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第15章 まずは小姑を片付けないと………

259★さぁ塩を手に入れる為の知識を手に入れよう

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 でも大丈夫、彼らグリフォンは、会話の成立するので、特に心配していないエリカだったりする。
 エリカは、昨日思い切りレオニードをもふもふして、堪能した時の幸せ感を思い出しながら、にこにこと全開の笑顔を浮かべる。
 その満ち足りたような笑顔のまま、とりあえず、エリカは守護獣であり、騎獣でもあるレオニードに声を掛ける。

 「レオ、今日の食事は?」

 エリカに話しかけられただけでご機嫌になったレオニードは、無意識に尻尾をパフパフとさせながら答える。
 もちろん、本人、もとい本グリフォンは、シレッと答えたつもりであるが、その尻尾は本体を綺麗に裏切り、声を掛けてもらえて嬉しいのぉ~とソワソワと忙しくなく動いていたりする(猫科?のようなのに、性格はちょっと犬っぽい?)。

 「特に必要ありません
  ますたーからは
  昨日色々と貰いましたし
  魔魚も食べましたから‥‥‥

  私達は、ますたー達と違って

  毎日、3回も食事をする
  必要はないんです

  ですので、明日か明後日に
  狩をしに行く許可があれば
  それで十分です」

 そんなおすましを一生懸命しながら答えるレオニードの姿に、エリカはクスクスと内心で笑いつつも、不思議そうに聞く。

 「私やアルの狩った
  お肉ではダメなの?」

 レオニードは、エリカの言葉に、ちょっとデレッとしてから、表情を引き締めるようにして答えた。

 「はい、自分達で狩った
  獲物を食べるのが
  私達の生活ですから‥‥‥

  日々これをしないと
  戦闘能力が衰えますので‥‥‥

  ますたーから、美味しい
  人間の食べ物を貰って

  ちょっと食べるというのが
  楽しいので‥‥‥
  それで十分です」

 自分達はグリフォンだから、自前でご飯も獲れるし、鍛錬は常にしているというニュアンスの答えに、エリカはちょっとだけ残念そうにしながら頷く。

 「そうなのね、わかったわ‥‥‥

  獲物を狩りたくなったら
  好きに出かけてね

  でも、呼んだら戻って来てね」

 「はい、勿論です

  なお、私達は常日頃から
  交代で狩りに出ますので

  ますたーの側には
  誰かが必ず居ますよ

  私達は、ますたーの
  守護獣なので必ず居ます

  大事なコトなので
  2度言わせてもらいました」

 そんなレオニードに、エリカは笑って頷く。

 「うん、わかったわ」

 ほのぼのとエリカとレオニードが会話しているのを、黙って見ていた守護騎士隊長のアランだったが、その会話に一区切りが付いたと判断して、エリカに声を掛ける。
 アランは、アルファードの近しい従兄弟だったので、塩ババアをさっさと潰したいと思っていたので、ちょっと強引に会話を持っていこうと思っている。

 「エリカ様、出かけますか?
  それとも?」

 アランの問いかけに、エリカはにっこり笑って答える。
 塩ババアの塩を、塩水湖で作る予定の塩で、必要無い状態にしたいとは思っているけど、何の予備知識も無しに出かけたいとは思わない。
 アル達の知識だけじゃ何か物足りないエリカだったりする。

 「今日は、塩水湖について
  調べたいの」

 エリカの答えに、アランはにっこり笑って提案する。

 「では、魔法騎士団内の
  図書館に行きますか?」

 その問いかけで、魔法騎士団内に図書館があることを、エリカは初めて知ったのだった。
 《召還》されたその日から、怒涛の毎日を送っているので、魔法騎士団の建物内すら、いまだに探検し終わって無い、可哀想なエリカだったりする。










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