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第二章
情報は命
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異世界に来てから随分と健康的になった気がする。毎朝8時には起きるようになったし、夜中まで起きていることもほとんど無くなった。
そんなわけで今日も8時に起きて身支度を済ませ、9時にユキの部屋の扉をノックした。
「今いきまーす、ちょっと待ってて下さい」と部屋から聞こえたので廊下で待つことにする。それからすぐにユキは部屋から出てくると、久しぶりにサラっとしたセミロング姿だった。いつもはゴムで留めていて気づかなかったが、この三ヶ月で少し髪が伸びていた。
「おっしゃれ !可愛いじゃん !この、このー!」
バッチン!
「さあ! 行きましょう!」
と、随分と笑顔を振り撒いているが⋯⋯痛いよ、ほっぺたが。
色々と回りたかったが、目指す塔がどんな場所なのかを知らなければ買損になるかもしれないので、ギルドで情報収集を行う。
「すみません。塔に行きたいのですが無知なもので色々とお聞きしたいのですが」
「わかりました。この町には来られる冒険者の方々は皆さん目指す場所なので大丈夫です」
そんなわけで、淡々と説明してくれた。とても分かりやすく感謝するが、もう少しフランクな感じの方が俺は好きです!
まとまると、
・10の倍率階にはボス部屋のみとなっている。
・10の倍率階を突破するとワープ魔方陣が現れ、入口を入ってすぐ右から、指定した階までワープ出来るようなる。
・アイテムや武器防具は宝箱から出るが、出店の店は無い。
・一度開いた宝箱は24時間たつと消え、他の場所にあわられるらしい
・10階層までが初心者レベルだが、気を抜くと死ぬ。
・毎年、初心者の半数以上が帰ってきていない。
初心者レベルなのに半数以上が死ぬとかなかなかじゃないか⋯⋯とりあえず目標は10階層までだな。
と、言うわけで必要な情報は手に入れたし、今度は必要なものを買いに町に繰り出した
そんなわけで今日も8時に起きて身支度を済ませ、9時にユキの部屋の扉をノックした。
「今いきまーす、ちょっと待ってて下さい」と部屋から聞こえたので廊下で待つことにする。それからすぐにユキは部屋から出てくると、久しぶりにサラっとしたセミロング姿だった。いつもはゴムで留めていて気づかなかったが、この三ヶ月で少し髪が伸びていた。
「おっしゃれ !可愛いじゃん !この、このー!」
バッチン!
「さあ! 行きましょう!」
と、随分と笑顔を振り撒いているが⋯⋯痛いよ、ほっぺたが。
色々と回りたかったが、目指す塔がどんな場所なのかを知らなければ買損になるかもしれないので、ギルドで情報収集を行う。
「すみません。塔に行きたいのですが無知なもので色々とお聞きしたいのですが」
「わかりました。この町には来られる冒険者の方々は皆さん目指す場所なので大丈夫です」
そんなわけで、淡々と説明してくれた。とても分かりやすく感謝するが、もう少しフランクな感じの方が俺は好きです!
まとまると、
・10の倍率階にはボス部屋のみとなっている。
・10の倍率階を突破するとワープ魔方陣が現れ、入口を入ってすぐ右から、指定した階までワープ出来るようなる。
・アイテムや武器防具は宝箱から出るが、出店の店は無い。
・一度開いた宝箱は24時間たつと消え、他の場所にあわられるらしい
・10階層までが初心者レベルだが、気を抜くと死ぬ。
・毎年、初心者の半数以上が帰ってきていない。
初心者レベルなのに半数以上が死ぬとかなかなかじゃないか⋯⋯とりあえず目標は10階層までだな。
と、言うわけで必要な情報は手に入れたし、今度は必要なものを買いに町に繰り出した
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