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第三話 概ね普通の先輩後輩
16(side三初)※
しおりを挟む黒いプラグの先端だけが生えた尻が揺れて、誘ってるように見えた。たぶん正解。ってか絶対誘ってるでしょ。
呼吸がままならない口淫に必死に舌で俺のを追い出そうと藻掻く先輩がこの思考を読み取っていれば、間違いなく反論しただろう。
ガオウと吠えて「不正解に決まってんだろ俺心理テスト落第生がッ!」とキレるかもしれない。
が、微塵も気にしないのが俺である。
俺からすれば、先輩が咥えながら涙目で睨んでくるだけでも十分誘ってるに値するので。
お互い様で落第生でしょ。
割と俺は、アンタの痴態にはなんでか煽られるんだから。
「ぇゔ……ッ…う、ぶ……ッ」
下手くそな先輩に代わってしばらく自分で先輩の頭をジュプジュプと動かすと、結構容赦なく使っていたものだから、ボタボタと唾液を滴らせてなんとか口を開け続けていたワンコが本気で泣きそうな目をした。
優しい俺は、仕方なく呼吸ができるように引っこ抜いてやる。
赤く染まった強面が汗やらなんやらで濡れそぼり、数度咳き込んで俺の腹にゴツン、と額を預けてきた。
「ゲホッゴホッ、ッン……はぁ……ッはッ……ッぁ…ふッ……ぅえ……ッ」
「ふ、下手くそ」
「はっ、殺す気か、鬼畜愉快犯……っ」
おかげで頬をヌルリと滑るついさっきまで自分が咥えさせられていた肉棒を、先輩は親の敵のように睨みつける。
あーらら、そそる顔だこと。
これ擦りつけるか自分で扱いて顔射したらマジ泣きするかな。んー……いや、ガチギレするか。それも面白い。
「おっ前マジで最低だな、吐くかと思ったわ……っ、せめて手ぇ解放しろっ」
「ダメですよ、縛って泣かせるって言ったでしょう? 約束、守ってもらわないと」
「っそ、っ」
前のめりになっていた先輩をグイッと軽く抱え、肩口に顔を預けさせる。
すると淫乱な尻に手が届くようになったので、窮屈そうに収まる尻尾の先を掴んでやった。
「なにっあ、ぅ……!?」
そしてそれを引き抜こうと軽く引っ張ると、多少は熟れたはずの口がギュウッ、と窄まる。
拘束されていても反射的に手を使おうとする先輩が抵抗するので、手足を繋いだ革の拘束具がギシギシと軋んだ。
当然その程度で外れるわけがない。
黒光りするそれは、キュッと引き締まった筋肉質な尻にとてもよく似合っている。
「物足りなさそうですね、こっち。入ってるだけじゃ足りねぇって」
「三初、っま、抜っ、けるから、引っ張んなっ」
「じゃあ一生懸命締めないと。くく、ほらほら頑張って頑張って」
「ヒッ……! っン、くっそ……っ!」
円を描くように掻き回し、気まぐれに引き抜いてやろうかと力を込め、何度も窮屈な抽挿を繰り返してやった。
そのたびに先輩は喘ぎ、声を殺すために俺の肩口へガブリと噛みつく。
まったく、狂犬で間違いねぇな。
歯型がついたらどうしてやろうか。
抵抗したくなることを強いているくせにされたらされたで報復を考える俺は、たぶんイイ後輩ではないだろう。
そんなことは百も承知だ。わかった上でやめる気なんてさらさらない。
そういうムカつく男の肩に噛みついてまで肉体の反応を殺そうとする先輩の感じ方が、俺のツボに入ったからかもしれない。
「ぅ、ゔ、……っ、あ、ぅ」
気分がいいので抜けない程度にプラグをグポグポと中で前後運動させると、抑えきれない媚声が、耳元で低く響いた。
攻め立てるプラグの刺激から逃れようともじつかせていた尻が、むしろ求めるように追いすがり始める。
トロ……と大腿を伝う雫。
それにすら敏感に戦慄き、八つ当たりか本気か、強く歯を食い込ませられた。
くく、我慢するから感じるんですよ。
絶対漏らしちゃダメだっていう背徳感? あんた好きなんですかね、イケナイコト。
初モノのくせにオフィスで乱れていたことも考えると当たりだろう。
シーツに滴る淫液はその裏付け。腹の中に詰められた石鹸水とプラグでいつもより圧迫されているせいでもある。
「ぁっ……ふ、っぅ……ふ…っ……」
逃げ腰の先輩が足を開くので、白い腿の間で赤く腫れて存在を主張している屹立が丸見えだった。
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