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食堂での騒動を終えて私は皆で朝食を食べれる用になった。


やっぱり皆で食べると凄く楽しいし美味しく食べれる、
アリアやセラフィム、カイルに世話を妬かれて食べ過ぎてしまった。


「お嬢様一杯食べられましたね、これからも此れ位食べて頂きたいです」


アリアが嬉しそうにしていた、でもこんなに食べ続けるとポッチャリを通り越してしまうのでは無いかと私は少し自重しようと思った。


出発迄は少し部屋でゆっくりしようと私は部屋に戻る事になったんだけど、
カイルは料理長と話しが有ると言って調理場に行ってしまった、まだ喧嘩?と思ったけどカイルは笑顔だったので大丈夫だろうと思って私は安心して部屋に戻ったんだけど、、、セラフィムのお説教を受ける事になってしまった。


ゆっくりがぁ~と思ったけど迷惑を掛けてしまったので素直に受けた。


ラルクも一緒に隣にちょこんと座ってお説教を受けてくれたのでラルクに癒されたのはセラフィムには内緒だけどね。


出発の時間が近づいてお説教の時間は終わり、又馬車に乗って旅が続いた。


その後は順調に馬車お昼、お昼寝、宿屋、出発馬車と何日か過ぎやっと隣国フラディー国に入れた、そのまま神殿に行くのかと思ったらフラディ国国王に謁見に行く事になっていて王宮に向かうと聞きカイルはそう言えば皇太子だったとそこで改めて思った。


カイルだけ行くんだろうなぁ~と呑気に思っていたらいきなりカイルが


「リア陛下に挨拶に行かないと行けないんだ、リアもね」


何て事をサラッと言われて私は慌ててしまった、行きたく無い!


「カイルだけでいいんじゃないの?カイルはおうじさまでわたしもいちこくみん!そう!
 ただのりんこくのこくみんなの!おそれおおいのです!」


とカイルに私はカイルのただの付き添い!などと色々と断る為に力説したんだけど!


「リアは大公令嬢だったと思ったが?王族の次に位の高いテレジョン家の、だから、、、」


何たらかんたらと言いくるめられ私も案の定カイルと一緒に国王様との謁見を受ける事になってしまった。


ラルクはセラフィムが責任持って預かってくれるみたい、一緒に行けなくて少し寂しく思う。


王宮に付きカイルに手を引かれて謁見の間に向う、、、


あれ?此処知ってる初めてフレディー国に来たんだけど初めてこの国の王宮に来たんだけど、
此処知ってる、、、そうこの廊下を歩いて左に曲がって右に曲がって真っ直ぐ行くと大きな扉があって、、、
何でだろう?此処知ってる、、、


「リア?緊張してるのか?リア?」


「えっ?なに?カイル?」


「リア?大丈夫か?泣きそうな顔をしてるぞ」


カイルは立ち止まり私の前に膝まつき頬に片手を当てて心配そうに顔を覗き込んできた。


「わたし、ここしってるのなんでかわかんないけどここしってるの、ねぇカイルなんでだろう?」


「リア」


カイルは私を優しく抱き締めて背中を優しく撫でてくれた。


何でだろう分かんない胸がギュッと締め付けられて涙が出てきた。


分かんない分かんない、この気持ちは何だろう、、、
この気持ちが分からずに涙を流しながら私はカイルにギュッと抱き付いていた。



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