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本編
7話
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「これで終わりだ!!」
ここはSSランク層のボス部屋。
SSランク層の魔物を連携プレーで倒し、見事ボス部屋までやってきた。
ボスがSSSランクだったため少し手間取ったものの、新しく獲得したスキルで無事倒せた。
腰に差してたお飾りの剣は一度も抜くことはなかったが。
やっぱり職業格闘家に変えよっかな。
この世界のギルドは職業に関してはとても自由で、自己申告制になってるため簡単に変えれる。
この世、そこらへんは大雑把らしい。
「ねぇ~ご主人様~SSSランク層行きましょうよ~」
「そうよ。ここまで来たのだもの、行かないとは言わないよね?」
「私も2人と同じ!!」
うーん。君たちさっきのボスにけっこう苦戦してたんだが...
「仕方ない、分かったよ。次行くか。」
「よっし!!」
ジンお前ほんと変わったよな。
「じゃあ早く行こ。」
「!!ラナ、危ない!!」
「え?」
「ギャァァァ!!!」
扉を開けたラナが、合成獣キメラに、突き飛ばされた。
「「「は(え)?」」」
突然のことに頭が追いつかない。
「え、ラナ。大丈夫っ!!」
ラナは気を失っていた。息はしているものの、顔が青く、息が薄い。
「ラ、ナ、?」
あ、これはだめなやつだ。
頭の中が空っぽになっていく。理性がなくなっていく。
「うわぁぁぁぁーー!!!!」
その後のことは覚えていない。
ジンに何度も呼ばれて意識を取り戻し、気づけば目の前には原型が分からなくなっているキメラが生き絶え絶えに倒れていた。
「これは...俺がやったのか?」
「そうですよ、ご主人。まったく、暴れまわって僕の言うことも聞こえてないみたいだし、大変だったんですよ。」
「そうか......すまんな。」
いくらジンが魔物だからといって、暴走する人間を止めるのは大変だっただろう。
嫌な役割を任せてしまった。
「ん、あれ?私確か突き飛ばされて......!!!!ユート、ナナ、ジン!!!」
「ラナ、起きたのか。大丈夫か?」
「うん、私は大丈夫。そんなことより勝手に行動しちゃってごめんなさい。」
「別にラナが無事だったら良いわよ。」
「あの魔物はもういな......うわぁぁぁぁ!!!」
あ、まだ生きてた。
まぁ倒すと言うより苦しませてたし、最後らへんはほぼリンチだったからな。
「えい。」
「ぐぅぁぁぁぁ!!」
止めの一撃でキメラは断末魔を上げて死んだ。
「痛めつけてから殺すって......いい性格してますよね。」
「当たり前だ、ラナを傷つけたからな。」
しかし、この調子だとSSランク層を攻略するのはむずそうだな。
「ねぇ、サラマンダーたち呼べばいいじゃない。精霊術師のあなたなら可能でしょ?」
あ、
「その可能性考えてなかったわ。」
たしかに、今の俺なら可能だ。
「ステータスオープン。」
ステータスから精霊術師のところに向かう。こういうところがステータスの良いところだよな。
どれどれ、暇な大精霊は......って全員じゃねぇか!!!
「精霊って暇なんだな...」
「「......」」
おいなんか言えよ。
とにかく、精霊を呼べばあとは作業ゲーだった。
SSSランクだからか魔物の数も少なかったし。だから最下層のボス部屋に簡単に到着出来た。ボス部屋はダンジョンマスターがボスになるため、簡単に攻略出来るらしい。
じゃあ大精霊達はもういいか。
「じゃあ大精霊さん達はこれで。」
「おいおい、扱いひどくないか?」
「「「「「そーだそーだ。」」」」」
「俺の魔力たっぷりあげますから。」
「「「「「「分かった。」」」」」」
大精霊チョロ。
「じゃあ行くぞ。」
ダンジョンの攻略へ!!
──────────────────
(?????????目線)
「どうしてこうなったの......」
四人がSランク層で好きかってしてる頃、一人の女性は悲観に満ちた顔で項垂れていた。
彼女は今では滅びた東の国の姫で、このダンジョン、恵みの地下室を管理しているダンジョンマスターだ。
彼女はユートの言葉を借りるならコミ症で引きこもりと言うやつだ。
城にいた配下に逃され、このダンジョンにたどり着いた。
極小だったダンジョンはまたたくまに成長した。
彼女はFランク層からSランク層を設定とし、上の層を目的に来る冒険者の魔力を糧にし、固有スキルもあり快適に引きこもり生活を満喫していたのだが......
そんな平和な生活は一瞬で崩れ去った。
4人......いや2人と2匹の冒険者によって。
彼らは一瞬でSランク層に一瞬で移動した時、彼女は普通のSランク冒険者だと思いこんでた。(ユート程ではないが彼女も結構おかしい。)
彼らが即刻のFランクパーティーであり、これが彼らの初めての依頼だということに彼女は知る由もなかった。
彼女はSランクだと思いこんでたためボス部屋で脱落だと思っていたが......
「なによあの人...ふつうじゃないわよ......」
何分相手が悪かった。
SSランクのボス部屋でトラブルがあったものの、彼らはなんと大精霊を新たに使役し、この部屋へとやってきた。
今は大精霊はいないものの、驚異には変わらない。
そして今まで一度も開かれなかったドアから光が差し、最悪の言葉が聞こえてきた。
「堪忍しろ、ダンジョンマスター!!!」
「ほんと、どうしてこうなったの......!!」
こうして彼女、望月 千奈の平和が崩れ去った。ついでに彼女自身も崩れ落ちた。
ここはSSランク層のボス部屋。
SSランク層の魔物を連携プレーで倒し、見事ボス部屋までやってきた。
ボスがSSSランクだったため少し手間取ったものの、新しく獲得したスキルで無事倒せた。
腰に差してたお飾りの剣は一度も抜くことはなかったが。
やっぱり職業格闘家に変えよっかな。
この世界のギルドは職業に関してはとても自由で、自己申告制になってるため簡単に変えれる。
この世、そこらへんは大雑把らしい。
「ねぇ~ご主人様~SSSランク層行きましょうよ~」
「そうよ。ここまで来たのだもの、行かないとは言わないよね?」
「私も2人と同じ!!」
うーん。君たちさっきのボスにけっこう苦戦してたんだが...
「仕方ない、分かったよ。次行くか。」
「よっし!!」
ジンお前ほんと変わったよな。
「じゃあ早く行こ。」
「!!ラナ、危ない!!」
「え?」
「ギャァァァ!!!」
扉を開けたラナが、合成獣キメラに、突き飛ばされた。
「「「は(え)?」」」
突然のことに頭が追いつかない。
「え、ラナ。大丈夫っ!!」
ラナは気を失っていた。息はしているものの、顔が青く、息が薄い。
「ラ、ナ、?」
あ、これはだめなやつだ。
頭の中が空っぽになっていく。理性がなくなっていく。
「うわぁぁぁぁーー!!!!」
その後のことは覚えていない。
ジンに何度も呼ばれて意識を取り戻し、気づけば目の前には原型が分からなくなっているキメラが生き絶え絶えに倒れていた。
「これは...俺がやったのか?」
「そうですよ、ご主人。まったく、暴れまわって僕の言うことも聞こえてないみたいだし、大変だったんですよ。」
「そうか......すまんな。」
いくらジンが魔物だからといって、暴走する人間を止めるのは大変だっただろう。
嫌な役割を任せてしまった。
「ん、あれ?私確か突き飛ばされて......!!!!ユート、ナナ、ジン!!!」
「ラナ、起きたのか。大丈夫か?」
「うん、私は大丈夫。そんなことより勝手に行動しちゃってごめんなさい。」
「別にラナが無事だったら良いわよ。」
「あの魔物はもういな......うわぁぁぁぁ!!!」
あ、まだ生きてた。
まぁ倒すと言うより苦しませてたし、最後らへんはほぼリンチだったからな。
「えい。」
「ぐぅぁぁぁぁ!!」
止めの一撃でキメラは断末魔を上げて死んだ。
「痛めつけてから殺すって......いい性格してますよね。」
「当たり前だ、ラナを傷つけたからな。」
しかし、この調子だとSSランク層を攻略するのはむずそうだな。
「ねぇ、サラマンダーたち呼べばいいじゃない。精霊術師のあなたなら可能でしょ?」
あ、
「その可能性考えてなかったわ。」
たしかに、今の俺なら可能だ。
「ステータスオープン。」
ステータスから精霊術師のところに向かう。こういうところがステータスの良いところだよな。
どれどれ、暇な大精霊は......って全員じゃねぇか!!!
「精霊って暇なんだな...」
「「......」」
おいなんか言えよ。
とにかく、精霊を呼べばあとは作業ゲーだった。
SSSランクだからか魔物の数も少なかったし。だから最下層のボス部屋に簡単に到着出来た。ボス部屋はダンジョンマスターがボスになるため、簡単に攻略出来るらしい。
じゃあ大精霊達はもういいか。
「じゃあ大精霊さん達はこれで。」
「おいおい、扱いひどくないか?」
「「「「「そーだそーだ。」」」」」
「俺の魔力たっぷりあげますから。」
「「「「「「分かった。」」」」」」
大精霊チョロ。
「じゃあ行くぞ。」
ダンジョンの攻略へ!!
──────────────────
(?????????目線)
「どうしてこうなったの......」
四人がSランク層で好きかってしてる頃、一人の女性は悲観に満ちた顔で項垂れていた。
彼女は今では滅びた東の国の姫で、このダンジョン、恵みの地下室を管理しているダンジョンマスターだ。
彼女はユートの言葉を借りるならコミ症で引きこもりと言うやつだ。
城にいた配下に逃され、このダンジョンにたどり着いた。
極小だったダンジョンはまたたくまに成長した。
彼女はFランク層からSランク層を設定とし、上の層を目的に来る冒険者の魔力を糧にし、固有スキルもあり快適に引きこもり生活を満喫していたのだが......
そんな平和な生活は一瞬で崩れ去った。
4人......いや2人と2匹の冒険者によって。
彼らは一瞬でSランク層に一瞬で移動した時、彼女は普通のSランク冒険者だと思いこんでた。(ユート程ではないが彼女も結構おかしい。)
彼らが即刻のFランクパーティーであり、これが彼らの初めての依頼だということに彼女は知る由もなかった。
彼女はSランクだと思いこんでたためボス部屋で脱落だと思っていたが......
「なによあの人...ふつうじゃないわよ......」
何分相手が悪かった。
SSランクのボス部屋でトラブルがあったものの、彼らはなんと大精霊を新たに使役し、この部屋へとやってきた。
今は大精霊はいないものの、驚異には変わらない。
そして今まで一度も開かれなかったドアから光が差し、最悪の言葉が聞こえてきた。
「堪忍しろ、ダンジョンマスター!!!」
「ほんと、どうしてこうなったの......!!」
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