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第15章 まずは小姑を片付けないと………

252★生ハーレクインごちそうさまでした

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 腹の中でこれから利益を計算し、無意識頷いてから言う。

 「わかった
  お前を跡取りにしよう

  アルブレヒト、お前は
  聖女の守護騎士になれ

  カセロール、お前は
  魔法騎士団に入り
  グリフォン騎士になれ

  良いな、カンパネラは
  商人としてもやっていける
  サルバトールに‥‥‥良いな?」

 「はい、父上
  ありがとうございます

  私は、聖女様の
  守護騎士になります

  そして、新たな家を作ります

  サルバトール
  皇女と家を引き受けてくれて
  ありがとう

  困ったコトがあったら
  言ってくれ

  俺は何時でも
  何時までも、お前の味方だ」

 「父上、嬉しです
  ありがとうございます

  最強のグリフォン騎士になります

  サルバトール、皇女と家と
  商会を押し付けてゴメン

  でも、助かったありがとう

  何かあったら声を掛けてくれ
  何時でも手伝うよ」

 「父上、アルブレヒト兄上
  カセロール兄上

  私の我がままを
  許してくださり
  ありがとうございます

  私も、兄上達の味方です」

 「まぁ~良かったわ‥‥‥
  兄弟仲良く

  自分のやりたいコトに
  進むようになって
  ほっとしたわ

  それに、我が家から
  聖女様の守護騎士が
  出るなんて
  初めての名誉よ

  そして、上位貴族の
  証として有名な
  魔法騎士団の騎士が

  我が家から初めて出るのよ

  それも、聖女様の
  守護獣グリフォンを使った
  最強の騎士団に

  私の可愛いカセロールが
  なるなんて‥‥‥嬉しいわね

  貴方、貴方と結婚して
  傾いた家を盛り立ててもらって

  その上で、こんなにステキな
  息子を下さるなんて‥‥‥

  本当に貴方を愛して
  良かったわ

  私ほど幸運な女はいませんわ」

 「アリアドネー‥‥‥君は‥‥‥
  本当に私で良かったんだね

  君の幼馴染みルイズじゃなくて‥‥‥
  私で‥‥‥」

 「まあ貴方、ルイズは
  兄みたいな存在よ

  困っていた私を助けてくれた
  皇子様は、カルロス貴方なの

  実はね、貴方じゃなかったら
  あ・の・色狂い伯爵のもとに
  嫁ぐ予定だったんだもの

  もしかしたら、カンパネラは
  私の血を引かない者が
  継いでいたかも知れないの

  ハンサムで帝都騎士で
  大金持ちの貴方はかなぁ~り
  優良物件だったのよ

  婚約が決まったとき
  私は、友達に、ズルイわって
  何度も言われたの」

 「嬉しいよ
  私も愛しているよ
  今までも言っていたけど‥‥‥」

 カンパネラ伯爵家の会話は、アルファードにもエリカにも筒抜けだった。
 勿論、皇帝夫妻やバルディア侯爵夫妻やマルヴーラ伯爵夫妻、オスカー達にも‥‥‥。

 この会話のお陰で、野心家でも暗い部分の無いカンパネラ伯爵は、本当の意味で皇女を娶るコトを許された(アルファード達の身内認定)のだった。
 
 なお、エリカは実際に見た、生ハーレクイ○として、残りの聖女達と会話して大いに盛り上がったのだった。

 ついでに、皇帝夫妻の話しもしたのだった。
 こうして、数少ないグリフォン騎士の枠が1つ、それと守護騎士の枠が1つ埋まった。

 グリフォン達との空中散歩を終えると、アルファードとエリカ達は、西の宮から帰った。
 残った者達で、皇女の婚姻について最終的な打ち合わせ?条件のすり合わせをしたのだった。









 

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