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1章 召喚先でも仲良く
003 女王陛下と謁見
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「着いた。陛下の御前まで案内しよう」
目を開けると赤いカーペットが敷かれている廊下が見えた。
星空を眺められるサイズの窓があった。
「突き当たりの部屋が謁見室です」
ビフテキくんがドアを指す。
コナーさんがドアに手をかけて振り返る。
「私は陛下の側近でのう。悪いがこの後の会話に口を出せぬ」
「はい、ありがとうございました」
ドアが開いた。
流石は宮殿。
荘厳な雰囲気ではあるが清楚な感じもある。白を基調にされていてすごく高そうだ。
まあ国家の象徴なので当たり前なのだが。
最も奥に赤い布に金色の飾りが付いた大きな椅子が鎮座している。
その玉座に座るのは真っ白のドレスに身を包み黄金の王冠を載せている30代の女性だ。
金色と茶色が混じったブロンドヘア、鋭くも優しくもある青い眼、全身から醸し出される威圧と風格。
「陛下。召喚者を連れて参りました」
「ご苦労様。控えていなさい」
「はっ。もったいなきお言葉」
コナーさんとの話を打ち切り女王は僕を見た。
予想を遥かに超えた存在に怖気づいた。
「あなたが新たな召喚者ですか。直答を許します。答えなさい」
「はい。そうです」
「いちから説明しましょう。どうしてあなたを召喚したのかはっきりさせたいでしょう?」
召喚理由をきちんと説明してくれるならありがたい。
「はい」
「お父様は地球に興味があって皇太子時代に行ったことがあります。心が汚かったと仰っていました。
それを悔やみ心を鍛え直そうと“シナアース”というプロジェクトを始めました」
それ、異世界人に利益があるのか?
「もちろん諸侯から反対がありました。
我々とは関係のない世界の人間に手をかける必要はない、という主張です。
ですがお父様は“地球人を反面教師にすれば臣民は成長できる”として矛を収めさせました」
つまり官報かなにかで国民に知らせているのだろうか。
「それではここでの生活について少し教えますわね」
「はい」
「あなたはここで生活するのだから働きなさい。当然ね。
衣食住は全て提供します。そしてこれを肌身離さず持っていなさい。防水仕様です」
女王はスマートウォッチに近いものを僕に手渡した。
それはそれは高性能なことだ。
「あなたがいいことをするとその機械のステータスが貯まります。
それがある数値まで貯まると地球に帰れます。
そのときには両脚を治しましょう。日中のみ動かせるようにします」
女王からの視線を受けたヘビンさんが側でコソコソ伝えた。
彼が後ろに退くと視線を戻した。
「ヘビン、案内を頼みます。お先に」
女王に頭を垂れて見送ったコナーさんはドアを閉じて振り返る。
そして宿まで案内すると言いまた重力魔法を使った。
僕らは「リカメンテ育成場」と看板がある大きな建物に入った。
「ここがお主の宿じゃ。地球の文明に及ぶとは言えぬがそれなりの設備を誇っている」
コナーさんはそう説明した。
エレベーターで5階まで上がり部屋まで案内してくれた。
「中はご自由に」
彼は扉を閉めた。
翌朝。
日光が程よく入ってきていい朝だ。体を起こして風を堪能する。
「失礼します、起きてますか?」
ビフテキくんが入ってきた。
………何故か白衣を纏って。
「それが君のデフォ?」
「はい?」
びっくりしすぎて言葉が足りなかった。
「いつも白衣着てるの?」
「はい、汚しても大丈夫な服なので。汚してお金を払わなきゃいけないっていうのが嫌で」
ケチなんだね。
「………聞き逃しましたが、僕をくん付けなどしなくてもいいですよ」
「いや」
「地球で言うと、僕はあなたの執事のようなものですから」
「でも君は僕が出会った初めての異世界人だ。初めては特別だよ」
「………そうですか?」
「君もさん付けなんかいらないよ。僕は敬称を付けられるような高貴じゃないし」
「………なら………。初めての友達ですね」
「うん」
当時は、僕にとっての異世界初めての友達だという意味だと思った。
「ここが大広間。リカメンテ育成場の中でいちばん広い部屋で毎食を取るところです。委員会の集まりで使われたりもします」
友達になってから約1時間後。
時間はえせスマートウォッチで判断している。
ビフテキくんはドアノブに手をかけドアを開けた。
「委員会があるの?」
大きな3つの縦長テーブルを挟んで3桁以上の人が座っている。
ここは某魔法使い長編小説の寮か!
「はい、詳しいことは今日聞いてくればいいですよ」
「分かった」
座席は住んでいる部屋番号で決まっていた。
朝食を終えるとスマートウォッチに『今日はリカメンテ育成場を周り構図を覚えること。以上』と今日の仕事が送られてくる。
僕は拍子抜けしてしまった。
それとも覚えるのに1日かかるほど広いのだろうか。
まだ高校の中を覚えきれていなかった僕にはキツいかもしれない。
11時間後。
僕は夕食を食べている。
ビフテキくんがやって来た。
「お疲れ様でした。どうでしたか?」
「うーん今日はここをグルグル周っただけだから特にしてはいないよ。それより走れたことに感動した」
「あ~9時から動くようになるんでしたね」
そう、昨日まで歩けない走れないと役立たずだった僕の足が今日動いたのだ。
昨夜、女王の使者と名乗る女性が部屋にやって来て伝えてくれた。
内容は素晴らしいが、急に来られると心臓に悪いのでこれからは交流があるらしいビフテキくんを通してくれと頼んだ。
「色々話聞いてきたよ。出発テスト………とか」
「………そのことなんですが、悪い知らせがあります」
「えっもしかして明日とか言わないよね?」
「申し訳ない」
「はっ!?何それ!?」
「僕もそう思って抗議しようとしたんですが………。内政大臣閣下が直々においでになったので………」
「ここ身分制度がある世界だった」
貴族と平民が存在する世界にとって権力とは味方であり敵である。
上流貴族は権力を振り翳せて密を吸っているが、平民は地面を這いつくばって辛酸を舐めさせられている。
大貴族に譲歩させて交渉するなんてことは論外なのだ。
無礼者! とその場で物理的に首が飛んでしまうかもしれない。
「頑張ってください。高校生ですもんね」
「でも内容はさっぱり忘れたよ。ビフテキくん教えてよ」
「僕、教えるのには向いていないみたいで」
そんな呆気からんと言わないでくれ。
「終わった………」
僕は食事中なのも気にせず机に突っ伏した。
そして盛大なため息を吐いたのだった。
目を開けると赤いカーペットが敷かれている廊下が見えた。
星空を眺められるサイズの窓があった。
「突き当たりの部屋が謁見室です」
ビフテキくんがドアを指す。
コナーさんがドアに手をかけて振り返る。
「私は陛下の側近でのう。悪いがこの後の会話に口を出せぬ」
「はい、ありがとうございました」
ドアが開いた。
流石は宮殿。
荘厳な雰囲気ではあるが清楚な感じもある。白を基調にされていてすごく高そうだ。
まあ国家の象徴なので当たり前なのだが。
最も奥に赤い布に金色の飾りが付いた大きな椅子が鎮座している。
その玉座に座るのは真っ白のドレスに身を包み黄金の王冠を載せている30代の女性だ。
金色と茶色が混じったブロンドヘア、鋭くも優しくもある青い眼、全身から醸し出される威圧と風格。
「陛下。召喚者を連れて参りました」
「ご苦労様。控えていなさい」
「はっ。もったいなきお言葉」
コナーさんとの話を打ち切り女王は僕を見た。
予想を遥かに超えた存在に怖気づいた。
「あなたが新たな召喚者ですか。直答を許します。答えなさい」
「はい。そうです」
「いちから説明しましょう。どうしてあなたを召喚したのかはっきりさせたいでしょう?」
召喚理由をきちんと説明してくれるならありがたい。
「はい」
「お父様は地球に興味があって皇太子時代に行ったことがあります。心が汚かったと仰っていました。
それを悔やみ心を鍛え直そうと“シナアース”というプロジェクトを始めました」
それ、異世界人に利益があるのか?
「もちろん諸侯から反対がありました。
我々とは関係のない世界の人間に手をかける必要はない、という主張です。
ですがお父様は“地球人を反面教師にすれば臣民は成長できる”として矛を収めさせました」
つまり官報かなにかで国民に知らせているのだろうか。
「それではここでの生活について少し教えますわね」
「はい」
「あなたはここで生活するのだから働きなさい。当然ね。
衣食住は全て提供します。そしてこれを肌身離さず持っていなさい。防水仕様です」
女王はスマートウォッチに近いものを僕に手渡した。
それはそれは高性能なことだ。
「あなたがいいことをするとその機械のステータスが貯まります。
それがある数値まで貯まると地球に帰れます。
そのときには両脚を治しましょう。日中のみ動かせるようにします」
女王からの視線を受けたヘビンさんが側でコソコソ伝えた。
彼が後ろに退くと視線を戻した。
「ヘビン、案内を頼みます。お先に」
女王に頭を垂れて見送ったコナーさんはドアを閉じて振り返る。
そして宿まで案内すると言いまた重力魔法を使った。
僕らは「リカメンテ育成場」と看板がある大きな建物に入った。
「ここがお主の宿じゃ。地球の文明に及ぶとは言えぬがそれなりの設備を誇っている」
コナーさんはそう説明した。
エレベーターで5階まで上がり部屋まで案内してくれた。
「中はご自由に」
彼は扉を閉めた。
翌朝。
日光が程よく入ってきていい朝だ。体を起こして風を堪能する。
「失礼します、起きてますか?」
ビフテキくんが入ってきた。
………何故か白衣を纏って。
「それが君のデフォ?」
「はい?」
びっくりしすぎて言葉が足りなかった。
「いつも白衣着てるの?」
「はい、汚しても大丈夫な服なので。汚してお金を払わなきゃいけないっていうのが嫌で」
ケチなんだね。
「………聞き逃しましたが、僕をくん付けなどしなくてもいいですよ」
「いや」
「地球で言うと、僕はあなたの執事のようなものですから」
「でも君は僕が出会った初めての異世界人だ。初めては特別だよ」
「………そうですか?」
「君もさん付けなんかいらないよ。僕は敬称を付けられるような高貴じゃないし」
「………なら………。初めての友達ですね」
「うん」
当時は、僕にとっての異世界初めての友達だという意味だと思った。
「ここが大広間。リカメンテ育成場の中でいちばん広い部屋で毎食を取るところです。委員会の集まりで使われたりもします」
友達になってから約1時間後。
時間はえせスマートウォッチで判断している。
ビフテキくんはドアノブに手をかけドアを開けた。
「委員会があるの?」
大きな3つの縦長テーブルを挟んで3桁以上の人が座っている。
ここは某魔法使い長編小説の寮か!
「はい、詳しいことは今日聞いてくればいいですよ」
「分かった」
座席は住んでいる部屋番号で決まっていた。
朝食を終えるとスマートウォッチに『今日はリカメンテ育成場を周り構図を覚えること。以上』と今日の仕事が送られてくる。
僕は拍子抜けしてしまった。
それとも覚えるのに1日かかるほど広いのだろうか。
まだ高校の中を覚えきれていなかった僕にはキツいかもしれない。
11時間後。
僕は夕食を食べている。
ビフテキくんがやって来た。
「お疲れ様でした。どうでしたか?」
「うーん今日はここをグルグル周っただけだから特にしてはいないよ。それより走れたことに感動した」
「あ~9時から動くようになるんでしたね」
そう、昨日まで歩けない走れないと役立たずだった僕の足が今日動いたのだ。
昨夜、女王の使者と名乗る女性が部屋にやって来て伝えてくれた。
内容は素晴らしいが、急に来られると心臓に悪いのでこれからは交流があるらしいビフテキくんを通してくれと頼んだ。
「色々話聞いてきたよ。出発テスト………とか」
「………そのことなんですが、悪い知らせがあります」
「えっもしかして明日とか言わないよね?」
「申し訳ない」
「はっ!?何それ!?」
「僕もそう思って抗議しようとしたんですが………。内政大臣閣下が直々においでになったので………」
「ここ身分制度がある世界だった」
貴族と平民が存在する世界にとって権力とは味方であり敵である。
上流貴族は権力を振り翳せて密を吸っているが、平民は地面を這いつくばって辛酸を舐めさせられている。
大貴族に譲歩させて交渉するなんてことは論外なのだ。
無礼者! とその場で物理的に首が飛んでしまうかもしれない。
「頑張ってください。高校生ですもんね」
「でも内容はさっぱり忘れたよ。ビフテキくん教えてよ」
「僕、教えるのには向いていないみたいで」
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