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第13章 グリフォンをテイムしちゃいました

202★エリカ、レオニードと声無き声(テレパシー)で会話する

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 『あのね、私の婚約者のアルと
  守護騎士達とオスカーさん達

  それから、法騎士団の騎士達と
  一緒に行動して、色々な所に
  行く必要があるの

  その時、私以外の人達も
  乗せてくれる?』

 にこにこ楽しそうに笑う、表も裏も無いエリカに、レオニードは嬉しくなってしまう。

 〔こんなに可愛いマスターは
  他に存在しない

  私達を可愛がりたい
  美味しいものを食べている姿を
  愛でたい、ただそれだけ

  私達の格好良い姿を
  見たいだけの優しい人

  私達を使役する気が無い
  マスターに従いたい

  だから、マスターの願いは
  全部叶えたい

  だって、マスターの周りに居る
  人間達も、マスターの願いを
  叶えたいって思っている
  はずだから………〕

 レオニードは、その純粋なエリカの思考波の心地良さに酔い、楽しそう答える。

 『はい、マスターが私達に
  のせたいと思う人間達と
  仮の《契約》を結ぶという
  方法がありますから………』

 『良かった~ありがとう
  レオニード』

 『私も群れの仲間もマスターと
  《契約》出来て嬉しいです』

 『じゃあーアル達に紹介するわね』

 『はい。マスター』

 こうして、エリカとレオニードの《契約》の折り合いが付いたのだった。



 レオニードとの話し合いが終わったエリカは、アルファードとオスカー、アラン達守護騎士達と魔法騎士団の騎士達に振り返って言う。

 「アル、レオニード達
  えっとぉ……今ねぇ
  グリフォンの群れごと
  《契約》したの

  だから、アル達も
  グリフォンに乗って
  空を一緒に飛べるの

  馬達に乗るよりも早く
  遠くの場所に行けるように
  なるよ

  だから、飼っても良いよね?
  ねっ…アルお願い」

 そんなエリカのおねだりに、アルファードは全開の笑顔で答える。

 〔試練の森に行かないで
  守護獣を手に入れるなんて
  流石は歴代の聖女より
  魔力量があると言われたエリカだな

  これで、エリカは正式な聖女だ
  俺との婚約式がすぐにもできる

  しかも、36頭のグリフォンを
  全て守護獣とするなんて
  初めてのことだ

  その上で、マスターでは無い
  俺達も騎乗出来るとは………
  これなら、どこで魔物の
  大量発生があっても
  対処出来るな〕









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