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EPISODE 02・爆発的芸術と称する変態
Prolog
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1996年11月29日 23:00
最上層界・アズガルド。上層界・ミズガルドより更なる上に存在する国。
イグニス界最も文明が進んでいる国として知られるも、住んでいるのは貴族・王族といった上流民ばかりである。
そんなアズガルドのシンボルとも言える二本の高層ビル・ユグドラシルの上層階にて…
_ドオオォォォンッ!!!
原因不明の爆発が轟音と共に発生した。
飛んできたガラス片や瓦礫は、下に広がる民家を襲い、異変に気付いた住民らは我先にと命欲しさに逃げ惑う。
「おい、任務は完了したぜ。そちらに帰還する」
『ご苦労だったな。金は振り込んどくぞ』
対し、ユグドラシル爆発地点で一人の男が通信機を使って誰かと話している。
防火用の衣服を着込み、ガスマスクを付けているためか、炎による熱や発生する煙を諸共せず、その男は爆発によって出来た穴から覗き込み…
「…くだらねぇ世界だな、金食い虫共が...」
と、一言愚痴を零してから、爆煙の中へと姿を消した…。
EPISODE・02
爆発的芸術と称する変態
最上層界・アズガルド。上層界・ミズガルドより更なる上に存在する国。
イグニス界最も文明が進んでいる国として知られるも、住んでいるのは貴族・王族といった上流民ばかりである。
そんなアズガルドのシンボルとも言える二本の高層ビル・ユグドラシルの上層階にて…
_ドオオォォォンッ!!!
原因不明の爆発が轟音と共に発生した。
飛んできたガラス片や瓦礫は、下に広がる民家を襲い、異変に気付いた住民らは我先にと命欲しさに逃げ惑う。
「おい、任務は完了したぜ。そちらに帰還する」
『ご苦労だったな。金は振り込んどくぞ』
対し、ユグドラシル爆発地点で一人の男が通信機を使って誰かと話している。
防火用の衣服を着込み、ガスマスクを付けているためか、炎による熱や発生する煙を諸共せず、その男は爆発によって出来た穴から覗き込み…
「…くだらねぇ世界だな、金食い虫共が...」
と、一言愚痴を零してから、爆煙の中へと姿を消した…。
EPISODE・02
爆発的芸術と称する変態
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