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六皿目 純情変態桃色魔王
27※微
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その夜。
俺はマオの持ってきたエロ本で勉強したことを自分のモノにすべく、おやすみの前にアゼルを押し倒した。
言わずもがな、浮気にならないよう本人のあれで実践するためだ。
「アゼル……」
「おっおぉ、おっ俺にも、俺にも心の準備ってもんが……ッ」
「ん?」
しかし俺に押し倒されて馬乗りになられたアゼルは、なぜかガタガタと震えて硬直している。
そしてなにやら「魔王の括約筋強すぎ問題はどうすんだこれぇ……ッ!?」と絞り出すように呻いた。
うぅん、よくわからない。
よくわからないが、俺はきたる本番に向けて練習したいのだ。
気分のためにバサッと夜着の上を脱ぎ、アゼルの下衣をズラす。
「ひぇぇ……」
「いや、ちょっとお願いがあってな」
下着の上から股間をなでつつ、そこにチュ、とキスをする。これは甘えだ。
「マンネリ化防止のためにもっといろいろなセックスを練習したいんだが、お前のコレを貸してほしい」
「…………」
キスをした後に下着をズラし上目遣いで尋ねると、アゼルは言葉もなく硬直し、スローモーションで頷いた。
「いいだろうか」
「…………」
スローだったので小首を傾げる。
するとアゼルはコクコクと高速で頷いた。しかし無言だ。どういうことだろう。
ひとまず許可は取れたので、よしとしようか。
壊れたアゼルをおいて、俺は「アゼルは動かないでほしい」と言い含める。
そして下着の中から恐ろしげなブツを取り出し、一息に口いっぱいに頬張った。
「ん、んん」
「あぁぁ……!? な、なに……っ」
「むぐぅ」
その瞬間ガバッと起き上がったアゼルが、茹でダコさながらに茹で上がる。
俺の頭の上でオロオロと手を暴れさせながら混乱しているのをおいて、とりあえずもぐもぐと口の中で弄んでみた。
ふむふむ。味は生っぽい。
風呂に入ったから、ちょっと石鹸の香りもする。
そして口に入れただけなのに、魔王級の陰茎は圧がすごかった。
感じやすいのか? ガチガチだぞ。俺の顎が限界の開きを見せている。
気分的には特大のアイスキャンデーを食べる気分で頬張ったのだが、発育がよすぎた。
通常時から進化が早いので、まだ半分も飲み込めないまま口の中が肉棒と唾液と淫液でドロドロである。
入り切らない部分は手で擦ってみているけれど、発展途上時点で既に凶器であった。
「くぅ……! ホントに試すやつがあるかよっ、この堅物クソ真面目かわいいめっ」
「んっ……んぐ、む……?」
「上目遣いで俺を伺うんじゃねぇぜっ」
ここからどうしたらいいのか、と上目遣いで尋ねてみただけで、口の中の凶器の質量が増す。
オーバーヒートから徐々に現実に帰ってきたアゼルは、モゴモゴと口淫チャレンジをする俺に、ぐるると唸り声をあげた。
むむ、下手くそすぎて怒っているのだろうか。
一時的に口を離すと、唇から唾液の糸が引いてプツリと切れた。
「ぷは。んん、アゼル。俺は下手くそか? どこを舐めたら気持ちがいいんだ? 勉強したい」
「馬鹿め。お前が触ってるだけで割と理性が限界な俺にこれ以上の羞恥プレイをしようってのか?」
「そんな真顔で言わなくとも」
真剣そのものな面持ちでノーと伝えるアゼルに、怒っているんじゃなくて混乱を極めているということを理解する。
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