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0090★現世での神護の日常8 ホタルは物珍しくてしょうがない
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神護は、ホタルと心話をしながら部屋からでて、弟・真三郎と双子の妹優香と唯香が待つ階下へと降りる。
リビングに入ると、竜治が片手を上げる。
神護もそれに応えながら言う。
「悪かったな、竜治……
あ…俺にもコーヒー頼む」
と、そう言うと思っていた唯香が、少し何時もよりミルク多めのコーヒーを差し出す。
「サンキュー……んじゃぁ~………
これ飲んだら出発するかぁ」
そう言って、飲みごろに作られたコーヒーをくいぃーと飲み干すのを見計らって竜治が言う。
「神護、今日のネズミーランド
みんな来るそうだよ」
「へっ?」
「神護が降りて来る前に
美姫が確認の電話を寄こした」
それで神護も直ぐに理解する。
何時ものメンバー……そう、修学旅行でも一緒のグループで行動していたメンバーが、美姫を筆頭に集まっていることを………。
「で、どこで合流?」
「駅だって……ネズミーランド前で
待ち合わせなんてしたら……
ナンパされ放題だからね
美姫達は、見掛けだけは美人だからね
綺麗系に、可愛い系に、お姉ぇ様系と
ぜんぶ揃ってるからね
いくら、武虎君でも対処に困るでしょ……」
「そうだな、水鳥も可愛い系の男の子だし……
慶治は、見た目ナンパ系だからなぁ………」
そう言い合いながら、ぞろぞろと玄関から出て、真三郎が鍵を掛けた。
戸締りを確認し、神護達は駅に向かって歩き出した。
見慣れた駅までの道のりを、神護の肩に止まったホタルはキョロキョロと楽しそうに見回していた。
[これが マスターの住む世界
私の知る世界と 全然違う
今のところ 敵はいなそうですね]
[ああ、文明文化から進化のしかたも
全然違うからな
生態系もかなり違うと思うぞ
………ん、大丈夫だな]
神護も自然体で周辺を警戒しながら、駅に向かう。
ふぅ……竜治も、真三郎以上に
霊能力が高いけど……
どうやら、肩に乗っているホタルの存在に
まるっきり気付いてないな………
うぅ~ん、美姫も美亜も……武虎……って………
やっぱり、ホタルに気付いてないな
そんな風に確認している間に、駅に到着し、待っていたメンバーが合流する。
それぞれが挨拶を交わし、ネズミーランドへの切符を購入し、電車に乗るのだった。
あとは、目的地までのほほんとくだらない会話を楽しむ彼らだった。
肩に乗ったホタルは、嬉々として周囲を見回していたのは当然のことだった。
リビングに入ると、竜治が片手を上げる。
神護もそれに応えながら言う。
「悪かったな、竜治……
あ…俺にもコーヒー頼む」
と、そう言うと思っていた唯香が、少し何時もよりミルク多めのコーヒーを差し出す。
「サンキュー……んじゃぁ~………
これ飲んだら出発するかぁ」
そう言って、飲みごろに作られたコーヒーをくいぃーと飲み干すのを見計らって竜治が言う。
「神護、今日のネズミーランド
みんな来るそうだよ」
「へっ?」
「神護が降りて来る前に
美姫が確認の電話を寄こした」
それで神護も直ぐに理解する。
何時ものメンバー……そう、修学旅行でも一緒のグループで行動していたメンバーが、美姫を筆頭に集まっていることを………。
「で、どこで合流?」
「駅だって……ネズミーランド前で
待ち合わせなんてしたら……
ナンパされ放題だからね
美姫達は、見掛けだけは美人だからね
綺麗系に、可愛い系に、お姉ぇ様系と
ぜんぶ揃ってるからね
いくら、武虎君でも対処に困るでしょ……」
「そうだな、水鳥も可愛い系の男の子だし……
慶治は、見た目ナンパ系だからなぁ………」
そう言い合いながら、ぞろぞろと玄関から出て、真三郎が鍵を掛けた。
戸締りを確認し、神護達は駅に向かって歩き出した。
見慣れた駅までの道のりを、神護の肩に止まったホタルはキョロキョロと楽しそうに見回していた。
[これが マスターの住む世界
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今のところ 敵はいなそうですね]
[ああ、文明文化から進化のしかたも
全然違うからな
生態系もかなり違うと思うぞ
………ん、大丈夫だな]
神護も自然体で周辺を警戒しながら、駅に向かう。
ふぅ……竜治も、真三郎以上に
霊能力が高いけど……
どうやら、肩に乗っているホタルの存在に
まるっきり気付いてないな………
うぅ~ん、美姫も美亜も……武虎……って………
やっぱり、ホタルに気付いてないな
そんな風に確認している間に、駅に到着し、待っていたメンバーが合流する。
それぞれが挨拶を交わし、ネズミーランドへの切符を購入し、電車に乗るのだった。
あとは、目的地までのほほんとくだらない会話を楽しむ彼らだった。
肩に乗ったホタルは、嬉々として周囲を見回していたのは当然のことだった。
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