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第15章 まずは小姑を片付けないと………
263★粛々と会議を進めます
しおりを挟むルイスの心情など知らないアルファードは、淡々と言う。
「これ以上、魔法騎士団の強さを
減じるわけにはいかんのでな
すまないが、我慢してくれ‥‥‥
なお、グリフォン騎士には
ここに居る者達は
全員自動的に任命する
ただし、グリフォン騎士は
常時仕事があるわけではないので
業務に支障がでるコトは
あまりないと思う
帝国全土から
グリフォン騎士を募集する
大会を開くからな
なっ、オスカー」
一気にそこまで説明したアルファードは、その後をポイッとオスカーに放り投げる。
「はい、団長
その中から
守護騎士を選びます
姫君の守護騎士の定員50名
これは、現在任命式を終えて
活動している騎士達を含みません
その他に聖女候補の少女達の
守護騎士も選びます
実際に、聖女候補の少女達を
守る為にも、定員の30名を
採用します
これも、現在、活動している
騎士は、人数に入れません
質問はありますか?」
「‥‥‥」
オスカー副団長の説明が終わると、マイケル体長が手を上げる。
何か思い付いたらしい。
「マイケル隊長
発言を許可します」
オスカーに発言許可をもらったマイケルは立ち上がり、質問を口にした。
「聖女候補の守護騎士は
我が魔法騎士団の騎士は
何名予定しているんでしょうか?
より、正確には
姫君の守護騎士は
何名予定していますか? 」
魔法騎士団の中間管理職である隊長に就任しているマイケルは、有能な部下が減り、他の隊員達に負担が増すコトに躊躇している。
ついでに、キデオンやレギオンの親友として、個人的なルートで、色々な情報を収集して手渡している(結構、頼りにされている)ので、仕事が増えるのは、はっきり言って迷惑でしかないマイケルだった。
だから、自分や同僚の隊から、どの程度の騎士が、引き抜きされるかを知りたかったのだ。
その隊長としてもっともな質問に、オスカーはさらりと答える。
オスカーとしても、本来の業務(魔物討伐など)に、支障が出るのは困るし、エリカの守護騎士に相応しい人間だけを引き抜きたかった。
だから、より具体的な説明をする。
「各聖女候補に
魔法騎士団から
2名~3名の予定です
近衛騎士団からは
4名の予定です
帝都騎士団からは
2名予定です
他の騎士団の中央騎士団
東域騎士団と西域騎士団
南域騎士団と北域騎士団も
各2名の予定です
これで、定員の大半が
埋まってしまいます
そこで、グリフォン騎士に
選ばれた者達は
各騎士団に入団します
そして、新入団した騎士込みで
2名から4名を出してもらいます」
『‥‥‥』
オスカーの補足説明が終わると、数名の隊長が手を上げて、発言を求めた。
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