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1章 魔法と令嬢生活
018 図書“館”とぽわぽわ系
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今度の熱は1日で下がって、今日は約束の日!
「リーエ」
「なんですか、ミュラー様?」
「お小遣いちょーだい。どうせ管理してるんでしょ?」
手を出してリエに催促する。
「承知いたしました」
姉が迎えに来てくれるらしい。
それまでには準備しておかないと!
その(体感)30分ぐらい後。
隣の控え室を繋ぐドアが開いてコノンが入ってきた。
控え室とは、誰が来ても対応できるようにいつも侍女が待機している、執務室の手前にある部屋のことだ。
今回は、姉が来てくれるのが分かっているため、訓練としてコノンを配置した。
いつもはリエがいる。
「ミュラー様、リエ様、ロイリーお嬢様がいらっしゃいました。お通ししてもよろしいですか?」
「ええ、お通しして」
立ち上がって姉が入るのを待つ。
「ミュラー、おはよう」
「ご機嫌よう、お姉様。本日はよろしくお願いいたします」
姉の侍女長だと思われる女性が姉の椅子を引いた。
私のは動かしていないのでそのまま座る。
「もう緊張しているの?」
「伯爵閣下の図書館に行くのでしょう。緊張しますよ」
いまからモードを変えておかないとたぶんボロを出す。
さっきまで、普段のミュラーモードどころか前世のくせまで出ていた。
「じゃあさっさと終わらせたほうがいいかしら。向かう?」
お茶を淹れようとしていたコノンがピタリと動きを止める。
これってフォローしたほうがいいの………?
ちらりと頼れる侍女長に視線を向ける。
「お気遣いありがとうございます。向かいましょう」
熟練侍女長の答えは否だった。
う~んちょっとかわいそうかも。
「ここが図書館よ、ミュラー」
「ほわぁ………」
図書館、初めて見た。
いまならなんでもできる気がする。
私、無敵!
「ちょっとなに手を挙げているのよ」
「あっごめんなさい」
喜びのまま万歳した手をしずしず下ろした。
「嬉しくてつい」
いつもより幼児化した声で言い訳する。
「まあいいけど。お屋敷に入ったら抑えてね、難しいと思うけど」
「はいお姉様」
姉は私と手を繋いで、門の手前の小屋みたいなところに行った。
外に若い男性が立っている。
「ご機嫌よう、門番殿。お仕事ご苦労様です」
なるほど彼は門番なのかと姉を見上げて納得する。
「あなたのようなお綺麗なご令嬢が労ってくださるなんて恐縮です」
「そんなことはありませんわ。あら、申し遅れました、私はハイカル家のロイリーです。こちらが使用許可証ですわ」
世辞をさらりと受け流して、彼女は身分とともに名乗りを入れて図書館の使用許可証を取り出した。
「ご丁寧にありがとうございます。こちら、確かに拝見しました。お入りください」
門番は門を開けて私たちを招き入れた。
図書館の第一印象は「綺麗だなあ」だった。
特別豪華なわけではないが、ホコリもなく採光もよかった。
とにかく伯爵家に大事にされていることが私にはよくわかった。
この時代では、書物はまだまだ貴重なものだろう。
印刷技術もないし書き手も少ない。
残念なことに、どこぞの本好き転生女性とは違い、私は印刷技術に明るくないのだ。
私が改善することはできない。
………というかこんな背景は、はっきり言ってどうでもいいのだ。
現実逃避にすぎない。
なんの逃避かって?
決まっているだろう!?
騒ぎ出そうとするこの歓喜を抑えるためだよ!
「伯爵様好き。一生ついてく」
「ミュラー!?」
とりあえず光の玉を出しとこう!
きっと綺麗なはずだ!
「ライトボール」
「ちょっとミュラー! 魔法はやめて!」
「綺麗だからオールオッケー」
「そんなわけないでしょ!?」
コントを続けていても仕方ないし、必死に私を止めようとする姉がかわいそうになってきた。
魔法を消す。
「魔法を消してくれてありがとう。じゃない、暴走してるわミュラー。抑えてって言ったじゃない」
お姉様、ボケツッコミの才能あるかもしれない。
そんなことより陳謝しておかないと。
口止めも必要だし。
「ごめんなさい、お姉様。私、お姉様と図書館に来れたと思ったら嬉しくなっちゃったんです」
強調すべきは「お姉様と」の部分である。
彼女も8歳の少女。
ちょろいちょろい。
ちなみに罪悪感を持ったら負けだ。
小説のためなんだから。
「そうなの? 私も嬉しいわ」
「そうですか? うふふん」
機嫌よさげに振る舞って姉に伝染させる。
彼女もニコニコしているし。
「それでどこに案内すればいい?」
勝った。
「まずは光属性のところへ。そのあと娯楽のための小説を見に行きたいです」
「わかったわ、ついてきて」
過去に触れたかもしれないが、光属性の使い手というのは数が少ない。
だから、それに関する書物も自ずと少なくなるのは当然なのだが。
うーむ少ない。
「………」
「ミュラー、期待外れだった?」
「いえ、うちにはないんですからあるだけで感謝するべきだと思います。期待外れなんてとんでもありません」
姉を落胆させてたまるか、という意地で捲し立てた。
それでも借りていくのを厳選するために本棚に一歩近づいたとき。
「あっロイリーだ!」
明るい声が響いた。
「ご機嫌よう、リンクララ様。いらっしゃったのですね」
黄色いドレスをまとって現れた少女__リンクララ様__は、カーテシーで挨拶した姉を見て不満げだった。
金髪碧眼。ほんとにいたんだ。
「ロイリー固すぎるよ。私たちってそんな仲じゃないと思うんだけどなあ」
状況から見て、リンクララ様って本家のご令嬢なのでは………?
ぷくうと頬を膨らませる彼女が伯爵令嬢? 全く見えないのだけど。
「そうはおっしゃいましても、リンクララ様はハネリウス伯爵閣下のご息女であらせられます」
やっぱりそうか。
「確かにお父様はそうなんだけど~。あれ、ロイリー、隣のかわいい子誰?」
急に私に話題が飛んできた。
「ご紹介が遅れたことお許しください。私の妹のミュラーでございます」
姉からの紹介に合わせてカーテシーしてと。
「お初にお目にかかります。ハイカル男爵ケイリーの次女、ミュラーと申します。こうしてお目にかかれて光栄に存じます」
定型文をすらすらと述べた。
「丁寧にありがとう、ミュラー。私はリンクララよ。よろしくね」
「はい、よろしくお願いいたします」
「ミュラーも固いの? もー」
「そうはおっしゃいましても、姉の言う通りでございます」
同じことを繰り返す。
「えーだって、ねえロイリー」
「なんでしょう」
「ミュラーって将来、私の侍女になるんでしょ?」
えっ!?
バッと身体の向きを変えた。
「そうなりますね」
そうなるの!?
嫌とかそういうことじゃないけど、ぽわぽわ系令嬢が私の主になるのか………と系統違いに驚いてる。
うん。
「だったら、いまのうちから仲良くなっておいたほうがいいと思うんだ~」
理は通っているかも。
「ね、だから、明日も来てよ。ね!」
いやさすがに明日は無理、だろう。
たぶんお父様の許可いるし。
「お誘いいただきありがとうございます。しかし明日というのは早急かと存じます。
持ち帰って許可をいただかねばなりませんので、大変申し訳ありませんがお断りさせていただいてもよろしいでしょうか?」
できるだけ丁寧な言葉でお断りさせていただいた。
ここまでの性格からしてリンクララ様はこれでお怒りにはならないだろう。
「ん~わかった! 私も許可必要かもだし。じゃあまた今度」
「はい、ありがとうございます」
「そんなことないよ~! そろそろコリンナが来ちゃうかもだからバイバイ」
コリンナ………侍女だろうか。
彼女はひらひらと手を振って去っていく。
「はい、またお会いできる日を楽しみにしております」
「うん楽しみにしてる。あ、ロイリーもね!」
「もちろんでございます」
そそくさと去ったリンクララ様を2人で見送った。
「よくやったわ、ミュラー。完璧」
「疲れた甲斐がありましたよ、お姉様」
お互いにどっと疲れが出て笑ってしまった。
「リーエ」
「なんですか、ミュラー様?」
「お小遣いちょーだい。どうせ管理してるんでしょ?」
手を出してリエに催促する。
「承知いたしました」
姉が迎えに来てくれるらしい。
それまでには準備しておかないと!
その(体感)30分ぐらい後。
隣の控え室を繋ぐドアが開いてコノンが入ってきた。
控え室とは、誰が来ても対応できるようにいつも侍女が待機している、執務室の手前にある部屋のことだ。
今回は、姉が来てくれるのが分かっているため、訓練としてコノンを配置した。
いつもはリエがいる。
「ミュラー様、リエ様、ロイリーお嬢様がいらっしゃいました。お通ししてもよろしいですか?」
「ええ、お通しして」
立ち上がって姉が入るのを待つ。
「ミュラー、おはよう」
「ご機嫌よう、お姉様。本日はよろしくお願いいたします」
姉の侍女長だと思われる女性が姉の椅子を引いた。
私のは動かしていないのでそのまま座る。
「もう緊張しているの?」
「伯爵閣下の図書館に行くのでしょう。緊張しますよ」
いまからモードを変えておかないとたぶんボロを出す。
さっきまで、普段のミュラーモードどころか前世のくせまで出ていた。
「じゃあさっさと終わらせたほうがいいかしら。向かう?」
お茶を淹れようとしていたコノンがピタリと動きを止める。
これってフォローしたほうがいいの………?
ちらりと頼れる侍女長に視線を向ける。
「お気遣いありがとうございます。向かいましょう」
熟練侍女長の答えは否だった。
う~んちょっとかわいそうかも。
「ここが図書館よ、ミュラー」
「ほわぁ………」
図書館、初めて見た。
いまならなんでもできる気がする。
私、無敵!
「ちょっとなに手を挙げているのよ」
「あっごめんなさい」
喜びのまま万歳した手をしずしず下ろした。
「嬉しくてつい」
いつもより幼児化した声で言い訳する。
「まあいいけど。お屋敷に入ったら抑えてね、難しいと思うけど」
「はいお姉様」
姉は私と手を繋いで、門の手前の小屋みたいなところに行った。
外に若い男性が立っている。
「ご機嫌よう、門番殿。お仕事ご苦労様です」
なるほど彼は門番なのかと姉を見上げて納得する。
「あなたのようなお綺麗なご令嬢が労ってくださるなんて恐縮です」
「そんなことはありませんわ。あら、申し遅れました、私はハイカル家のロイリーです。こちらが使用許可証ですわ」
世辞をさらりと受け流して、彼女は身分とともに名乗りを入れて図書館の使用許可証を取り出した。
「ご丁寧にありがとうございます。こちら、確かに拝見しました。お入りください」
門番は門を開けて私たちを招き入れた。
図書館の第一印象は「綺麗だなあ」だった。
特別豪華なわけではないが、ホコリもなく採光もよかった。
とにかく伯爵家に大事にされていることが私にはよくわかった。
この時代では、書物はまだまだ貴重なものだろう。
印刷技術もないし書き手も少ない。
残念なことに、どこぞの本好き転生女性とは違い、私は印刷技術に明るくないのだ。
私が改善することはできない。
………というかこんな背景は、はっきり言ってどうでもいいのだ。
現実逃避にすぎない。
なんの逃避かって?
決まっているだろう!?
騒ぎ出そうとするこの歓喜を抑えるためだよ!
「伯爵様好き。一生ついてく」
「ミュラー!?」
とりあえず光の玉を出しとこう!
きっと綺麗なはずだ!
「ライトボール」
「ちょっとミュラー! 魔法はやめて!」
「綺麗だからオールオッケー」
「そんなわけないでしょ!?」
コントを続けていても仕方ないし、必死に私を止めようとする姉がかわいそうになってきた。
魔法を消す。
「魔法を消してくれてありがとう。じゃない、暴走してるわミュラー。抑えてって言ったじゃない」
お姉様、ボケツッコミの才能あるかもしれない。
そんなことより陳謝しておかないと。
口止めも必要だし。
「ごめんなさい、お姉様。私、お姉様と図書館に来れたと思ったら嬉しくなっちゃったんです」
強調すべきは「お姉様と」の部分である。
彼女も8歳の少女。
ちょろいちょろい。
ちなみに罪悪感を持ったら負けだ。
小説のためなんだから。
「そうなの? 私も嬉しいわ」
「そうですか? うふふん」
機嫌よさげに振る舞って姉に伝染させる。
彼女もニコニコしているし。
「それでどこに案内すればいい?」
勝った。
「まずは光属性のところへ。そのあと娯楽のための小説を見に行きたいです」
「わかったわ、ついてきて」
過去に触れたかもしれないが、光属性の使い手というのは数が少ない。
だから、それに関する書物も自ずと少なくなるのは当然なのだが。
うーむ少ない。
「………」
「ミュラー、期待外れだった?」
「いえ、うちにはないんですからあるだけで感謝するべきだと思います。期待外れなんてとんでもありません」
姉を落胆させてたまるか、という意地で捲し立てた。
それでも借りていくのを厳選するために本棚に一歩近づいたとき。
「あっロイリーだ!」
明るい声が響いた。
「ご機嫌よう、リンクララ様。いらっしゃったのですね」
黄色いドレスをまとって現れた少女__リンクララ様__は、カーテシーで挨拶した姉を見て不満げだった。
金髪碧眼。ほんとにいたんだ。
「ロイリー固すぎるよ。私たちってそんな仲じゃないと思うんだけどなあ」
状況から見て、リンクララ様って本家のご令嬢なのでは………?
ぷくうと頬を膨らませる彼女が伯爵令嬢? 全く見えないのだけど。
「そうはおっしゃいましても、リンクララ様はハネリウス伯爵閣下のご息女であらせられます」
やっぱりそうか。
「確かにお父様はそうなんだけど~。あれ、ロイリー、隣のかわいい子誰?」
急に私に話題が飛んできた。
「ご紹介が遅れたことお許しください。私の妹のミュラーでございます」
姉からの紹介に合わせてカーテシーしてと。
「お初にお目にかかります。ハイカル男爵ケイリーの次女、ミュラーと申します。こうしてお目にかかれて光栄に存じます」
定型文をすらすらと述べた。
「丁寧にありがとう、ミュラー。私はリンクララよ。よろしくね」
「はい、よろしくお願いいたします」
「ミュラーも固いの? もー」
「そうはおっしゃいましても、姉の言う通りでございます」
同じことを繰り返す。
「えーだって、ねえロイリー」
「なんでしょう」
「ミュラーって将来、私の侍女になるんでしょ?」
えっ!?
バッと身体の向きを変えた。
「そうなりますね」
そうなるの!?
嫌とかそういうことじゃないけど、ぽわぽわ系令嬢が私の主になるのか………と系統違いに驚いてる。
うん。
「だったら、いまのうちから仲良くなっておいたほうがいいと思うんだ~」
理は通っているかも。
「ね、だから、明日も来てよ。ね!」
いやさすがに明日は無理、だろう。
たぶんお父様の許可いるし。
「お誘いいただきありがとうございます。しかし明日というのは早急かと存じます。
持ち帰って許可をいただかねばなりませんので、大変申し訳ありませんがお断りさせていただいてもよろしいでしょうか?」
できるだけ丁寧な言葉でお断りさせていただいた。
ここまでの性格からしてリンクララ様はこれでお怒りにはならないだろう。
「ん~わかった! 私も許可必要かもだし。じゃあまた今度」
「はい、ありがとうございます」
「そんなことないよ~! そろそろコリンナが来ちゃうかもだからバイバイ」
コリンナ………侍女だろうか。
彼女はひらひらと手を振って去っていく。
「はい、またお会いできる日を楽しみにしております」
「うん楽しみにしてる。あ、ロイリーもね!」
「もちろんでございます」
そそくさと去ったリンクララ様を2人で見送った。
「よくやったわ、ミュラー。完璧」
「疲れた甲斐がありましたよ、お姉様」
お互いにどっと疲れが出て笑ってしまった。
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