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第七話 先輩マゾと後輩サドの尽力
20(side三初)※
しおりを挟む──まったく……早めに処女奪って躾ておいてよかったなぁ……。
こんなにチョロいんじゃ、何れ悪い男か女かに捕まってヤリたい時だけの棒か穴にでもなっていたって、おかしかないレベル。
先輩は察しが悪くて情に厚く、単純。
都合のいい相手として最強だから、俺は目を離せない。
ま、仮にそうなったとしてもいい歳したオトナのくせに警戒しない先輩の自業自得で、自分の甘さを嘆いてくださいってもんだ。ゲロ甘先輩。
助けてやんねーよ?
優しいと甘いは違うでしょ。
世の中は単純ではないというのに、不器用な自分を恨むしかない。
先輩はそゆとこある。マジで。
でももし先輩を利用しようって輩が現れたら、暇つぶしに根っこまで縊り殺しますけどね。暇つぶしに。
いじれたことを考えながら、先輩に見えない体の影へ震えるローターを移動させる。
そしてゴムをつけたままパンパンに勃起したソレに触れてゴムのフチを引っ張り、破けないように気にしつつ、隙間からぐぢゅ、とローターを押し込んだ。
「ッン、ひ……ッ、あ、ッ?」
「ふ、なに離してんですか? あんたはこっち」
「なん、やめッん、ッんん……ッ!」
突然の刺激にビクンッ、と大きく反応した先輩が俺の舌を離したので、無駄吠えする前に唇を塞いでやる。
それと同時にズル、と腰を引き、思いっきり奥にゴリッ、とえぐり込む。
「ンっ…ンぅっ……っふ、ンっ…ンっ…ンっ…ンぅう……っ」
スローな快感を与え続けていた律動をいきなり乱暴な動きに変化させて責め立てると、ただ揺さぶられて浸っていた先輩は堪らない。
呼吸ごと声を飲み込んでやりながら、先輩の好きなところを重点的に穿つ。
途端に鍛え上げた体がガクガクと震え、バイブ音と腰を打ち付ける破裂音に混じって、苦痛の混じった嬌声が個室内に木霊する。
両責めに耐えられなかった先輩の肉棒から、ビュルッ、と白濁液が吐き出された。
それでもやめない。
腸壁が別の生き物のようにうねって壊れそうだ。涙目だけど、むしろ、ね。
射精真っ最中の肉茎を掴み、玉を揉んで裏筋を擦る。
アナルの縁や会陰もグリグリ。
ローターごとしっかり掴み、ぬぢゅっぬぢゅっと丁寧に扱く。
手首を返してドアノブねじるみたいに根元から先っぽまで散々扱く。ほら、全部お漏らししちゃいな。
「ンっ…ンンっ…! ン~~…ッ!」
イッてギューギュー締まるナカをガンガン突きつつ手コキすると、先輩は俺の口の中で悲鳴をあげながら、最後の一滴まで出し切った。
二回分の精液を受け止めて、デロリとしなだれ揺れるゴム。
パツパツのゴムに無理矢理ローターを突っ込んだせいで開いた隙間から、いろいろ混じった白濁液が竿を伝ってトロ……と漏れる。結局ゴムの意味ねーの。
漏れた淫液は根元の茂みを白く彩り、個室内はむせ返るような淫猥な香りで暑く感じた。
先輩もコレを気に入ったらしい。
だって、イッたばっかなのにまた勃ってきてんじゃねぇ?
「は、ん……くく」
キスをしながら少し笑う。
筋肉質な足がもどかしそうに揺れ、筋がピク、と脈打つ。
俺のほうがアレが大きいから、先輩の粗相対策で着けたゴムのサイズに若干の余裕があった。
だからふと「これ入れてみたら面白そう」とか思ったわけで。
健全な好奇心? なんでもいいか。
俺は今、結構アガってる。
この人の誰も見たことがないだろう姿を俺が引き出した瞬間が、一番興奮するからだ。
「ふ、はっ」
「ンァ…っぁい、ぃ、ぁあ……っ」
唇を離してやると、先輩は必死になって酸素を求めながら、ゴロついた涙声でか細く喘ぐ。
「はぁっ……はっ……もっもう止めろ……っはっ…しぬっ……死んじまうって……っひ、あ、ぉっ、っんぶっ」
「あんあんうるせー。死なないから、ダイジョブ。ねっ? だから、静かにしててください」
「んゃら……っほぉひやらっへ……っみっ、みはぃぇ……っ!」
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