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0025★囁かれる悪意と乖離する心(◆R15・BL表現あり 苦手な方はスルーお願いします◆)

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 思考一つ結べない、茫然自失の状態の聖樹に、明宏は情け容赦なく言葉を続ける。

 「聖樹、君の母親が、どんなに淫乱な女か‥‥
 そして、自分がどんな血を引いているか、その目で確かめると良い。

 それと、君の母親も、高校一年生の夏休みに、
 仲の良かったお友達に売られて、強姦されたんだよ。

 そういう女の腹から産まれたんだ。
 母親同様、聖樹も、同じ時期に、お友達に売られて、
 私に力尽くで犯されるんだよ。因果だろう」

 佐々木は、聖樹が自我喪失状態の間に、両足をべットに固定していた鎖と足伽を外し、枷のなくなった膝下から足首までを、豪華な装身具で手早く覆う。

 希少価値の高い宝石が入った、膝下から足首を飾る装身具の上部と下部に設えてある鎖を繋ぐ場所に、降りて来た鎖を繋ぐ。
 その際に、膝を躯に対して直角に曲け、膝下から足首までを空中で水平に固定する。

 勿論、明宏が、聖樹の脚の間に躯を入れて作業しやすいように、脚を左右に開いた状態にする。
 その間に、明宏は重厚で華美なアクセサリーの一つを手に取り、満足そうに嗤う。

 「‥‥くすくす‥‥この幅広のチョーカーと胸飾りのセットは、
 凄く聖樹に似合うな。これと揃いの耳飾りを作らせるか」

 「はい、では早急に作らせます」

 「耳飾りには、翼のイメージを加えたモチーフで作ってくれ、
 聖樹の純潔を手折る快感を味わいたいからね」

 「はい」

 頷いて、佐々木は何時の間にか、背後に現れた斎藤に声をかける。

 「斎藤、装飾専門の藤崎に、明宏様のご要望を、詳細に伝えろ。
 早急にというのも忘れずにな」

 斎藤と呼ばれた男は、無言で明宏に一礼し、佐々木の命令に頷いて直ぐに立ち去る。
 その間、明宏は聖樹の様子を観察しながら、自分の作業がしやすいように注文を付ける。
  
  「もう少し、聖樹の腰が浮くように巻き上けてくれ‥‥‥‥」

 明宏の要求に応え、カラカラと鎖が天井の装置に巻き取られて行く。

 「‥‥ん‥‥そんなモンでイイ」

 「クッションをどうぞ」

 手渡されたクッションを、宙に浮いた聖樹の腰の下に入れ、明宏は姿勢が楽になるように調節し、聖樹から少し離れる。

 明宏が聖樹から離れると、佐々木は用意した装身具の幾つかを嵌めていく。
 その間に、明宏の作業の邪魔となるべットの下部、聖樹の下半身が乗っていた部分を、部下の一人が手早く取り外す。

 現在、聖樹が乗せられているべットは、明宏の性癖に対応した、様々な形に変化するように作られたべットなのだ。
 教えられた事実に脅え、恐怖と羞恥心で蒼褪め震える聖樹の表情に、明宏はじんわりと躯の奥底から欲望が鎌首をもたげ、うごめきだすのを感じた。

 「そんな顔をされると、私なしではいられない。
 被虐な躯に仕込んでやりたくなるよ。明仁のように‥‥‥‥」

 そう呟きながら、明宏はワゴンのトレーに乗った容器の一つを手に取る。
 ラベルで中の薬品を確認し、蓋を開けて指先を中の香油に浸す。
 香油と言う名の通り、適温に暖められた油は、良い香りを辺りに撒き散らす。

 明宏の行動を視線で追いながら、聖樹は今までの言葉を考える。

 母さんに落ち度はないのに、ひでぇー言いざまにムカつく
 
 父さんが、言いたくなさそうに言っていたコトを思い出す
 自分が魔性に乗っ取られてした、数々の残酷で非道なことを‥‥‥‥
 悔恨と苦渋と情けなさにまみれながらの告白を‥‥‥‥
 たぶん、すべてでは無いだろうけど‥‥‥‥

 クソッ‥‥‥‥父さんの事情を知らないくせに‥‥‥‥
 じゃなくて‥‥‥俺も‥既に、そうなる可能性あるんだよな
 マジで、どうしよう‥‥‥心から望んだ事実は消せない‥

 はぁ~‥認めたくねぇーけど‥‥なにかそういうモノってあるのか?
 同じようにクラスメートに売られたのは、事実だし‥‥

 じゃなくて、この男が口にした、明仁って誰だ?
 俺みたいに、こういうコトを、既にされている者がいるってことだよな
 もしかして、この明宏って名乗った男に、捕らわれたままなのか?
 それとも、もう、飽きられて解放されているのか?

 現実逃避したって、状況がかわるわけじゃねぇーけど‥‥‥‥
 どれぐらい、この男に、もてあそばれたら、解放されるんだ?

 いや、それより、マジで排泄とかさせる気なのか‥‥‥‥

 現実に意識が立ち返った聖樹は、無意識に明宏へと視線をふたたび向ける。
 その視線の先では、嬉々としている明宏がいた。

 「‥‥‥ウン‥‥‥ちょうど良い温度だな‥‥相変わらず良い香りだ」

 人肌より少し高めに暖められた香油の温度と匂いに、明宏は満足けに頷く。
 聖樹は何をされるのか理解らない恐怖から、明宏の姿をただただ視線で追ってしまう。

 明宏は、脅えを含んだ視線にニヤリっと嘲笑(わら)って、膝を直角に曲けた状態で、脚を左右に広けた形で空中に固定されている聖樹の脚の間に体を進める。
 そして、明宏は無防備な聖樹の肛門に、暖かい香油に濡れた指先をツイッと這わせ、甘い声で囁くように言う。

 「本当に、綺麗な肛門だね、聖樹。
 まだ誰も受け入れことのない。未使用の蕾みだ」

 そう言いながら、明宏は脅えでギュゥっと窄まる聖樹の肛門括約筋が作る、ヒダの一つ一つに丁寧に香油を塗り込む。
 丹念に香油を塗り終えた明宏は、蕾みの華芯である窪みに指先をはわせ、当然のように、クイッとその指先をめり込ませる。

 ‥‥うわぁぁぁぁぁ‥‥さわるなぁぁ‥‥‥きもちわりぃ‥‥
 いやだぁぁぁぁ‥‥クソッ‥‥‥うっぐぅぅぅ‥ひぃ~‥‥‥

 香油の持つ油分独特のヌルリとした滑りのお陰で、聖樹の窄まりは明宏の指先を拒むことが出来なかった。
 ただただ、無抵抗のまま、蕾みの奥に眠る華心まで、明宏の指を深々と根元まで受け入れた。

 根元まで銜えさせられた瞬間、聖樹の躯が、ベットの上でビクンっと跳ね上がる。

 ‥やだぁ‥‥いやだぁ‥‥助けて‥‥やぁぁぁぁぁ‥‥‥アヴッ‥‥‥‥

 聖樹は、到底受け入れ難いおぞましい行為に、全身で埋め込まれた指を拒否する。
 そんな無駄な足掻きに、明宏は愉悦を含んだ声音で、聖樹の耳朶に囁く。

 「クスクス‥‥‥何も銜えたことのない、まさしく無垢の蕾み。
 この蕾みに初めて銜えた私の指は、聖樹にとってどんな味かな?

 早くこの秘華の蕾みを、私のモノで無残に圧し拓き、
 純潔の華を散らしたいものだ」

 そう囁く明宏は、聖樹を指で犯しながら陶然とした表情を浮かべた。



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