒絶を示す悠虎に、彪煌は笑みを口端に張り付かせたまま、埋めた中指を中でクリクリと動かしつつ囁く。
「そう足掻くなよ…俺の中のケダモノが刺激されてしまうよ
温かい悠虎の中に挿入たくてしょうがないんだから
でも、悠虎はココにモノを咥え込むのは、初めてだもんね
おとなしくしてれば、丁寧に馴染ませてあげるよ
ちゃんと悠虎も気持ちイイって感じられるようにしてあげる
さて、ここで質問だよ悠虎
もう精通は済んでいるかな?夢精をしたコトはあるかな?
射精経験があるなら……そうだね、この中を締めてごらん
ウンチを排泄する時みたいに、気張ってごらん
直腸の中の排泄物を絞り出すみたいにするんだよ
くすくす………出来るかな?」
彪煌は、悠虎の直腸の腸壁を指の腹で軽く撫で続け続けながら、優し気な猫撫で声て、無茶な要求をする。
その質問に対する答え方を囁かれた瞬間、悠虎は身体をビクンッとさせて、無理だと首を振る。
そんな悠虎にクスクスと嗤いながら囁く。
「ふふふふ…………流石に、自分の意思で直腸を絞るのは
まだまだ無理みたいだね…いいよ…手間は許してあげるよ
その代わり、アナルに挿入た俺の指を感じてごらん
悠虎の直腸壁を撫でる指の感覚を追うんだよ」
そう囁いて、彪煌は直腸壁を、丹念に、それでいて淫猥に撫で上げて行く。
指という異物を咥え込む感覚を教える為に…………。
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