82 / 85
082★轟雷鳴り響くお義母様達の登場に、逃避から蜜月の時へと意識が飛びました
しおりを挟むあぁ~んな爛れた性生活をしていたなら、普通に考えれば絶対に私の乙女の泉が壊れてしまうと思いますけど………。
全然平気でした、これって異世界転移特典なんでしょうねぇ~………乾いた笑いしか浮かびませんわ。
ちなみに、蜜月の間ずっと夫を受け入れるっ行為。
それって、こっちでは、必ず妊娠する為の方法なんだそうです。
魔法医師のお祖父ちゃん先生に診察してもらった結果。
私は、ちゃんと妊娠していましたよ(号泣)。
子供の父親は、魔法で確認したらアルブとアーダだったそうです。
父親の違う双子というコトなので、間違いなく姫だって言われました。
もうそれを聞いて、夫達もお義母様達もお義父様達もお義祖母様達もお義祖父様達も大喜びでした。
私の方は気が付いたら、妊娠していたって結構な衝撃でした。
でも、これで、本当にこの世界に私の居場所が出来るって思いましたよ。
子は鎹って言葉がありますものね。
それにしても、獣人の世界では、私にはわからない常識や慣習や掟があるって、しみじみ思いましたよ………えぇ~え…本当に。
妊娠期間を縮める為に、私は再度、媚薬を飲んで乙女の泉にも媚薬を大量に入れて頑張りましたよ。
いやまぁ~…意識は無かったんですけどね。
なんと気が付いたら、となりで双子の娘が眠っていました(ガーン)。
夫達の精に《魔力》をぶち込んでガンガンやると1ヵ月も経たずに子供が産まれるそうなんですよ(ラッキー)。
でも、それは、受け入れる妻の《魔力量》とお互いの相性と愛情の成せる技なんだそうです。
どうも私の夫達は、私に冗談抜きでベタ惚れみたいです。
妊娠すれば、夫達とのアレが無くなるっていう常識はこっちで通用しなかったっていうのは理解しましたよ。
でも、産まれた双子を見て、もうこれは天使に違い無いって思いました。
双子の娘達は、どちらもふわふわした金色の髪に、瞳は黒にも見える紫でした。
これって、お義母様の色彩なので、もう滅茶苦茶喜んでくれましたね。
皇家の色彩なんだそうです。
容姿も私に似たところが無くて、もの凄い綺麗な赤ちゃんです。
私には、いまさんわかりませんが、娘達はかなりの《魔力量》を内在しているそうです。
それを抱っこして、アルブとアーダはぽろぽろ涙を流して嬉しそうに笑っています。
眼福です………ご馳走様です。
でも、後で、ウォルとエド達の子供を産みたいです。
本音で言うと、最初の子達は、ウォルとエドたちの子供だったら良かったって思ったのは内緒です。
娘達に、私の母乳を直接与えると溺れそうなので、夫達に魔法で絞ってもらいました。
それを哺乳瓶モドキに入れてマジックバックにどんどん入れていきます。
いやぁ~恐ろしいほどガバガバと出るんですよ。
これじゃ~赤ちゃんは溺れちゃいますね………って納得できるほど凄かった。
だから、魔法で絞るんだってコトを、ものすごぉ~く時間しました、はい。
これが、こちらでは、普通のやり方なんだそうです。
聞いたら、妻(母親)が、子供に直接、お乳を飲ませるコトは無いそうです。
ついでに四六時中お乳を欲しがる、双子や三つ子などの多胎児の赤ちゃんに、母親が対応するのは無理だと言われました。
確かに、男児だったら双子以上が常識の獣人族なんですからね。
母乳の量は、父親達の精に《魔力》をガンガンぶち込むコトで必要量を確保するそうなんですよ(マジ?)。
だから、私は、媚薬のお世話になって、頑張りました。
どんな風に、アレをしているかなんて全然わかりませんよ。
ついでに、母乳を搾るのも効率の良いのは、夫達とアレしている時なんだそうで………。
気が付くと全て終わっています。
こんな母親で良いのでしょうか?
夫達とアレをしていない時は、結構、ベッドで眠っています。
娘達を抱っこしてはいるんですが、母親としては何か寂しいですね。
母親だってコトを、1番自覚する授乳時間が無いんですから………。
夜泣きする赤ちゃんをあやして、私がお乳をあげるなんて一切ありませんでした。
子供にお乳をあげるのは、夫の役割なんだそうです。
あやすもオシメを取り替えるのも夫の仕事。
母親は、子供を産むだけがお仕事なんだそうです。
母親の胎内で子供を育むだけで大変なんだから、というのがこちらの常識なんだそうです。
何だかんだと私は、夫達と濃厚な夫婦生活を営んでいました。
その間に、辺境伯爵領に現われた【エトランジェ】達と【オトランジェ】達は、帝都に到着して社交界デビューをする為の準備をしていたそうです。
お茶会をしたり、小規模なパーティーをしていたみたいです。
この辺の情報は、私の耳には入りませでした。
私の取り巻きの令嬢達と会うことも無かったので………。
なんと言っても蜜月期間は、寝室に引き篭もって子作りに励むものなので、誰かに会う暇なんてありませんでしたから………。
この情報は、夫達の会話から耳に入ったものです。
アレの後で、私は半分以上意識が眠りに入った状態でした。
でも、耳だけは生きていたので、黙って聞いていましたよ。
0
お気に入りに追加
430
あなたにおすすめの小説
王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
王子妃教育に疲れたので幼馴染の王子との婚約解消をしました
さこの
恋愛
新年のパーティーで婚約破棄?の話が出る。
王子妃教育にも疲れてきていたので、婚約の解消を望むミレイユ
頑張っていても落第令嬢と呼ばれるのにも疲れた。
ゆるい設定です
完結 そんなにその方が大切ならば身を引きます、さようなら。
音爽(ネソウ)
恋愛
相思相愛で結ばれたクリステルとジョルジュ。
だが、新婚初夜は泥酔してお預けに、その後も余所余所しい態度で一向に寝室に現れない。不審に思った彼女は眠れない日々を送る。
そして、ある晩に玄関ドアが開く音に気が付いた。使われていない離れに彼は通っていたのだ。
そこには匿われていた美少年が棲んでいて……
悪妃の愛娘
りーさん
恋愛
私の名前はリリー。五歳のかわいい盛りの王女である。私は、前世の記憶を持っていて、父子家庭で育ったからか、母親には特別な思いがあった。
その心残りからか、転生を果たした私は、母親の王妃にそれはもう可愛がられている。
そんなある日、そんな母が父である国王に怒鳴られていて、泣いているのを見たときに、私は誓った。私がお母さまを幸せにして見せると!
いろいろ調べてみると、母親が悪妃と呼ばれていたり、腹違いの弟妹がひどい扱いを受けていたりと、お城は問題だらけ!
こうなったら、私が全部解決してみせるといろいろやっていたら、なんでか父親に構われだした。
あんたなんてどうでもいいからほっといてくれ!
そんなに妹が好きなら死んであげます。
克全
恋愛
「アルファポリス」「カクヨム」「小説家になろう」に同時投稿しています。
『思い詰めて毒を飲んだら周りが動き出しました』
フィアル公爵家の長女オードリーは、父や母、弟や妹に苛め抜かれていた。
それどころか婚約者であるはずのジェイムズ第一王子や国王王妃にも邪魔者扱いにされていた。
そもそもオードリーはフィアル公爵家の娘ではない。
イルフランド王国を救った大恩人、大賢者ルーパスの娘だ。
異世界に逃げた大魔王を追って勇者と共にこの世界を去った大賢者ルーパス。
何の音沙汰もない勇者達が死んだと思った王達は……
宮廷外交官の天才令嬢、王子に愛想をつかれて婚約破棄されたあげく、実家まで追放されてケダモノ男爵に読み書きを教えることになりました
悠木真帆
恋愛
子爵令嬢のシャルティナ・ルーリックは宮廷外交官として日々忙しくはたらく毎日。
クールな見た目と頭の回転の速さからついたあだ名は氷の令嬢。
婚約者である王子カイル・ドルトラードを長らくほったらかしてしまうほど仕事に没頭していた。
そんなある日の夜会でシャルティナは王子から婚約破棄を宣言されてしまう。
そしてそのとなりには見知らぬ令嬢が⋯⋯
王子の婚約者ではなくなった途端、シャルティナは宮廷外交官の立場まで失い、見かねた父の強引な勧めで冒険者あがりの男爵のところへ行くことになる。
シャルティナは宮廷外交官の実績を活かして辣腕を振るおうと張り切るが、男爵から命じられた任務は男爵に文字の読み書きを教えることだった⋯⋯
旦那様、そんなに彼女が大切なら私は邸を出ていきます
おてんば松尾
恋愛
彼女は二十歳という若さで、領主の妻として領地と領民を守ってきた。二年後戦地から夫が戻ると、そこには見知らぬ女性の姿があった。連れ帰った親友の恋人とその子供の面倒を見続ける旦那様に、妻のソフィアはとうとう離婚届を突き付ける。
if 主人公の性格が変わります(元サヤ編になります)
※こちらの作品カクヨムにも掲載します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる