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0043★神護の日常と過去と修学旅行7*修学旅行前日2

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 皆が好き勝手な会話をしていても、寡黙な武虎は終始沈黙している。
 そんな彼をおいて、会話はどんどん進んで行く。

 「そうそう、例のレポートって…………
  思いついたコトを何本書いてもイイって……
  京極きょうごくさんに……直接、聞いて確かめたんだ」

 竜治のセリフに、神護の瞳がキラリッと光る。

 「むっ…そうなのか?……だったら………
  洗剤とか調味料や缶詰とか

  色々と欲しいモノがあるから
  レポート書くの頑張れそうだな」

 嬉しそうな神護に、竜治は追加情報を重ねる。

 「それと、ツイッター程度の文字数でも………
  400字詰めの原稿用紙2~3枚まで………
  好きに書いてイイって言っていたね」

 そのセリフに、さっきまでの馬鹿馬鹿しいやりとりはポイッして、美鶴がホッとしたように言う。

 「良かったぁー……あたしさぁ……ツイッターって
  やったことが無いからぁ………」

 そのセリフに美姫が肩を竦めて言う。

 「美鶴、アタシも美亜もツイッターなんて
  やったコトないよぉ…………だって……

  どうせなら、直接、会って…………
  お互いの顔を見て話す方が…好きだから……」

 そこに救いの手?を竜治が伸ばす。

 「大丈夫だよ、僕も、神護も
  家事全般は得意だし

  安くて美味しいお店とか
  食材なんかを手に入れる為に

  結構、ネットサーフィンはするけど……

  ツイッターやラインには
  手を出していないからね

  武虎君は、どうかな?」

 話しを投げられた武虎は、首を横に振る。

 「俺も、ツイッターやラインは
  手を出していない

  神護と話すなら、会って喋るし
  それ以外は、メールで充分」

 そのやりとりを見ていた水鳥は、首を傾げつつ言う。

 「ふぅ~ん、これだと
  ツイッターとライン

  やったことあるのは
  ぼくと慶治だけだね……困ったなぁ」

 「別に、レポートをツイッター
  発表する必要は無いと思うけど………」

 「僕もそう思うよ……

  学校のホームページにメールで…
  レポートを送っても…OKだって

  京極きょうごくさんは、どんな形でも
  イイって言ったしね」

 「まっ…ツイッター程度で…
  なにを語るか?って…感じだよね…」

 「マジメにレポート提出っていうなら……
  やっぱり………メールだろ?

  ……ただし、原稿用紙3枚までって……
  佐竹さんが言ってたぜ」

 「あぁ……なぁーんだぁ~……
  よかったぁ~………

  絶対にツイッターじゃなきゃ
  いけないのぉ~って…

  マジ…焦ったわぁ…
  ありがと……竜治…神護…

  これでレポートを書きやすくなったわ」

 「「どういたしまして」」

 「レポート内容を被らせ無いように
  打ち合わせしようぜ」

 「む…そうだな」

 こうして、神護達は、修学旅行のレポートについて打ち合わせをしたのだった。







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