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第13章 グリフォンをテイムしちゃいました

225★とにかく、アルにまかせちゃおう

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 騎士団本部にたどりついたエリカとアルファード達は、残っていた騎士達の熱烈歓迎をうけた。
 誰だって、グリフォン36頭に乗っているアルファード達を見たかったのだから………。
 その中には、各騎士団の副団長や隊長達も混じっていた。

 そして、誰もが、新たに設置されるグリフォン騎士団に入りたいと思ったのだ。

 これにより、魔法騎士団は一段と入団資格が厳しくなったりする。 
 また、各騎士団でも、なんとかしてグリフォンを借りたいと思い何度も、申し入れをするのだが、エリカが嫌がった為に、それ以上は強く言い出せずに困ってしまう。

 エリカは、聖女認定式をしていないだけで、正式な聖女で時期皇太子であり魔法騎士団の団長のアルファードの最愛の恋人だったから………。
 そんな周囲の騒ぎを他所に、エリカとアルファードは入浴をすませてドレスを選んでいた。

 アルファードに、衣裳部屋にあるドレスの群れを見せられて、エリカは驚いていた。
 その質と量に………そして、魔法で封印してあった金庫もどきには、大量の宝飾品が入っていた。

 俗に言うティアラ、ネックレス、ビアス、イヤリング、ブレスレスレット、リング、ブローチ、金細工や銀細工の髪飾りに色々な宝石が象嵌されているものなど。
 色々な種類の宝石を使った、かなり豪奢なものや清楚なものなど、さすがは一国の皇太子妃用の宝石箱?という物凄さだった。

  エリカは、綺麗なものが好きなので、宝石の群れというか、アクセサリーの群れは、見ていて楽しかったが、それを身に着けるということに、はっきり言って躊躇してしまう。

 「あっ…アルぅ~………
  このすっごい宝石を
  私がつけるの?」

 エリカの質問に、アルファードはにっこり笑って言う。

 「エリカ、コレはね
  未来の俺の妃の為に
  コツコツと用意した
  ものなんだ

  エリカの好みに合わないなら
  新しいものを作るから………

  こっちには…カットしただけの
  宝石と…原石があるけど……

  エリカの好きなもの………
  気に入ったものを………」

 などと言う、アルファードの剛毅な提案に、エリカは呆れてしまう。

 〔流石は、皇子様ね
  財力が物凄いわ

  それに、感覚もね

  このアクセサリーや
  宝石の群れのどの辺が
  コツコツと溜めたって言うの

  一粒で日本円で億を超える
  宝石だって、結構あるし………

  安いので一千万円割ってる?
  って感じね

  ここは、面倒くさいから
  アルの瞳の色と髪の色に
  近いものを選べば良いよね〕 
 
 「このセットにするわ
  それでね、アル

  私は、この手のドレスを
  着たことが無いのだから
  アルに選んで欲しいの…

  ダメ?」

 エリカのおねだり?に、アルファードは嬉しそうに笑う。

 「そうだねぇ……だったら
  この優しい色合いのドレスが
  良いと思う

  どのドレスも補正魔法と
  変形魔法を合わせて

  かければ良いように
  大きめに作ってあるから

  エリカの身体にぴったりの
  サイズになるよ」

 〔あっ…それって…確かに…
  ラノベであったわ

  洋服が身体に合わせて
  変化する魔法ってあったわ

  でも…それを前提に作る
  アルって何か凄い大雑把な
  人だわ…うぅ~んとぉ~…
  まさに…男って感じね

  でも、すぐに着れるのは
  助かるから、まっいっか

  ここはファンタジーの世界
  余計なコトは考え無い

  なんでもありの世界って
  思えば良いもんね

  それより、アルの両親や
  身内の人達に会うことの方が
  重要だもの

  今回は、非公式の集まりだから
  とかなるよね?
  たぶん…きっと…そう思おう〕











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