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第1章 幼少期
20話 悪友のその後②
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「初めまして、ジハナ。側近の娘のアルエットよ」
「は、初めましてアルエット様。私は金細工師ヴァーデンの息子、ジハナと申します!」
ジハナは座っていた椅子からガタッと立ち上がり、叫ぶように自己紹介をした。
「ふふ、緊張しなくて良いわ。楽にして。今日はあたし、あなたを好きなだけ磨いていいと父上から言われているの」
満面の笑みで言ったアルエットを見て、次にその手の中にある山盛りの美容用品をみるとジハナは少し嫌そうな顔をした。眉が下がって情けない顔だ。
「まずは髪をやってあげる、さぁ座って」
アルエットが促すとジハナは自分が立っていることに今気が付いたのか、さっと顔を赤く染めて椅子に座りなおした。
「髪飾り、とるわね。まぁ、随分髪が柔らかいのね。すぐ絡まってしまうでしょう」
「はい、いつも鳥の巣でした」
アルエットはジハナの髪をしばらく握ったり曲げたりして観察したあと、沢山並んだ香油瓶の中から水色の瓶を選び取った。
「ふふふ、香油を使ってゆっくり梳かして、少し時間をおいて、お風呂に入って、少しだけ香油を塗る。その後にこの粉をつけるの。髪が絡まり辛くなるわよ」
「た、たくさんやらなきゃいけないんですね」
「これでも簡単な方なのよ?」
ジハナが助けを求めるような目でこちらを見る。私はゆっくり横に首を振って声を出さずに「あきらめろ」と口を動かした。こちらを睨んでくるが知らんぷりだ。恨むなら普段から手入れをしていなかった自分を恨め。
早速アルエットが瓶を開けてジハナの髪に塗り始める。レモンのようなさわやかな香りの香油だ。
「……この香油は、いい香りですね。どこで買えますか?」
「あら気に入った?この瓶はあげるから、好きに使っていいわ」
「あ、ありがとうございます。でも、その、母に贈ったら喜ぶかなって……」
「まぁ、きっとお母様も喜ぶわ!ふふ、城内のお店でたくさん売っているから、明日にでも一緒に見に行きましょう」
「はい!」
「さぁできたわ。お風呂に入るまでに少し時間をおかなきゃね」
2人の様子を眺めていた私は会話が途切れたのを見て聞く。
「トカゲの髪はどうだ?1年後にはお披露目があるのだが」
「トカゲ?」
「俺の事です。壁にくっつくからトカゲ」
「まぁ、変なあだ名ねぇ」
アルエットはくすくす笑った後、自信にあふれた顔をした。
「傷んでいるけど、すぐ綺麗になるわ。子供だしある程度伸びてしまえばざっくり切っても良いと思うし。ジハナは髪、伸ばしたい?」
「伸ばすと手入れが大変そうだから、短い方が良いかなって思います」
「ふふ。髪っていうのはね、ジハナ。大好きな相手に見せたいな、褒めて欲しいなって思いながらお手入れするものなのよ」
「王子のこと?」
「あら王子を選ぶの?ふふ、まぁそうね、あなた側近なんだし、王子でも良いと思うわ」
アルエットが微笑んだのを見て、ジハナは自分の髪を一束つまんでしげしげと眺めると「王子が長い方が好きなら俺も伸ばそうかなぁ」と小さく呟いた。
「王子たちもこうやって毎日髪を手入れしているんですか?」
「そうねぇ。私は見たことが無いけれど時間をたっぷりかけて手入れしているはずよ。アイニェン様とはたまに手入れの話で盛り上がるの」
「だから皆髪が綺麗なんですね。いつも不思議だったんです。王子の髪、どれだけ走っても転んでも鳥の巣にならないから」
「ふふ、噂の脱走した時の話?」
「う、まぁ、はい。前に蛍を見に行った時も凄かったんですよ!蛍の光が王子の髪と目をピカピカって光らせて、綺麗だったなぁ」
「王子の髪は金色だから、きっと素敵だったでしょうね」
「はい!それに王子はいつも背筋がまっすぐで、偉い人って感じで強そうで格好いいです。寝てても真っすぐだった時はちょっと笑ったけど」
「ふふふ、真っすぐ?」
「森で昼寝してた時の話なんですけど、目が覚めて王子を見たらピンと槍の柄みたいに頭から足の先まで真っすぐに寝てて、つついても起きないし、なにか呪いにでも掛かったかなって焦ったんです」
「呪い?それは大変ねぇ」
「あ、呪いっていうのは本に出てきた悪い魔法使いが逆らった相手に掛けた呪いで、王子は大丈夫ですよ、蹴っ飛ばしたら起きましたから!あの時は本を読んだばっかりだったからそう思っちゃっただけで。ああそう、王子は本も貸してくれるんですよ。俺の好きな物語の本をわざわざ探してきて、どれが良い?って聞くんです」
「それは嬉しいわね」
「はい!難しい内容の時もあるけど、そういうのは説明しながら読んでくれるし、説明は分かりやすいし、年下なのに頼りがいがあります」
その後しばらくジハナは王子のやさしい所、格好良さや品の良さについて語った。本人曰く「親にも話せなかったから王子の話ができてうれしい」だそうだ。アルエットは始終にこにこと聞き役に徹し、ジハナの口は私が風呂に行くように指示するまで止まらなかった。
「ジハナ、話の途中で悪いが、そろそろお風呂に行ってきなさい」
「あ、すみません、話し過ぎちゃいましたね」
「私はもう部屋に戻るけど、お風呂上がりの香油はお父様が付けてくださるからね」
「そうなんですか?ありがとうございます、ネオニール様」
「うむ。風呂の場所は分かるな?」
「食堂の先を右ですよね」
「そうだ、行ってこい」
ジハナは持ってきた荷物の中から新しいローブと下着を取り出すと風呂場に走っていった。
「寄り道せずに戻ってくるのだぞ!」
「はぁい」
「ジハナ、またね!」
「アルエット様、ありがとうございました!」
あっという間に見えなくなった後ろ姿に、城の中では走らないように言わなければ、と頭の中の「してはダメ」リストに書き込んだ。
「お父様、あの子……」
ジハナが出て行って2人になった部屋でアルエットが櫛と香油の瓶を握りしめたままプルプル震える。
「なんだ?ジハナが何か粗相をしたか?」
「まさか!その逆よ!本当に、なんてかわいい子なのかしら!ずっと緊張していたのもかわいいけれど、やっぱり最初にお母様の事を考えるというのが、健気だわ!子供ってあんなにかわいいものだったかしら?」
「お、おお」
思っている以上にジハナを気に入ったようだった。
「それに王子の事を大好きなのも、笑っちゃうくらい可愛いわ。でもあの子、本当に側近にしてしまうの?きっとすごく大変だわ。ずっとあの純真なままでいられたらいいのに。お父様に色々勉強やら常識やら詰め込まれて、お父様"その2"みたいになってしまったらどうしましょう!」
「その2の何がいけないのだ?え?アルエット」
私自らの手で一生懸命「勉強やら常識やら」を詰め込んだ娘が美容に憑りつかれてしまったことはさておき、アルエットとジハナがうまくやっていけそうで安心する。正式な側近として国民にお披露目をするまで、少なくとも1年間はみっちり手入れ方法を覚えてもらわなければならないのだ。
その後「王子もジハナももっと自由させるべき」とか私の教育方針に文句を言いながらアルエットは部屋に戻っていった。ふぅ、と息を吐きジハナのベッドへ腰かけ、ジハナの帰りを待つ。
王子が抜け出すのを防ぐことばかりで、彼らが抜け出して何をしているかには考えが至っていなかった。先ほどのジハナの話を聞く限り、蛍を見て、昼寝して、本を読むだけ。特別危ないことはしていないようだ。
それよりも思ったより王子がジハナの面倒を積極的に見ている事も驚いた。王子は下の兄弟の事を可愛がっているが、あれこれ手伝ったりする事はない。城仕えの者になんでも頼める環境で生活しているからだろうか?
「ネオニール様!すごいです!城の浴場、全部水がお湯でした!流石!流石お城!」
大した時間も経たないうちにジハナは走りながら戻ってきた。
浴場に大満足だったようで部屋に入るなりどれだけすごい体験だったかを身振り手振りで一生懸命説明し始める。
「わかったわかった!トカゲ、落ち着け!ほら、香油を塗るから!座れ!」
どうにか大興奮の子供を宥めて座らせ、香油を1滴手に取り髪に馴染ませる。何度も振り返ろうとするので面倒ではあったが、髪が短いので案外時間はかからない。仕上げに白い粉をポンポンはたいて塗すと手櫛でもほとんど引っ掛からなくなった。
こんなものだな、と一息ついてジハナに今日の予定を告げる。
「ジハナ。悪いが私はこの後公務に戻らねばならん。お前の教育は明日からだ。今日は家から持ってきた荷物を整理して、腹がすいたら食堂で夕食にいくと良い。見張りの兵たちもそこで食事をしているだろうから寂しかったら構ってもらえ」
「寂しいって、そんな子供じゃないですよ!」
「風呂ではしゃぐのは子供だろう」
「へへへ、あれは本当にすごかった……」
ジハナは風呂を思い出したのか満足げにニマニマしながら背もたれに寄りかかった。アルエットが置いて行った香油の青い瓶と粉の箱をジハナの机に置く。
「では、私はそろそろ行く」
「ネオニール様、髪、ありがとうございました。アルエット様にもありがとうと言っておいてくれるとうれしいです」
「ああ、伝えておくよ」
「これからよろしくお願いします!」
「うむ」
「は、初めましてアルエット様。私は金細工師ヴァーデンの息子、ジハナと申します!」
ジハナは座っていた椅子からガタッと立ち上がり、叫ぶように自己紹介をした。
「ふふ、緊張しなくて良いわ。楽にして。今日はあたし、あなたを好きなだけ磨いていいと父上から言われているの」
満面の笑みで言ったアルエットを見て、次にその手の中にある山盛りの美容用品をみるとジハナは少し嫌そうな顔をした。眉が下がって情けない顔だ。
「まずは髪をやってあげる、さぁ座って」
アルエットが促すとジハナは自分が立っていることに今気が付いたのか、さっと顔を赤く染めて椅子に座りなおした。
「髪飾り、とるわね。まぁ、随分髪が柔らかいのね。すぐ絡まってしまうでしょう」
「はい、いつも鳥の巣でした」
アルエットはジハナの髪をしばらく握ったり曲げたりして観察したあと、沢山並んだ香油瓶の中から水色の瓶を選び取った。
「ふふふ、香油を使ってゆっくり梳かして、少し時間をおいて、お風呂に入って、少しだけ香油を塗る。その後にこの粉をつけるの。髪が絡まり辛くなるわよ」
「た、たくさんやらなきゃいけないんですね」
「これでも簡単な方なのよ?」
ジハナが助けを求めるような目でこちらを見る。私はゆっくり横に首を振って声を出さずに「あきらめろ」と口を動かした。こちらを睨んでくるが知らんぷりだ。恨むなら普段から手入れをしていなかった自分を恨め。
早速アルエットが瓶を開けてジハナの髪に塗り始める。レモンのようなさわやかな香りの香油だ。
「……この香油は、いい香りですね。どこで買えますか?」
「あら気に入った?この瓶はあげるから、好きに使っていいわ」
「あ、ありがとうございます。でも、その、母に贈ったら喜ぶかなって……」
「まぁ、きっとお母様も喜ぶわ!ふふ、城内のお店でたくさん売っているから、明日にでも一緒に見に行きましょう」
「はい!」
「さぁできたわ。お風呂に入るまでに少し時間をおかなきゃね」
2人の様子を眺めていた私は会話が途切れたのを見て聞く。
「トカゲの髪はどうだ?1年後にはお披露目があるのだが」
「トカゲ?」
「俺の事です。壁にくっつくからトカゲ」
「まぁ、変なあだ名ねぇ」
アルエットはくすくす笑った後、自信にあふれた顔をした。
「傷んでいるけど、すぐ綺麗になるわ。子供だしある程度伸びてしまえばざっくり切っても良いと思うし。ジハナは髪、伸ばしたい?」
「伸ばすと手入れが大変そうだから、短い方が良いかなって思います」
「ふふ。髪っていうのはね、ジハナ。大好きな相手に見せたいな、褒めて欲しいなって思いながらお手入れするものなのよ」
「王子のこと?」
「あら王子を選ぶの?ふふ、まぁそうね、あなた側近なんだし、王子でも良いと思うわ」
アルエットが微笑んだのを見て、ジハナは自分の髪を一束つまんでしげしげと眺めると「王子が長い方が好きなら俺も伸ばそうかなぁ」と小さく呟いた。
「王子たちもこうやって毎日髪を手入れしているんですか?」
「そうねぇ。私は見たことが無いけれど時間をたっぷりかけて手入れしているはずよ。アイニェン様とはたまに手入れの話で盛り上がるの」
「だから皆髪が綺麗なんですね。いつも不思議だったんです。王子の髪、どれだけ走っても転んでも鳥の巣にならないから」
「ふふ、噂の脱走した時の話?」
「う、まぁ、はい。前に蛍を見に行った時も凄かったんですよ!蛍の光が王子の髪と目をピカピカって光らせて、綺麗だったなぁ」
「王子の髪は金色だから、きっと素敵だったでしょうね」
「はい!それに王子はいつも背筋がまっすぐで、偉い人って感じで強そうで格好いいです。寝てても真っすぐだった時はちょっと笑ったけど」
「ふふふ、真っすぐ?」
「森で昼寝してた時の話なんですけど、目が覚めて王子を見たらピンと槍の柄みたいに頭から足の先まで真っすぐに寝てて、つついても起きないし、なにか呪いにでも掛かったかなって焦ったんです」
「呪い?それは大変ねぇ」
「あ、呪いっていうのは本に出てきた悪い魔法使いが逆らった相手に掛けた呪いで、王子は大丈夫ですよ、蹴っ飛ばしたら起きましたから!あの時は本を読んだばっかりだったからそう思っちゃっただけで。ああそう、王子は本も貸してくれるんですよ。俺の好きな物語の本をわざわざ探してきて、どれが良い?って聞くんです」
「それは嬉しいわね」
「はい!難しい内容の時もあるけど、そういうのは説明しながら読んでくれるし、説明は分かりやすいし、年下なのに頼りがいがあります」
その後しばらくジハナは王子のやさしい所、格好良さや品の良さについて語った。本人曰く「親にも話せなかったから王子の話ができてうれしい」だそうだ。アルエットは始終にこにこと聞き役に徹し、ジハナの口は私が風呂に行くように指示するまで止まらなかった。
「ジハナ、話の途中で悪いが、そろそろお風呂に行ってきなさい」
「あ、すみません、話し過ぎちゃいましたね」
「私はもう部屋に戻るけど、お風呂上がりの香油はお父様が付けてくださるからね」
「そうなんですか?ありがとうございます、ネオニール様」
「うむ。風呂の場所は分かるな?」
「食堂の先を右ですよね」
「そうだ、行ってこい」
ジハナは持ってきた荷物の中から新しいローブと下着を取り出すと風呂場に走っていった。
「寄り道せずに戻ってくるのだぞ!」
「はぁい」
「ジハナ、またね!」
「アルエット様、ありがとうございました!」
あっという間に見えなくなった後ろ姿に、城の中では走らないように言わなければ、と頭の中の「してはダメ」リストに書き込んだ。
「お父様、あの子……」
ジハナが出て行って2人になった部屋でアルエットが櫛と香油の瓶を握りしめたままプルプル震える。
「なんだ?ジハナが何か粗相をしたか?」
「まさか!その逆よ!本当に、なんてかわいい子なのかしら!ずっと緊張していたのもかわいいけれど、やっぱり最初にお母様の事を考えるというのが、健気だわ!子供ってあんなにかわいいものだったかしら?」
「お、おお」
思っている以上にジハナを気に入ったようだった。
「それに王子の事を大好きなのも、笑っちゃうくらい可愛いわ。でもあの子、本当に側近にしてしまうの?きっとすごく大変だわ。ずっとあの純真なままでいられたらいいのに。お父様に色々勉強やら常識やら詰め込まれて、お父様"その2"みたいになってしまったらどうしましょう!」
「その2の何がいけないのだ?え?アルエット」
私自らの手で一生懸命「勉強やら常識やら」を詰め込んだ娘が美容に憑りつかれてしまったことはさておき、アルエットとジハナがうまくやっていけそうで安心する。正式な側近として国民にお披露目をするまで、少なくとも1年間はみっちり手入れ方法を覚えてもらわなければならないのだ。
その後「王子もジハナももっと自由させるべき」とか私の教育方針に文句を言いながらアルエットは部屋に戻っていった。ふぅ、と息を吐きジハナのベッドへ腰かけ、ジハナの帰りを待つ。
王子が抜け出すのを防ぐことばかりで、彼らが抜け出して何をしているかには考えが至っていなかった。先ほどのジハナの話を聞く限り、蛍を見て、昼寝して、本を読むだけ。特別危ないことはしていないようだ。
それよりも思ったより王子がジハナの面倒を積極的に見ている事も驚いた。王子は下の兄弟の事を可愛がっているが、あれこれ手伝ったりする事はない。城仕えの者になんでも頼める環境で生活しているからだろうか?
「ネオニール様!すごいです!城の浴場、全部水がお湯でした!流石!流石お城!」
大した時間も経たないうちにジハナは走りながら戻ってきた。
浴場に大満足だったようで部屋に入るなりどれだけすごい体験だったかを身振り手振りで一生懸命説明し始める。
「わかったわかった!トカゲ、落ち着け!ほら、香油を塗るから!座れ!」
どうにか大興奮の子供を宥めて座らせ、香油を1滴手に取り髪に馴染ませる。何度も振り返ろうとするので面倒ではあったが、髪が短いので案外時間はかからない。仕上げに白い粉をポンポンはたいて塗すと手櫛でもほとんど引っ掛からなくなった。
こんなものだな、と一息ついてジハナに今日の予定を告げる。
「ジハナ。悪いが私はこの後公務に戻らねばならん。お前の教育は明日からだ。今日は家から持ってきた荷物を整理して、腹がすいたら食堂で夕食にいくと良い。見張りの兵たちもそこで食事をしているだろうから寂しかったら構ってもらえ」
「寂しいって、そんな子供じゃないですよ!」
「風呂ではしゃぐのは子供だろう」
「へへへ、あれは本当にすごかった……」
ジハナは風呂を思い出したのか満足げにニマニマしながら背もたれに寄りかかった。アルエットが置いて行った香油の青い瓶と粉の箱をジハナの机に置く。
「では、私はそろそろ行く」
「ネオニール様、髪、ありがとうございました。アルエット様にもありがとうと言っておいてくれるとうれしいです」
「ああ、伝えておくよ」
「これからよろしくお願いします!」
「うむ」
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