301 / 454
第七話 先輩マゾと後輩サドの尽力
20(side三初)※
しおりを挟む──まったく……早めに処女奪って躾ておいてよかったなぁ……。
こんなにチョロいんじゃ、何れ悪い男か女かに捕まってヤリたい時だけの棒か穴にでもなっていたって、おかしかないレベル。
先輩は察しが悪くて情に厚く、単純。
都合のいい相手として最強だから、俺は目を離せない。
ま、仮にそうなったとしてもいい歳したオトナのくせに警戒しない先輩の自業自得で、自分の甘さを嘆いてくださいってもんだ。ゲロ甘先輩。
助けてやんねーよ?
優しいと甘いは違うでしょ。
世の中は単純ではないというのに、不器用な自分を恨むしかない。
先輩はそゆとこある。マジで。
でももし先輩を利用しようって輩が現れたら、暇つぶしに根っこまで縊り殺しますけどね。暇つぶしに。
いじれたことを考えながら、先輩に見えない体の影へ震えるローターを移動させる。
そしてゴムをつけたままパンパンに勃起したソレに触れてゴムのフチを引っ張り、破けないように気にしつつ、隙間からぐぢゅ、とローターを押し込んだ。
「ッン、ひ……ッ、あ、ッ?」
「ふ、なに離してんですか? あんたはこっち」
「なん、やめッん、ッんん……ッ!」
突然の刺激にビクンッ、と大きく反応した先輩が俺の舌を離したので、無駄吠えする前に唇を塞いでやる。
それと同時にズル、と腰を引き、思いっきり奥にゴリッ、とえぐり込む。
「ンっ…ンぅっ……っふ、ンっ…ンっ…ンっ…ンぅう……っ」
スローな快感を与え続けていた律動をいきなり乱暴な動きに変化させて責め立てると、ただ揺さぶられて浸っていた先輩は堪らない。
呼吸ごと声を飲み込んでやりながら、先輩の好きなところを重点的に穿つ。
途端に鍛え上げた体がガクガクと震え、バイブ音と腰を打ち付ける破裂音に混じって、苦痛の混じった嬌声が個室内に木霊する。
両責めに耐えられなかった先輩の肉棒から、ビュルッ、と白濁液が吐き出された。
それでもやめない。
腸壁が別の生き物のようにうねって壊れそうだ。涙目だけど、むしろ、ね。
射精真っ最中の肉茎を掴み、玉を揉んで裏筋を擦る。
アナルの縁や会陰もグリグリ。
ローターごとしっかり掴み、ぬぢゅっぬぢゅっと丁寧に扱く。
手首を返してドアノブねじるみたいに根元から先っぽまで散々扱く。ほら、全部お漏らししちゃいな。
「ンっ…ンンっ…! ン~~…ッ!」
イッてギューギュー締まるナカをガンガン突きつつ手コキすると、先輩は俺の口の中で悲鳴をあげながら、最後の一滴まで出し切った。
二回分の精液を受け止めて、デロリとしなだれ揺れるゴム。
パツパツのゴムに無理矢理ローターを突っ込んだせいで開いた隙間から、いろいろ混じった白濁液が竿を伝ってトロ……と漏れる。結局ゴムの意味ねーの。
漏れた淫液は根元の茂みを白く彩り、個室内はむせ返るような淫猥な香りで暑く感じた。
先輩もコレを気に入ったらしい。
だって、イッたばっかなのにまた勃ってきてんじゃねぇ?
「は、ん……くく」
キスをしながら少し笑う。
筋肉質な足がもどかしそうに揺れ、筋がピク、と脈打つ。
俺のほうがアレが大きいから、先輩の粗相対策で着けたゴムのサイズに若干の余裕があった。
だからふと「これ入れてみたら面白そう」とか思ったわけで。
健全な好奇心? なんでもいいか。
俺は今、結構アガってる。
この人の誰も見たことがないだろう姿を俺が引き出した瞬間が、一番興奮するからだ。
「ふ、はっ」
「ンァ…っぁい、ぃ、ぁあ……っ」
唇を離してやると、先輩は必死になって酸素を求めながら、ゴロついた涙声でか細く喘ぐ。
「はぁっ……はっ……もっもう止めろ……っはっ…しぬっ……死んじまうって……っひ、あ、ぉっ、っんぶっ」
「あんあんうるせー。死なないから、ダイジョブ。ねっ? だから、静かにしててください」
「んゃら……っほぉひやらっへ……っみっ、みはぃぇ……っ!」
15
お気に入りに追加
1,388
あなたにおすすめの小説



イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる