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0142★初めての性交渉(◆R18…BL表現あり 苦手な方はスルーお願いします◆)
しおりを挟む修羅は、自分を受けいれると言った蒼珠の躯を確かめるように、抱き締める。
強烈な拒絶を味わい、孤独のうちに、朱螺の奥底へと封じられた自分に、同じだけの愛情が、蒼珠から返って来ることが信じられず、その躯をまさぐる。
蒼珠は、自分の躯をたどる修羅の髪先や指先、その唇の感触に、ただただ身悶える。
が、そういう意味での嫌悪感というモノは微塵も感じなかった。
自分の気持ちを自覚し、朱螺が自分を愛しいという気持ちを疑うことは無かったから…………。
ただ、少し過保護すぎるところに、苦笑が浮かぶ。
過保護すぎる朱螺と違い、修羅はその感情のまま、蒼珠の全てを暴いていく。
欲望のおもむくまま、全身に愛撫を施され、蒼珠は感じるまま嬌声を零れおとす。
「…ん…っあ…あぁぁん……しゅらぁ……
しゅらぁぁ…はぁん……イ……イイッ……
うっ……はぁ…修羅ぁ~……
アレは…使わないで…お願いだから………
ぅぅんぁ………初めて…は…しゅら…ので
はぁン…してくれ…ぅん……しゅらぁ……」
舌っ足らずの言葉で幼く訴える蒼珠に、朱螺は皮肉げに嘲笑(わら)って囁く。
『良いのか? 其方が《名付け》た朱螺が
其方を思って用意した《淫獣》だろう?』
朱螺の髪先が与える全身への快楽に、蒼珠は苦しそうに首を振って【逆鱗】を甘咬み、愛咬を首筋に残して訴える。
「……さい…しょ…は……しゅらのが…イイ
なぁ~…修羅ので…して…くれよ…」
蒼珠からの積極的な行為に、修羅は再び強い愉悦を感じた。
『ほんに 其方は 可愛いな
我の【逆鱗】を ためらいもせずに愛咬するとは
…クックク………ういやつじゃ………
蒼珠 其方が望む通りに愛してやろう……
其方が 我を受け入れ 我を愛してくれるなら…
幼き日に 別たれ 封じられた 我と
其方の朱螺は 一つになれる………
蒼珠 心をゆだね 躯を我に拓け………』
そう囁く修羅の中の葛藤を察したように、蒼珠は身悶えながら修羅の躯をギュッと抱き締める。
自分の躯に絡められた両腕から感じる優しく甘い《情波》に浸りながら、今腕にしている者を貧りたいという要求に、修羅は呑まれた。
修羅は、蒼珠の望んだ通りに、薬品も玩具も使わずに、蒼珠を快楽に溺れさせた。
蒼珠は、思考のさだまらな状態の中で、自分の肛門に当てられた修羅の男根に力が加わり、肛門を構成する筋肉の輪が拓かれていくのを、ダイレクトに感じた
「…っ……はっ……あぁぁ…しゅらぁぁぁ……
うあぁぁ…ァン…ひっ…あぁぁあぁぁあぁ……」
蒼珠の無垢な蕾みを綻ばせ、誰も受け入れたことのない、隠された秘窟の扉を開き、痛みと強烈な異物感をともなって、華芯へと侵入し始める。
だが、蒼珠の躯は……秘窟の扉は、強引な侵入者である…修羅のモノを一切拒まなかった。
ズズッと、肛門を構成する筋肉の輪を、限界いっぱいいっぱいにまで拡げながら侵入する修羅の男根の感触に、蒼珠は唇を噛み締める。
蒼珠は、修羅に対して拒絶の言葉を叫ばないように、精一杯修羅の躯に抱き着いて、秘窟の扉である筋肉の輪を潜り抜けて、直腸へと侵入する男根の感触に耐える。
〔っう…くっ…お…思っていたより…きつくない
やっぱ……肛門性交じたいは 痛いし苦しいけど
腹ン中に《精》を出された時のような苦痛は無い
《精》に含まれる濃厚な《魔力》が
浸透して来た時のような
腹ン中が……ドロドロと灼け欄れるような……
細胞の一つ一つが侵食されるような痛みは無い
……けど、やっぱり……異物感が気持ち悪いな〕
髪を振り乱しながらも、修羅が奥まで侵入しやすいように、蒼珠は噛み締めていた唇を綻ばせ、息を深く吸って吐く。
侵入を一切拒まない蒼珠の躯に、修羅は蒼珠の愛情を感じる。
水龍族の特質である姿を半端に受け継いでしまった、自分という者を受け入れてくれる者を腕に得た喜びに浸りながら、修羅は自分のモノを蒼珠の秘窟に全て納める。
修羅の男根を深く受け入れようと、蒼珠は精一杯脚を開いて、深呼吸を繰り返す。
〔ふぅ……こ…れで……俺は……耐えられる……
修羅のモノに貫かれて……安心している俺がいる
修羅も朱螺も…
幼き時に分かたれただけで…同じ者だ……
…愛せる……俺の朱螺……〕
深呼吸を繰り返す蒼珠に口付け、修羅は蒼珠の口腔をむさぼる。
蒼珠は修羅の口付けに応えようと、口腔を愛撫する舌に軽く甘咬み、その舌に自分の舌を絡ませる努力をする。
他人とのセックス経験がない蒼珠は、学校でクラスメイトに見せられたエロ雑誌に載っていた行為の数々を思い出して、自分に出来そうなモノを修羅にしてみる。
唯一の性知識が、かなり偏見に満ちた俗物的なエロ雑誌やエロビデオだった為、蒼珠が積極的に出来ることなど、限りがあった。
が、蒼珠からの積極的な行為に、おおいに満足した修羅は、自分のすべてを受け入れた蒼珠に口付けの雨を降らせ、囁く。
『蒼珠 そろそろ 動くぞ 我にしがみつけ』
修羅からの言葉に、思考を彷徨(さまよ)わせていた蒼珠は、欲情に濡れる修羅の双眸を真っ直ぐに見詰め返してから頷いて言う。
「…っ……しゅらぁ…俺を愛して………
なに…が…あっても…耐えられるように…
しゅら…の…感触を…刻み込んで…くれ…」
苦しい息の下から、そう乞い訴える蒼珠に、修羅は朱螺と同じ、優しく温かみの有る笑みを浮かべる。
『いい覚悟だ…蒼珠 ほんに ういやつだ……
いいだろう たっぷりと 愛してやろう……
我を 蒼珠 いや 聖樹の魂の奥底まで
刻み込んでやろうほどに…………』
そう囁いて、修羅は蒼珠の中に納め、自分の怒張したモノに馴染むまで抑えていた衝動を解放する。
「はぅぅ…んぁぁぁ…しゅらぁぁ……」
修羅は、欲望の赴くまま抽挿を始める。
同時に、自分の腕の中で、蒼珠が安堵の笑みを浮かべて、しがみついて来た躯を抱き締め、蕩けるような笑みを浮かべた。
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