異世界では人並みに幸せになれますように

118(青髪の男視点)

何でこんな事になった。


俺は青髪の男、名前を名乗らないので青髪の男やアオやお前やらと好きな様に呼ばれている。


家にいるのが少し面倒になってどっか行きてぇー、何て考えていた時に
姉が此処に行けば？旅費は出すよ、その代わり少しお使いお願いね。


と言う口車に乗ってホイホイと言われるままに此処に来れば、、、


どーゆー事だよ！！何で俺は此処で雇われているんだ！？


そーだよ姉の頼まれた手紙を渡すと言うお使いを頼まれたさっ！
まぁーそれは良いよ。


約束どうり旅費は出してくれたしー
良い国そうだったしー
此処に来るまで食べ物も俺の好きな物ばっかりだったしー

姉も少しは俺の事思ってくれてんじゃんって思いながら楽しく旅が出来ましたよ。


なのに！なっ！のっ！にっ！
姉のお使いをした途端に此処で働く事になるってっ！
どーゆー事だよぉぉぉぉぉぉぉーーー！！


ハァー、、、。


始めからおかしかったんだよ、
あの姉が俺の為に色々としてくれた事何て今まで無かったのに。


まぁー小さい頃はすげー優しくて大事にしてくれたけどさぁー、
俺だって姉様ー姉様ーって懐いていたのは自覚は有る、
だって優しかったしー甘えさせてくれたしー大好きだったしー、、、
まぁー怒らせると、、、

そう考えるとぶるっと背筋に寒気を感じた。


って違ーう！今はそんな事じゃ無い！


ハァー、、、


そうだよなー俺が悪いんだよなー仕方無いよなぁー、、、


ハァー、、、


諦めて本当のお使いをしますかね！


それにしても何で俺かねー、人材不足かね姉よ。


それに何であいつが此処に居るんだよ。


あの茶髪は俺の国内で指名手配されている要注意人物じゃねぁーかっ！
金さえ積めば何でもする奴じゃねぇか。


此処は何であんな奴を雇ってんだよ解って雇っているんならこの神殿はヤバイ。


何を姉が俺に求めているのかが分かってしまったよーな、分かりたく無いよーな、、、
仕方ねーよな。


この仮はタップリ返して貰うとして、先ずは色々と調べねぇーとな、
後奴の監視もそれが1番厄介だが、奴をほって置くと碌なことがねぇー。


幸いな事に俺が野良で奴も野良だったから2人で１つみたいな括りにされて監視も楽だ、
だが油断すると奴は何をするか分からない。


俺が知っているだけで何人の人が死にそうになっている事か、
好き勝手やりやがって何度切れそうになったか、、、。


奴にもこのお使いが終わった後にタップリ返して貰わないとな。


少し後が楽しみになってきた。


ニヤッとしていると今考えていた奴が前から来た。


「おい！何してやがる！来いや！」


おーおー機嫌悪そーですねぇー。


「はいはい、行きますよ」