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第15章 まずは小姑を片付けないと………

274★色々なコトがぽんぽん決まります

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 その言葉を聞いて、アルファードは宣言する。

 「では、決行は、明日にする良いな」

 その宣言に一斉に騎士の礼をとるオスカー達だった。

 『はっ』

 その後もアルファードは、オスカーに命令する。

 「表向きは、グリフォン達に
  騎乗する訓練とする
  オスカー各騎士団への根回しを頼む」

 「お任せください」

 アルファードの命令に、オスカーは惚れ惚れするような騎士の礼を取る。
 それを横目に、アルファードは次々と指示を出す。

 「今回の塩水湖行きに、参加するのは
  俺、エリカ、マクルーファ
  キデオン、レギオン

  エリカの守護騎士に、アルブレヒト
  カセロール、マイケル、ジャステイー他

  今回は、オスカーに残ってもらう

  オスカーは、あの塩ババアの動きを
  監視してくれ

  それと、聖女候補達にも
  気を配っておいて欲しい

  俺がグリフォン達の訓練に出たと知ったら
  あの塩ババアは、俺が居ないのこれ幸いと
  動く可能性もあるからな

  他にも怪しい動きをするヤツらが
  いるかもしれないしな

  それに、彼女達の守護騎士の
  問題もあるからな

  マクルーファには、ちょっと
  いや、かなり無理なコトだからな」

 アルファードの言葉に、自分が残るのが適任と理解しているオスカーは、苦笑いを滲ませて言う。

 「わかっていますよ、団長
  それで、陛下にも連絡しますか?」

 アルファードの指示に、オスカーは苦笑のまま答え、提案する。
 それに、アルファードは、打てば響くというように応じる。

 「俺が自分でするよ
  アレの婚約式やパーティーの
  打ち合わせをする必要があるからな

  父上の下に、何度行こうと
  幾らでも言い訳は出来る

  それよりも、カンパネラ伯爵に
  根回しをした方が良いかもな」

 「それでしたら、マルヴーラ伯爵夫妻にも
  根回しは必要かと?」

 「そこまでするなら
  母上にも根回しする必要が出るな」

 「いっそ、バルディア侯爵も
  こちらに引っ張り込んで

  御婚姻に関する打ち合わせを
  実際にするのはいかがでしょうか?」

 「そうか、それもそうだな
  アレの為にもな‥‥‥」

 ひとしきり、アルファードとオスカーは打ち合わせをする。
 その姿を格好良いなぁ~と思いながら、エリカは黙って見ていた。

 が、エリカも女の子である。
 聞きなれない婚約式という言葉に、エリカは好奇心を刺激されついアルファードに質問してしまう。

 「アルの妹さんって
  結婚までにどんなコトをするの?」

 愛しいエリカの質問に、アルファードは丁寧に答える。

 「神殿で婚約の儀式ようするに
  連環の儀式を行う

  これには、身内が参列しない

  なぜなら、異世界より召喚された聖女‥‥
  これは、寵愛の聖女と彼の皇帝の時のコトな

  連環の儀式をする時に
  聖女に身内がいない為に
  参列者がいなかったコトを、不憫に思い

  我々もそれに順ずるべきだということになり
  身内の参列者は無いんだ

  ほとんど法律に近いな」

 アルファードの説明には、また、寵愛の聖女と彼の皇帝が出てきた。
 この2人は、あの2人はどれだけ多くの習慣や儀式を変えたのかなぁ~とエリカは思う。









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