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EPISODE 01・薬に溺れた男
01
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1996年10月07日 11:45
リーパーside
「んあ…」
相変わらず寝心地の悪いベンチの上で目を覚ました俺は、体を解して脳を覚醒させた。
ホームレス生活を始めて大体一週間経過。あの一件以来、リフィアの報告が上がってない。
だが逆に言えば残念な話も上がってないんで無事なんだろう。見舞いに行きたいのも山々だが、あいにく場所がわからない。
それと、例の組織・ヨトゥンらしい人物と接敵していない。
絡んでくるのはホームレス狩りをするバカガキ共。当然、返り討ちにしてる訳だが。
それなら帰ればいいじゃんって話になると思うが、残念ながら通行法なんてもんがない。
悪くいえばここは牢獄みたいなところで、外に出るにはチップを払わないと無駄らしい。めんどくせぇシステムだなおい。
と、ここ一週間で色々とわかった訳だが…
「おん?」
朝のモーニングルーティンことゴミ漁りを始めようとしたところ、視線を感じたんでそちらの方へ目を向けた。
そこに居たのは柱の裏でチラリとこちらの様子を伺う感じで見つめている白髪のガキとホームレスのおっさんがいた。
あいつって確かリフィアの…。
「よぉ、一週間ぶりか?」
「ま、そんなところだな。そっちは元気してるかね?」
「いつも通り、飯を漁ろうとしたところだよ」
ゴミを食うってんなら、昔やってた山に篭ってサバイバルした方が良かったな。食料とか困らなかったし、川水を使えば体を洗うことだってできる。
「で、何の用だ?」
まぁそれはさておき。早速本題に入るとしよう。
おっさんはともかく、ガキがここにいるってことはリフィアに関しての話だろう。
「あぁ、リフィアが退院した。今は店に戻って営業してる」
「そりゃおめでたいな」
で、話を聞いてみたらリフィアが退院した、というもの。
確かにおめでたいっちゃおめでたいが、あんな重症をわずか一週間で事を済ませるとは…一体どんな医者がいやがるんだよ。
「それで、レナお嬢がママのところに来て欲しいと…」
「レナ?」
俺の問いに顎を使って答えるおっさん。
ぶっきらぼうに指された先にいたのは、おっさんの服を掴んで身を隠している例のガキがいた。
…そういや名前聞いてなかったし、名乗りすらしてなかったな。
「………」
そういうレナは無言のままじっと俺を見つめてくる。
言葉がなくとも、うちに来て欲しいという気持ちだけ伝わってくる。
どうも逃げられないらしい。まぁそもそもこんな場所から逃げられるってんならとっくに逃げてるんだけど。
「わーったよ。退院祝いを兼ねて会いに行ってやるからそんな顔すんな」
「………!」
あ、笑った。表情に出やすいタイプか、こいつ。
「てなわけでおっさん、行くぞ」
「やれやれ…こっちが誘ってんのに…。あと俺の名前はフギンだ。情報屋をしている。よろしくな、兄弟」
「あんたと兄弟になった覚えはねぇが…まぁテキトーによろしく」
てかこいつ、情報屋だったのか。妙になんでも知ってるなと思ったらそういうことか…。
・・・
・・
・
「いらっしゃ…あっ」
「よぅ、邪魔するぜ」
エイルの扉を開けると、そこには完治したリフィアがエプロンを巻いてせっせと働いてる姿が見れた。
扉に備え付けてあった呼び鈴をキッカケに、目が合ってしまうものの、そんなこと気にせずにカウンターの椅子に腰掛けた。
「え、えっと…その…」
「まぁ喋りたいことは山ほどあるだろうが、まずは退院おめでとう」
「う、うん。ありがとう」
素直にそう言ってみると、照れてんのかどうか知らねぇが、少し顔を赤くしながら小さく感謝を述べてきた。
本人はボソリと言ったつもりなんだろうが、生憎こっちは耳が変にいい。完全に聞こえてるぜ?
「で、今の気分は?」
「うんうん!絶好調!!」
「ならいいか」
だからといってそんな眩しい笑顔で言われてもな…。テンションも戻って何よりだ。
「ママ、ミルクココア」
「俺はいつもので」
「はいはい。今用意するから、二人ともそっちに居てね」
なんかちゃっかりとおっさんも注文してるが、レナとフギンは俺たちから離れたテーブル席に腰掛けた。
フギンが気を利かせてくれたんだろう。一週間前の話なんざ、ガキが聞いてもいいようなもんじゃねぇし。
「で、君は何がいい?」
「生憎金がないんでね」
「なら適当に作るね。お腹減ってるでしょ」
「あー、気持ちはありがたいが_」
「もう、素直に受け取ってよ。命の恩人なんだから」
「じゃあ、お言葉に甘えて…」
そう言うと、リフィアは「かしこまり」と一声掛けてから料理を作り始めた。
その間暇なので、俺は何かないかと周囲を見渡してみると、ふとあるものを見つけ、歩み寄ってそれを手に取った。
あるもの、というのは新聞紙。文字は相変わらず読めないが、記載されている写真の場所からして、例の闇金融会社の倒産でも書いてるんだろう。
あの後、本社に捕まってた女共を助けたが元気にしてっかな。
「はい、お待たせ」
なんて思いながら呑気に新聞を眺めていると、スパイスの効いた程よい香りがした。
その方向へ視線を向けると、よく見慣れた食い物が…。
「カレーか」
「嫌いだった?」
「いや、久々に見た」
そもそも家庭料理を見るのが久しぶりだな。しかも誰かの手料理なら尚更だ。
ちなみに、俺が新聞を読んでる間に向こうの注文は終わっているようで、レナとフギンは美味そうにそれぞれ頼んだものを嗜んでいる。
「いただきます」
「いただきます?」
「あぁ、風習みたいなもんだ。食い物に感謝を送る…的な」
「いいね、それ」
手を合わせているとリフィアが首を傾げながらそう問いを投げてきたんで受け答えてやった。
そうか。いただきますも知らないのか、この地域は。
「…美味いな」
そう思いながら置いてあったカレーを口に運んでみると、結構美味かった。
流石は喫茶店長、料理の一つ二つは一級品ってことか。
「へへっ、それはよかった」
思わず出てきた感想を聞いたリフィアは嬉しそうに二ヒヒと笑う。親子揃って感情がわかりやすいな。
「ところでさ…」
「ん?」
呑気にカレーを食っていると、正面に立つリフィアがふと思い出したかのように、俺にこう訊ねてきた。
「名前、まだ聞いてなかったよね?」
「そう言えば…」
あの時は一方的に質問しまくったからな。
本来なら殺し屋としてプライバシー的な何かをポンポン出す訳にもいかねぇが、リフィアは俺の本性を知っちまっている以上、名乗らないと失礼か。
「八神零児。仕事の時はリーパーと名乗ってる」
「レージくん、ね。結構変わった名前してるけど、東洋人?」
「まぁな。日本っつーところからやってきた」
「ニホン?」
「いやなんでもない。話すと長くなる」
ふむ…この前見せた500円玉はともかく、まさか日本も知らないとは…。やっぱここって地球じゃないのか?
でもリフィア本人の口から東洋ってワードが出たってことは日本に近いような場所があるってことかもしれない。
「ふーん…まぁいいや。それで、レージくんの家族は?」
「いない。物心ついた時から孤児院にいた」
「あ、ごめんなさい…」
「なに、気にすんな。どうせロクでもねぇ親だったんだろうよ」
まぁそのおかげで今の俺がいるわけなんだが。
「そっか…家族が居ないんだ…」
なんて思ってると、リフィアは何か考え事をしているようでブツブツと何かを呟く。
「それならさ、私たちの家族にならない?」
「あ?」
そうして悩みに悩んだ挙句、辿り着いた答えがこれらしい。
想定外の答案に、俺は思わず間の抜けた声を出し、カレーを掬っていたスプーンを持つ手を止めてしまった。
「だから一緒に住むの。私とレナと君で」
「…マジ?」
「うん、マジ」
即答された。どうやらマジの提案らしい。
「あ、あのなリフィア。もうわかってると思うが、俺の仕事は人道を外れてんだぞ?しかも変な組織に目付けられてるし、ここで居候されたって_」
「いいんだよ。どんな人だろうが、あなたは私たちの恩人…それぐらいの事をしてあげないと示しがつかないよ」
「リフィア…」
「嫌だって言っても無理矢理ここに住まわせるから」
それでも断ろうとしたが、リフィアが頬を膨らませてそう言ってきた。
…はぁ、しょうがない。
「わかった。けど一つ条件がある」
「なになに?」
「俺もここで働かせてくれ。ニートになるのはごめんだ」
ただで住まわせるんだ。それぐらいしないと気が紛れない。
「ニート…っていうのがイマイチ分からないけど、レージくんがそうしたいならいいよ」
「あぁ、よろしく頼むよ。店長さん」
そうして俺は今日付けで、ここエイルの店員になった。
リーパーside
「んあ…」
相変わらず寝心地の悪いベンチの上で目を覚ました俺は、体を解して脳を覚醒させた。
ホームレス生活を始めて大体一週間経過。あの一件以来、リフィアの報告が上がってない。
だが逆に言えば残念な話も上がってないんで無事なんだろう。見舞いに行きたいのも山々だが、あいにく場所がわからない。
それと、例の組織・ヨトゥンらしい人物と接敵していない。
絡んでくるのはホームレス狩りをするバカガキ共。当然、返り討ちにしてる訳だが。
それなら帰ればいいじゃんって話になると思うが、残念ながら通行法なんてもんがない。
悪くいえばここは牢獄みたいなところで、外に出るにはチップを払わないと無駄らしい。めんどくせぇシステムだなおい。
と、ここ一週間で色々とわかった訳だが…
「おん?」
朝のモーニングルーティンことゴミ漁りを始めようとしたところ、視線を感じたんでそちらの方へ目を向けた。
そこに居たのは柱の裏でチラリとこちらの様子を伺う感じで見つめている白髪のガキとホームレスのおっさんがいた。
あいつって確かリフィアの…。
「よぉ、一週間ぶりか?」
「ま、そんなところだな。そっちは元気してるかね?」
「いつも通り、飯を漁ろうとしたところだよ」
ゴミを食うってんなら、昔やってた山に篭ってサバイバルした方が良かったな。食料とか困らなかったし、川水を使えば体を洗うことだってできる。
「で、何の用だ?」
まぁそれはさておき。早速本題に入るとしよう。
おっさんはともかく、ガキがここにいるってことはリフィアに関しての話だろう。
「あぁ、リフィアが退院した。今は店に戻って営業してる」
「そりゃおめでたいな」
で、話を聞いてみたらリフィアが退院した、というもの。
確かにおめでたいっちゃおめでたいが、あんな重症をわずか一週間で事を済ませるとは…一体どんな医者がいやがるんだよ。
「それで、レナお嬢がママのところに来て欲しいと…」
「レナ?」
俺の問いに顎を使って答えるおっさん。
ぶっきらぼうに指された先にいたのは、おっさんの服を掴んで身を隠している例のガキがいた。
…そういや名前聞いてなかったし、名乗りすらしてなかったな。
「………」
そういうレナは無言のままじっと俺を見つめてくる。
言葉がなくとも、うちに来て欲しいという気持ちだけ伝わってくる。
どうも逃げられないらしい。まぁそもそもこんな場所から逃げられるってんならとっくに逃げてるんだけど。
「わーったよ。退院祝いを兼ねて会いに行ってやるからそんな顔すんな」
「………!」
あ、笑った。表情に出やすいタイプか、こいつ。
「てなわけでおっさん、行くぞ」
「やれやれ…こっちが誘ってんのに…。あと俺の名前はフギンだ。情報屋をしている。よろしくな、兄弟」
「あんたと兄弟になった覚えはねぇが…まぁテキトーによろしく」
てかこいつ、情報屋だったのか。妙になんでも知ってるなと思ったらそういうことか…。
・・・
・・
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「いらっしゃ…あっ」
「よぅ、邪魔するぜ」
エイルの扉を開けると、そこには完治したリフィアがエプロンを巻いてせっせと働いてる姿が見れた。
扉に備え付けてあった呼び鈴をキッカケに、目が合ってしまうものの、そんなこと気にせずにカウンターの椅子に腰掛けた。
「え、えっと…その…」
「まぁ喋りたいことは山ほどあるだろうが、まずは退院おめでとう」
「う、うん。ありがとう」
素直にそう言ってみると、照れてんのかどうか知らねぇが、少し顔を赤くしながら小さく感謝を述べてきた。
本人はボソリと言ったつもりなんだろうが、生憎こっちは耳が変にいい。完全に聞こえてるぜ?
「で、今の気分は?」
「うんうん!絶好調!!」
「ならいいか」
だからといってそんな眩しい笑顔で言われてもな…。テンションも戻って何よりだ。
「ママ、ミルクココア」
「俺はいつもので」
「はいはい。今用意するから、二人ともそっちに居てね」
なんかちゃっかりとおっさんも注文してるが、レナとフギンは俺たちから離れたテーブル席に腰掛けた。
フギンが気を利かせてくれたんだろう。一週間前の話なんざ、ガキが聞いてもいいようなもんじゃねぇし。
「で、君は何がいい?」
「生憎金がないんでね」
「なら適当に作るね。お腹減ってるでしょ」
「あー、気持ちはありがたいが_」
「もう、素直に受け取ってよ。命の恩人なんだから」
「じゃあ、お言葉に甘えて…」
そう言うと、リフィアは「かしこまり」と一声掛けてから料理を作り始めた。
その間暇なので、俺は何かないかと周囲を見渡してみると、ふとあるものを見つけ、歩み寄ってそれを手に取った。
あるもの、というのは新聞紙。文字は相変わらず読めないが、記載されている写真の場所からして、例の闇金融会社の倒産でも書いてるんだろう。
あの後、本社に捕まってた女共を助けたが元気にしてっかな。
「はい、お待たせ」
なんて思いながら呑気に新聞を眺めていると、スパイスの効いた程よい香りがした。
その方向へ視線を向けると、よく見慣れた食い物が…。
「カレーか」
「嫌いだった?」
「いや、久々に見た」
そもそも家庭料理を見るのが久しぶりだな。しかも誰かの手料理なら尚更だ。
ちなみに、俺が新聞を読んでる間に向こうの注文は終わっているようで、レナとフギンは美味そうにそれぞれ頼んだものを嗜んでいる。
「いただきます」
「いただきます?」
「あぁ、風習みたいなもんだ。食い物に感謝を送る…的な」
「いいね、それ」
手を合わせているとリフィアが首を傾げながらそう問いを投げてきたんで受け答えてやった。
そうか。いただきますも知らないのか、この地域は。
「…美味いな」
そう思いながら置いてあったカレーを口に運んでみると、結構美味かった。
流石は喫茶店長、料理の一つ二つは一級品ってことか。
「へへっ、それはよかった」
思わず出てきた感想を聞いたリフィアは嬉しそうに二ヒヒと笑う。親子揃って感情がわかりやすいな。
「ところでさ…」
「ん?」
呑気にカレーを食っていると、正面に立つリフィアがふと思い出したかのように、俺にこう訊ねてきた。
「名前、まだ聞いてなかったよね?」
「そう言えば…」
あの時は一方的に質問しまくったからな。
本来なら殺し屋としてプライバシー的な何かをポンポン出す訳にもいかねぇが、リフィアは俺の本性を知っちまっている以上、名乗らないと失礼か。
「八神零児。仕事の時はリーパーと名乗ってる」
「レージくん、ね。結構変わった名前してるけど、東洋人?」
「まぁな。日本っつーところからやってきた」
「ニホン?」
「いやなんでもない。話すと長くなる」
ふむ…この前見せた500円玉はともかく、まさか日本も知らないとは…。やっぱここって地球じゃないのか?
でもリフィア本人の口から東洋ってワードが出たってことは日本に近いような場所があるってことかもしれない。
「ふーん…まぁいいや。それで、レージくんの家族は?」
「いない。物心ついた時から孤児院にいた」
「あ、ごめんなさい…」
「なに、気にすんな。どうせロクでもねぇ親だったんだろうよ」
まぁそのおかげで今の俺がいるわけなんだが。
「そっか…家族が居ないんだ…」
なんて思ってると、リフィアは何か考え事をしているようでブツブツと何かを呟く。
「それならさ、私たちの家族にならない?」
「あ?」
そうして悩みに悩んだ挙句、辿り着いた答えがこれらしい。
想定外の答案に、俺は思わず間の抜けた声を出し、カレーを掬っていたスプーンを持つ手を止めてしまった。
「だから一緒に住むの。私とレナと君で」
「…マジ?」
「うん、マジ」
即答された。どうやらマジの提案らしい。
「あ、あのなリフィア。もうわかってると思うが、俺の仕事は人道を外れてんだぞ?しかも変な組織に目付けられてるし、ここで居候されたって_」
「いいんだよ。どんな人だろうが、あなたは私たちの恩人…それぐらいの事をしてあげないと示しがつかないよ」
「リフィア…」
「嫌だって言っても無理矢理ここに住まわせるから」
それでも断ろうとしたが、リフィアが頬を膨らませてそう言ってきた。
…はぁ、しょうがない。
「わかった。けど一つ条件がある」
「なになに?」
「俺もここで働かせてくれ。ニートになるのはごめんだ」
ただで住まわせるんだ。それぐらいしないと気が紛れない。
「ニート…っていうのがイマイチ分からないけど、レージくんがそうしたいならいいよ」
「あぁ、よろしく頼むよ。店長さん」
そうして俺は今日付けで、ここエイルの店員になった。
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