80 / 328
0080★アンデット飛竜は語る6 託された卵を運ぶ方法は?
しおりを挟む
そう言って、アンデット飛竜は立ち上がり、神護に巣の中の卵を見せる。
『触ッテ 温カイト感ジタモノガ
マダ生キテイル卵ダ
時ガ経テバ コノママ ココデ
生キ残ッタ卵モ 遠カラズ
孵ルコトナク 死滅スルダロウ
我ハ死ンダ故 卵ヲ孵ス為ニ必要ナ
生気ト愛情ヲ与エラレヌ』
うわっ……飛竜の卵って…意外と大きいな………
いや、この飛竜の大きさを考えれば
これでも、かなり小さいのかな?
んぅ~…ニワトリと卵の対比よりも
かなり差があるな
まぁ…ダチョウであの大きさ考えると
飛竜の卵としては、極小なのかも
そっかぁ…卵を孵すのに、生気ってモンと
愛情が必要なのか………それじゃぁ~………
このままじゃ孵らないなぁ……
でも、やっぱりもったいないなぁ
どうにか持っていけないかなぁ?
何個まで抱えられるかな?
巣には、ダチョウの卵をバスケボールぐらいに大きくしたぐらいの卵が12個整然と鎮座していた。
神護は、巣の中へと足を踏み入れ、卵を触っていく。
確かに、確実に温かみのあるモノが3個あった。
が、他の卵も完全に、死んで冷たいという感覚はなかった。
うぅぅ~………確かに、完全に生きていて
無事に孵りそうなのは3個だけど………
他の9個も、程度の差こそあれ……
まだ、温かみあるような気が…………
でも、どうやって持って歩けって………
大きいから、3個でも運ぶのキツイぞ…
悩む神護は、腕を組んで、渋い顔をする。
『ドウシタ? 判ラナカッタカ?』
その問いに、神護は大きく首を振る。
「いや、確かに、卵を触ってみて
明確に温かくて孵りそうなのは
3個あるな
…………でも、残りの9個だって
まだ温かさがあるから……
それに、どうやって、ここから
この卵達を運ぼうか?
って、悩んでるんだ………
……その…残される9個の卵…
可哀想だろ……まるっきり
孵る可能性が無いわけじゃないし」
つっても、どうやらここって
マジで、異世界みたいだからなぁ
車は存在して無いだろうしなぁ…………
いや、それ以前にこんな所に車は無理
もちろん、馬車みたいなモンも
道幅ないから無理だろうし………
つーと、人力でリヤカーとか
カートとか………
っても、ここには無いんだよなぁ
いや、この世界に、どちらも
存在しているのか?いないのか?
はぁ~……なんか運ぶ方法ないかなぁ……
『触ッテ 温カイト感ジタモノガ
マダ生キテイル卵ダ
時ガ経テバ コノママ ココデ
生キ残ッタ卵モ 遠カラズ
孵ルコトナク 死滅スルダロウ
我ハ死ンダ故 卵ヲ孵ス為ニ必要ナ
生気ト愛情ヲ与エラレヌ』
うわっ……飛竜の卵って…意外と大きいな………
いや、この飛竜の大きさを考えれば
これでも、かなり小さいのかな?
んぅ~…ニワトリと卵の対比よりも
かなり差があるな
まぁ…ダチョウであの大きさ考えると
飛竜の卵としては、極小なのかも
そっかぁ…卵を孵すのに、生気ってモンと
愛情が必要なのか………それじゃぁ~………
このままじゃ孵らないなぁ……
でも、やっぱりもったいないなぁ
どうにか持っていけないかなぁ?
何個まで抱えられるかな?
巣には、ダチョウの卵をバスケボールぐらいに大きくしたぐらいの卵が12個整然と鎮座していた。
神護は、巣の中へと足を踏み入れ、卵を触っていく。
確かに、確実に温かみのあるモノが3個あった。
が、他の卵も完全に、死んで冷たいという感覚はなかった。
うぅぅ~………確かに、完全に生きていて
無事に孵りそうなのは3個だけど………
他の9個も、程度の差こそあれ……
まだ、温かみあるような気が…………
でも、どうやって持って歩けって………
大きいから、3個でも運ぶのキツイぞ…
悩む神護は、腕を組んで、渋い顔をする。
『ドウシタ? 判ラナカッタカ?』
その問いに、神護は大きく首を振る。
「いや、確かに、卵を触ってみて
明確に温かくて孵りそうなのは
3個あるな
…………でも、残りの9個だって
まだ温かさがあるから……
それに、どうやって、ここから
この卵達を運ぼうか?
って、悩んでるんだ………
……その…残される9個の卵…
可哀想だろ……まるっきり
孵る可能性が無いわけじゃないし」
つっても、どうやらここって
マジで、異世界みたいだからなぁ
車は存在して無いだろうしなぁ…………
いや、それ以前にこんな所に車は無理
もちろん、馬車みたいなモンも
道幅ないから無理だろうし………
つーと、人力でリヤカーとか
カートとか………
っても、ここには無いんだよなぁ
いや、この世界に、どちらも
存在しているのか?いないのか?
はぁ~……なんか運ぶ方法ないかなぁ……
0
お気に入りに追加
604
あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈

あなたがそう望んだから
まる
ファンタジー
「ちょっとアンタ!アンタよ!!アデライス・オールテア!」
思わず不快さに顔が歪みそうになり、慌てて扇で顔を隠す。
確か彼女は…最近編入してきたという男爵家の庶子の娘だったかしら。
喚き散らす娘が望んだのでその通りにしてあげましたわ。
○○○○○○○○○○
誤字脱字ご容赦下さい。もし電波な転生者に貴族の令嬢が絡まれたら。攻略対象と思われてる男性もガッチリ貴族思考だったらと考えて書いてみました。ゆっくりペースになりそうですがよろしければ是非。
閲覧、しおり、お気に入りの登録ありがとうございました(*´ω`*)
何となくねっとりじわじわな感じになっていたらいいのにと思ったのですがどうなんでしょうね?

【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。

我が家に子犬がやって来た!
もも野はち助(旧ハチ助)
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。
アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。
だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。
この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。
※全102話で完結済。
★『小説家になろう』でも読めます★

捨てられた転生幼女は無自重無双する
紅 蓮也
ファンタジー
スクラルド王国の筆頭公爵家の次女として生を受けた三歳になるアイリス・フォン・アリステラは、次期当主である年の離れた兄以外の家族と兄がつけたアイリスの専属メイドとアイリスに拾われ恩義のある専属騎士以外の使用人から疎まれていた。
アイリスを疎ましく思っている者たちや一部の者以外は知らないがアイリスは転生者でもあった。
ある日、寝ているとアイリスの部屋に誰かが入ってきて、アイリスは連れ去られた。
アイリスは、肌寒さを感じ目を覚ますと近くにその場から去ろうとしている人の声が聞こえた。
去ろうとしている人物は父と母だった。
ここで声を出し、起きていることがバレると最悪、殺されてしまう可能性があるので、寝たふりをして二人が去るのを待っていたが、そのまま本当に寝てしまい二人が去った後に近づいて来た者に気づくことが出来ず、また何処かに連れていかれた。
朝になり起こしに来た専属メイドが、アイリスがいない事を当主に報告し、疎ましく思っていたくせに当主と夫人は騒ぎたて、当主はアイリスを探そうともせずに、その場でアイリスが誘拐された責任として、専属メイドと専属騎士にクビを言い渡した。
クビを言い渡された専属メイドと専属騎士は、何も言わず食堂を出て行き身支度をして、公爵家から出ていった。
しばらく歩いていると、次期当主であるカイルが後を追ってきて、カイルの腕にはいなくなったはずのアイリスが抱かれていた。
アイリスの無事に安心した二人は、カイルの話を聞き、三人は王城に向かった。
王城で、カイルから話を聞いた国王から広大なアイリス公爵家の領地の端にあり、昔の公爵家本邸があった場所の管理と魔の森の開拓をカイルは、国王から命られる。
アイリスは、公爵家の目がなくなったので、無自重でチートし続け管理と開拓を命じられた兄カイルに協力し、辺境の村々の発展や魔の森の開拓をしていった。
※諸事情によりしばらく連載休止致します。
※小説家になろう様、カクヨム様でも掲載しております。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる