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2人目の連絡

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 表のメイド喫茶の仕事は大変だったけど、1対1の裏よりは楽だと思った。
でも、給料面的にはこっちの方がありがたいかな笑

 携帯を開き時間を見ると9時くらいだった。
後1時間くらいは寝られるとベッドでゴロゴロしてた時だった。
あの人青年から連絡電話がかかって来た。
「はい、もしもし…」
「唯さん、現在暇ですか?」
「えっと…」
突然何を言ってくるかと思えば…。
「いや~なかなか連絡をくれないのでこちらからかけただけなんですけどね」
「すみません…」
「別に良いんだよ、それよりこの後お昼から時間は空いてますか?」
「今日は特に用事はないので…何時からだすか?」
「14時からなんだけど…どう?」
多分仕事であろう。
そもそも借金の為に働いてるんだから仕事の事くらい当たり前なのにね笑
「大丈夫です」
「よかった!ちょうど人が足りなかったから唯さんが空いてて助かったよ」
「あははは…」
青年はそう言うと、
「僕もお客様も待ってますからね~」
そう言って電話を切った。
まだ9時だし、もう少しくらい寝ても大丈夫だよね。
そう思い私は二度寝をした。

家からメイド喫茶までは歩いて15分ぐらいで駅前にある。
表向きは普通のメイド喫茶の為誰も裏があるなんて知らないであろう。
見た目はキャバクラと変わらない店構えをしている。
時々キャバクラと間違えて入ってくるお客様がいるらしいけど…。

 目が覚めると時間は…12時だった。
危ない危ない、もう少し起きるのが遅かったら間に合わなくなるとこだったよ。
これから遅めのと言うか…この時間だからお昼ご飯になるよね……笑
冷蔵庫の中を探り昨日凍らしたご飯と卵と人参とピーマンを使って簡単なチャーハンを作った。
「いただきまーす」
お昼のバラエティー番組を見ながら作ったチャーハンを食べ始めた。
あまりご飯系の料理は得意ではないため味が美味しければいいかなっていつも思ってる。
どちらかと言えばお菓子作りはする方かな。
クッキーやカップケーキとか…。
でも今は学生じゃないしあげる人もいないから作ってないんだけど……。
ご飯を食べ終えゆっくり仕事へ行く用意を始めた。

 今日の服装は薄ピンクのブラウスに赤のチェック柄の短めのスカートに黒のタイツで胸元には赤っぽいリボンが付いている。
この物語上タイツよりストッキングの方が良かったのかな~笑
靴は茶色の短めのブーツでヒールは5センチほど。
メイクはほとんどしないが薄めのチークとリップを付けるくらいはしておかないと!

 気がつけばもう出る時間を少し過ぎていた。
やばっ!遅刻しちゃう!!!
私は早足で店に向かった。
ちょっとくらいおくれても良さそうな気はしちゃうけど笑

 「失礼します……」
なんとか間に合った。
「間に合って良かった!唯さん、お客さまがお部屋でお待ちですよ!」
そう言われて地下にある部屋に向かった。
「今日はこの部屋です!前に唯さんが入った部屋より少し広いんですよここ、ダブルベッドより少し大きめのベッドもありますしね」
大きめのベッドがあるんだ…。
「それでは頑張ってくださいね!」
青年はそう言うとドアの前に私だけを置いて受付の方に戻ってしまった。
わ、私…1人!!!
とりあえずドアをノックしてお客様の応答を待った。
「どうぞ」
お客様の応答があったので私は部屋に入った。
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