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第二章
ネタバラシ
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「マジですか?」
少しは落ち着いた風ではあるけど、目を見開いたままだ。
「マジだね」
「だからかー! いやー、そう言われれば納得できる部分も多々出てきますよ」
何を納得しているんだろう。人の肩をバシバシ叩きやがるのはよしてください。
「タフなのも、無知なのも、気持ち悪いのも、あ~あと、恋愛しないのも。そうですか、そうですか。先に言ってくれれば良かったのに」
この世界の住人は勘違いしやすいの?
気持ち悪いのは、俺だからだよ。ちくしょー!
そんなわけで、来たときからの説明を一通り済ませると、ユキは全てを納得したようだ。
こいつよく疑いもしないな。
「で、ですよ。最近おかしかったのは何故ですか?」
「切り替えはえーなお前⋯⋯なんか、この世界に俺以外にも元の世界から来た奴がいるっぽくて、コンタクトを取ってくるんだけど、遠回りに聞いてくるんだよ」
「え? そんなの当たり前じゃないですか?」
今度はキョトンとした顔をしてるが、何故だ?
「なんで当たり前なんだよ?」
「だって、『あなたは異世界から来ましたか』とか聞いてたら、頭ヤバイやつじゃないですか?」
たしかに! なにこの子頭よすぎるじゃん!
「いや、そんなビックリした顔されても⋯⋯」
たしかにそんな頭の悪い事は言えないよな。
でも、それにしてもなんで元の世界を探すんだ?裏は無いのか?ただ仲間を集めたいだけなのか?
「裏があったら困るじゃん?」
「なら、誰か信用できる人を探してから聞くのが良いんじゃないですか?」
「いることにはいるんだけどさ。サクラビにさ」
やはりサクラビに行くのが正解なのか。
「なら行ったら良いじゃないですか?」
「お前を置いては行けないだろ」
すでに俺との行動はある程度知られているはず、狙われないとは限らない。
「あらあらあら。まったく。ヒデさんったら」
ニヤニヤしながらバシバシ叩くなよ。うぜーな。
しばらくニヤニヤしながらバシバシ叩かれたが、いつまでもここにいるわけにはいかないし、本題にうつらないとな。
「一人でスキル使っても往復で1ヶ月位はかかると思うし」
「なら私も行きますよ」
「いや、無理だろ」
「私もスキル覚えたじゃないですか」
⋯⋯。
⋯⋯⋯⋯。
そーいや、そうだった。
ビンタの為にスキル覚えてたわ。
少しは落ち着いた風ではあるけど、目を見開いたままだ。
「マジだね」
「だからかー! いやー、そう言われれば納得できる部分も多々出てきますよ」
何を納得しているんだろう。人の肩をバシバシ叩きやがるのはよしてください。
「タフなのも、無知なのも、気持ち悪いのも、あ~あと、恋愛しないのも。そうですか、そうですか。先に言ってくれれば良かったのに」
この世界の住人は勘違いしやすいの?
気持ち悪いのは、俺だからだよ。ちくしょー!
そんなわけで、来たときからの説明を一通り済ませると、ユキは全てを納得したようだ。
こいつよく疑いもしないな。
「で、ですよ。最近おかしかったのは何故ですか?」
「切り替えはえーなお前⋯⋯なんか、この世界に俺以外にも元の世界から来た奴がいるっぽくて、コンタクトを取ってくるんだけど、遠回りに聞いてくるんだよ」
「え? そんなの当たり前じゃないですか?」
今度はキョトンとした顔をしてるが、何故だ?
「なんで当たり前なんだよ?」
「だって、『あなたは異世界から来ましたか』とか聞いてたら、頭ヤバイやつじゃないですか?」
たしかに! なにこの子頭よすぎるじゃん!
「いや、そんなビックリした顔されても⋯⋯」
たしかにそんな頭の悪い事は言えないよな。
でも、それにしてもなんで元の世界を探すんだ?裏は無いのか?ただ仲間を集めたいだけなのか?
「裏があったら困るじゃん?」
「なら、誰か信用できる人を探してから聞くのが良いんじゃないですか?」
「いることにはいるんだけどさ。サクラビにさ」
やはりサクラビに行くのが正解なのか。
「なら行ったら良いじゃないですか?」
「お前を置いては行けないだろ」
すでに俺との行動はある程度知られているはず、狙われないとは限らない。
「あらあらあら。まったく。ヒデさんったら」
ニヤニヤしながらバシバシ叩くなよ。うぜーな。
しばらくニヤニヤしながらバシバシ叩かれたが、いつまでもここにいるわけにはいかないし、本題にうつらないとな。
「一人でスキル使っても往復で1ヶ月位はかかると思うし」
「なら私も行きますよ」
「いや、無理だろ」
「私もスキル覚えたじゃないですか」
⋯⋯。
⋯⋯⋯⋯。
そーいや、そうだった。
ビンタの為にスキル覚えてたわ。
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