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第15章 まずは小姑を片付けないと………
248★グリフォン達の本音の一部を垣間見ました
しおりを挟むレオニードの本心の一部を聞いたエリカは、はっとする。
〔あはは………守護獣契約って
やっぱり、ラノベにあるような
従魔契約に近いのね
ここでは、私の気持ちが
最優先されるのね
私が、コイツ嫌いって
思ったら、その一瞬で
嫌った相手をあっさりと
殺しかねないわね
これは、平常心をこころ
掛ける必要があるのね
そうならない為にも
レオ達と仮契約する相手は
慎重に選ぶ必要がある
ってコトね
でも、アルの皇太子としての
都合もあるだろうから………
その辺も、きちんと考慮
しなきゃいけないわね
私としては
かっこいいレオ達とぉ
きっと、そのうち
産まれるだろう可愛い
グリフォンの子供達を
可愛がれるなら
それだけで幸せなんだけど………
この先にあるだろう
シオババアとの
対決を考えたら………
レオ達を使って
グリフォン騎士団を
作る方が良いのよね
ああ…なんか、自分が
汚くなって行くような
気がするなぁ~………
でも、アルを守りたいから………
それにしても………
人に負の感情を持たないって
本当に難しいよねぇ~………
はぁぁ~………〕
「もしかして、私の気持ちが………」
苦悩しているエリカの思考をちゃっかり読んで楽しんでいるのに、それを綺麗に隠してレオニードは答える。
「はい、ますたーが
愛しいと思っている番殿は
我らの命に代えても助けます
ますたーが泣かないように……
嘆かないように……
我らは、ますたーの
忠実なる僕(しもべ)
ですから………」
自分の命を捨ててでも、エリカの望みを叶えると宣言するレオニードに、エリカは慌てて言う。
「あのね、レオ、私にとって
貴方達も大切な存在なのよ
だから、一緒に助かってね
僅かでも息と意識が
残ってさえいれば
完全治癒(パーフェクトヒール)で
治すから、私の元にかならず
帰ってきてね
絶対よ…お願いね…レオ…」
「はい、ますたー…
私達も命は大事にします
ますたーが、哀しまない様に
…します」
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