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0028★女神サー・ラー・フローリアンに応えし女神は………
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はっきりと、帰って来た応えに、女神サー・ラー・フローリアンは涙を浮かべながら、創造主への感謝をする。
ああ やっと私の呼びかけに応える
女神が見付かった
創造主よ 心から 感謝致します
女神サー・ラー・フローリアンは、異界の女神の問いに、切実さを含めて答えた。
『 異界の女神殿
我が名は 女神
サー・ラー・フローリアン
私の世界では 古き神である私を
太陽神であり 最高神と崇める民がおります
また 翼ある種族ゆえ 敬愛をもって
光りと風の女神 光風の女神と
呼び親しんでくれています
その心優しい民が
今まさに滅びんとしているのです
私を奉じ 祈りを奉げ
私に女神としての《力》を与える民は
輝く峰の王国の飛翔族しかいないのです
この私を奉じる民が 滅びたのなら
私も他の古き神々と同じように
永遠の眠りにつかねばなりません
でも 私は眠るわけにはいきません
今 現存している神々は
まことに残念ながら
我ら古き神々と比べると
とても脆弱なのです
太古から何度も有った
神々同士の覇権を掛けた
争いの洗礼を
カケラも受けていない為に…………
若く新しい神々は これから
自らが 唯一絶対を謳う
数ある一神教の神々達と
戦わねばならないのです
悪霊から邪神となり 純朴な民を騙し
自分だけを 神と崇める事を命じた
強欲で 嘘つきで 強かで
悪辣非道な事を平然と行う彼らと
今の若き穏やかな性質の神々達は
戦う心構えなど無いのですから…………
私が 彼ら若き神々達を守り育て
指導して 一神教の神々と戦う
中核となるしか無いのです
だから なんとしても
今は眠る訳にはまいりません
むしろ 既に永遠の眠りについた
古き神々を叩き起こして……コホっ………
もとい覚醒させねばならないのです
その為には 私を崇める民が必要なのです
私を 永遠の眠りにつかせない為にも…………
崇めてくれる者達 民を失う時が…………
永遠の眠りにつく時と
創造主より定められている為に………』
女神サー・ラー・フローリアンの言葉と思いと覚悟を黙って聞いていた、異界の女神は、その声に含まれる切実なる思いを感じ取った。
ああ やっと私の呼びかけに応える
女神が見付かった
創造主よ 心から 感謝致します
女神サー・ラー・フローリアンは、異界の女神の問いに、切実さを含めて答えた。
『 異界の女神殿
我が名は 女神
サー・ラー・フローリアン
私の世界では 古き神である私を
太陽神であり 最高神と崇める民がおります
また 翼ある種族ゆえ 敬愛をもって
光りと風の女神 光風の女神と
呼び親しんでくれています
その心優しい民が
今まさに滅びんとしているのです
私を奉じ 祈りを奉げ
私に女神としての《力》を与える民は
輝く峰の王国の飛翔族しかいないのです
この私を奉じる民が 滅びたのなら
私も他の古き神々と同じように
永遠の眠りにつかねばなりません
でも 私は眠るわけにはいきません
今 現存している神々は
まことに残念ながら
我ら古き神々と比べると
とても脆弱なのです
太古から何度も有った
神々同士の覇権を掛けた
争いの洗礼を
カケラも受けていない為に…………
若く新しい神々は これから
自らが 唯一絶対を謳う
数ある一神教の神々達と
戦わねばならないのです
悪霊から邪神となり 純朴な民を騙し
自分だけを 神と崇める事を命じた
強欲で 嘘つきで 強かで
悪辣非道な事を平然と行う彼らと
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戦う心構えなど無いのですから…………
私が 彼ら若き神々達を守り育て
指導して 一神教の神々と戦う
中核となるしか無いのです
だから なんとしても
今は眠る訳にはまいりません
むしろ 既に永遠の眠りについた
古き神々を叩き起こして……コホっ………
もとい覚醒させねばならないのです
その為には 私を崇める民が必要なのです
私を 永遠の眠りにつかせない為にも…………
崇めてくれる者達 民を失う時が…………
永遠の眠りにつく時と
創造主より定められている為に………』
女神サー・ラー・フローリアンの言葉と思いと覚悟を黙って聞いていた、異界の女神は、その声に含まれる切実なる思いを感じ取った。
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