魔王と! 私と! ※!

白雛

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第六章『スワンプマンの号哭』

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 時間は流転する。
 笛のような鳥の鳴き声がする昼間。
 その国では騎士号の授与式が行われていた。
 まだ若き王と王妃を中心として先代、貴族の面々、上級騎士たち、それから見習い騎士であるペイジから晴れて騎士の仲間入りを果たす甲冑をまとった青年たちが一堂に介し、町民たちに見守られる中、城門前で一人一人、王妃から騎士剣を授かる。
 娯楽の少ない時代ではちょっとした催しになるが、その実見た目は質素なもの。まだ肌寒い春先に長いこと外に立たされた町民の中には震え出すものもいる。
 殊に王妃はこうした慣習が大の苦手だった。
 苦手というより忌み嫌ってさえいる。されどこれもまた大きな流れの一つとして必要なことと割り切って、表情を崩さず、たんたんと人形のように騎士に剣を授けていき……。
 やがて全員に剣が行き渡ると、若き王から訓示が言い渡された。
「名誉のために! 正義のために! そして、我が国の繁栄のために!」
 騎士たちも王に続いて復唱する。一人一人の張り上げた声が重なって薄ら寒い晴天に大音声となって響き渡るのだった。
 しかし、王妃の顔色は優れなかった。
 滑稽でさえあると思う。
 それはつまり、隷属の誓いだ。
 自分ではなく、周りの誰かにとって良い見栄えのために生きろ、それがいのちの誉だと洗脳するに等しい愚かな行事。
 授与式が終わると王妃はそそくさと城内に戻った。
 与えられた役目はまるでお飾りだった。ここに来てから十一年近く、私はもうずっと何も感じていない。ただただ誰かの頭の中にだけいる都合のいい王妃としてのイメージを演じ続けている。
 祖国の城にある大書庫。あの一枚ひらけばまるで別世界の広がるカビ臭い空間が、いつも恋しかった。
 後から追いかける王妃の近衛騎士長が言った。
「お疲れ様でございました。王妃」
「意味のない声掛けをするな。……といつも申しているのだが、解せぬか? 労うつもりならこんなポーズだけのくだらない集会をただちにやめさせるように先代に計らえ」
「致せません。国に子を捧げた親にとっては一生に一度の息子の晴れ舞台でもあるのです」
 ハーレィは笑った。かすれた、極めて冷たい笑い声だった。
「授与式が? 騎士の晴れ舞台? 息子が何になったつもりでいるのだ? そのバカ親は。後悔しないうちに引き下げさせろ」
「……王妃。どうかくれぐれも失言にはご注意を——」
 最後まで言い切るのも待たずに、ハーレィは騎士長の頬を叩いていた。すぐさまその場に足を止めて、犬を躾けるように引っ叩いたのだ。
「豚野郎。ぶうぶう喚き散らして人の気を損ねるくらいなら、せめて黙っていられない? 御意もいらん」
「……そういうわけにも参りません。これが我が国の騎士の在り方ゆえ」
「その思考停止を捨てろと言っている」
「致しかねまする」
 いつもこうだった。この国の人間とはまともな会話ができない。
 そう、会話ではない。これは応答だ。
 まだ木の幹のほうが良い話し相手になる。
 寝室に戻ると、待っていたというように子供が二人、侍女を連れ添って出迎えた。まだ十歳と八歳。無邪気な顔を見ると目元が緩んだ。
 ハーレィは膝をついて二人を抱き止め、まだ乳臭い頭に自分の顔をこすりつけた。
 例え望んだ出産でなくとも、我が子であって、子供に罪はない。
 この二人だけが、針の筵で生きるようなハーレィの癒しだった。

 ◇

 その日。
 昼間から続いた熱気が、日に翳り、急に冷え込みはじめた深夜過ぎ。
 ハーレィはふと寝台で目を覚ました。
 子供二人と寝ているのに妙な寒気がした。
 かと思えば風が入ってきている——ハーレィはとっさに飛び起きて寝台を降り、武器になるものを探した。
 その時だった。
 目に光が差した。
 赤い光。
 赤い夜だった。
 血をこぼしたような空の中心にぽっかりと穴を空けるように白い満月が見えた。
 テラスに通じる鎧戸が開け放たれて、室内、ハーレィの足元に至るまで黒い影が伸びている。
 青白い肌、痩せこけた長身、真紅の外套。
 銀髪の鬼が、物言わず、自分を見下ろしていた——。
 階下がにわかに騒々しさを増し、中には悲鳴と思わしきものも混じる中、
「こんばんは。良い夜ですね、女王様」
 宗教劇オラトリオの主演を務めるような優男の目元を妖しく歪めて、微笑みながら麗しき鬼はそう言った。
 まさしく演技がかった手練手管で常識人を装うように、部屋の隅々に視線を流し、
「……それにとても良い部屋だ。あなたはさぞかし愛されているのでしょうね」
 コミュニケーションの叶う相手なら……一瞬身体の芯に響いた怯えも立ち所に消え去り、当時人間齢にして二十そこそこだったハーレィは不敵に微笑んだ。
「——そうよ? あなたは今、世界の女王の寝室にいるの。庶民ならば光栄に泣いて喜ぶところ……わかったら、あなたも跪きなさいな」
「……!」
 これに鬼は目を見開くと——背筋が凍りつくような残忍でけたたましい笑い声を響かせた。子供たちが目を覚ます——決して虚勢ではなかったはずが、ハーレィの底にいやな振動が走った。
「……ははは。素晴らしい! あなたはきっと、良い鬼になる」
 子供たちが寝台から降りてくる。
 不安そうな顔を浮かべて、こちらにくる……。
「ママ様……」
「来ちゃダメ!」
 とっさにハーレィは——例え弱味を見せる行為になろうとも——叱咤を飛ばしていた。しかし、もう遅い。鬼の目が二人の子供に向くのに従って、ハーレィは二人に走り寄ると、その目線から庇うように立ちはだかった。
「あなたのお子様ですか」
 武器はなかった。けれども、やるしかない……!
 いざとなれば男の弱点は把握している。騎士団でも採用されている最強の一撃をその股下にくれてやる……。
 鬼を睨み返しながら、ハーレィは凄んだ。
「変質者にはおよそ関係のない質問ね」
「母は強い……と申されますが、果たしてそうでしょうか?」
 ハーレィはこれまでの人生で感じたことのない恐怖を覚えていた。
 この男は悪魔だ……その余裕の中に、人間とは比べ物にならない魔力を感じて額に汗を垂らすのも、自身で思い出せる限り、生涯初めてのことだった。
「どんな武勇を誇った英雄も、大抵の場合……ええ、そうです」
 鬼は八重歯を剥いて笑った。
「親になると、弱くなるもんだと思うのですがね——」
 そして、鋭い爪を振り上げて、三人に迫った……!

 ◇

 …………。
 事が済んだとき。
 すなわち城内の侵入者を騎士たちが多数の犠牲を伴いつつもどうにか排除して、女王の寝室に踏み入ったとき。
 そこにもう吸血鬼の姿はなかった。
 いたのは、夜衾を赤き血に染め、倒れた騎士に泣き縋る一人の女と、その子供たちだけだった——。
「——姫様っ!」
 吸血鬼がハーレィに襲いかかった直後、二人の間に位置する部屋の戸が開け放たれて、一人の騎士が乱入した。
 頭まで全身を真鍮製の鎧につつんだその騎士はハーレィと吸血鬼の間に割り込むと、騎士の介入で面食らった吸血鬼の一瞬の隙をつき、直剣を深々とその胴体に突き刺していた。
 鬼の腹に食い込む銀色の刀身。
 流れる鮮血と苦痛の息遣い。
 やった……!
 流転する視界の情報にも、聡明なハーレィの知能は惑わされることなく機能し、正確に状況を把握できている——と騎士の勝利を確信した次の瞬間。
 目の前に新たな鮮血が舞った。
 それは、銀色の刀身を伝い流れる鬼の血でも、自分の首から流れ落ちたものでもない。
 騎士の血だった。
 ごぽりと臓物ごと落とすようにこぼれ出したそれは、瞬く間にハーレィの足元をも赤い染みで埋め尽くしていく。
 騎士は吸血鬼の腹を直剣の一突きで破るとともに、自分の腹にも穴を空けていた。
 甲冑を貫き、後ろからそれらを見守るハーレィの眼前まで伸びた——吸血鬼の腕によって。
「うあああっ……!」
 一気呵成とともに騎士が直剣を振り抜いた。
 その白い閃光は暗がりに一瞬の煌めきを放って吸血鬼の首を裂いた。
 また赤い鮮血が舞う。
 呻き。水音。剣や鎧の金属音。どちらのものとも知れないそれらの鳴ったのち、吸血鬼は苦悶の表情を浮かべ、皮一枚つながった首を押さえて後退ると、素早く鎧戸から飛び立っていった。
 極度の緊張から解放された余韻がじわじわと広がり、二人の荒い呼吸音が占める中、騎士は直剣を落とした。
 その刹那——からんっ、と剣が地面に落ちてけたたましく我鳴るよりも早く、大きく——ハーレィはとっさに声をあげると、騎士の背後から優しく鎧の背を支えながら、部屋の外に大声を張った。
 腕の中にもたれかからせるようにして、崩れ落ちる身体をゆっくりと寝かしつけながらも、怒鳴りつけた。
 とにもかくにも、この偉大なる騎士を……家族のいのちを救ってくれた敬愛なる臣下を……今は救わねば!
 その一心で篤く声をかけながら、しかし一方では頭は冷静に働いて、最悪の事態を想定してもいる。
 せめて看取ってやろうと頭の甲冑を外し、持ち上げたそのとき——そのときこそ、ハーレィの全身に零度の寒気がほとばしった。
 ハーレィは絶句し、刮目する。
 赤い月光に透けるくらいのやわらかな金髪。
 優しくぱっちりとした目元にあどけなさを残した童顔——それがあまりにもそっくりだったから。
 頬はすこしこけているが、その分想像よりも一層スマートな男前になっている。
 子供の頃に想像していたままの大人になったロランに、その騎士はそっくりだった。
「姫様……」
「ロラン……な、なんでっ——!」
 もはや悲鳴だった。
 なぜ? どうしてここに? そうしてたちまち跳ね上がる心臓に、動転する思考と、現実にどくどくと流れ出る彼のいのち、それを押さえる両手、全てがちぐはぐだった。
 混沌に要領を得ず、空転する思考の果て、ハーレィは傷口に集中することを選択した。
 穴の空いた鎧から覗けるロランの腹部はすでに赤い海の底に沈んでいる。もはや海中に手を突っ込むかのごとく、必死に押さえ込んだ。
 けれども、当然のように血は止まらない。彼女の手はそこに浸されるだけで、栓が抜けたように血は次から次へと溢れ出た。
 祈った。
 止まれ。
 止まれ止まれ止まれ止まれ……!
 ロランがその腕を掴んだ。
「姫様……お会いできてよかった……」
「待って! ロラン! 今、救護人がくるわ! くるから!」
 こんなときどうすればいいのだろう。
 彼の言葉を聴いてあげることに集中すればいいのか。血を止めどなく溢れる血をそれでも、それでもと祈りながら堰き止めるべきなのか……いいやそんなことよりも。
「最後に……」
「ロランっ——!」
 彼は言った。
「あなたを守れてよかった——……」
 しかし、続けて力無く首を振るうと、
「——なんて、言うとでも思いましたか?」
 皮肉に顔を歪めてそう言った。
「え……」
 およそハーレィの知るロランの人柄からは考えられない挙動に表情。
 その万感の恨みこもった言葉に、先の考えなどどうでもよくなるほどの戦慄が走った。所詮、所詮所詮そんなものは! 持つもの、与えられるものの余裕でしかなかったのだと——!
 ロランは悔しげに血反吐をもらしながら言う。
「嫌……ですよ……そんなの。あなたを守って死ぬなんて……そんな運命っ! 僕は……例えあなたに嫌われていても、あなたと愛し、共に子を育める運命に産まれたかったっ……!」
 血が流れる。
 ロランが号哭に怒り、憎しみを吐露するその間も。
「あなたをせめて守れるようにと騎士を志して、国を出て、あなたの祖国にも行った……そして父君にも会い、彼の計らいでこの国の近衛にしていただいたのに……あんまりじゃないですか……こんな……こんなのが僕の運命だなんてっ……!」
「ロラン……」
 ハーレィの手は止まっていた。それどころか、一歩引いてロランを見ている。
 あの時は……大書庫のときは、なぜだろう? 結局のところロランに"怖い"なんて感情を抱いたことはなかった……けれど……けれど、今は、怖い……。
「所詮この結果がすべてだ」
 その答えはすぐにもわかった。
「得られぬ者からすればこの世は果てなく続く闇だ」
 ロランの目がハーレィの後ろに向く。
 恐れながらも遠巻きに事態を眺める、二人の子供。
 しかし、まるで違う人間と結ばれた証である。
 それを見るロランの目には優しさなどかけらもない。
 憎悪。無念。嫉妬に殺意……。
 そんな負の感情だった。
 その感情は今やハーレィにも向けられている。
「ねえ。姫様。あなたはなんで人類を続けるんですか?」
 そのとき妙案が閃いた。
 天啓だと思った。
 ハーレィはとっさにロランのガントレットを外して、その手の甲に噛みついた。
 それも甘噛みなどではない。本当に噛みちぎるくらいの強さ。
 その動きに釣られてハーレィの黒く麗しい長髪が肩から垂れ落ち、対照的な白く細い彼女の首を月下のもとに曝け出させた。
 二つの点々とした傷跡がついている——血の滴る首筋を。
 ロランが部屋に突入する直前に、ハーレィはすでに吸血鬼に襲われ、感染していた。あの男と同じ、吸血鬼に。
 間一髪でロランは間に合わなかったのである。
 しかし、この状況においては巧妙だ。噛まれることで唾液なりから感染するのだとすれば——。
「私がすでに感染しているから……! これでロランも吸血鬼になるはず……」
「あっ……」
 ハーレィは手の甲を噛みちぎり、ロランは痛みに目を見開いていた。しかし、伝承の通りなら、鬼の回復力があればこんな傷、すぐにも再生するはずだ。
 口元をロランの血でべったりと染め上げながらハーレィは声をかけた。
「——あなたを死なせないっ! 絶対に! ……大丈夫。大丈夫よ、ロラン。不死の魔物と成り果てても、私がずっといる。もう二度と離さない……」
 そこには王妃ハーレィはいない。
 かつてのハーレィ姫がいた。
 ロランを抱き起こし、慈愛をこめて頬を撫で、見下ろしながら言った。
「できなかったことをたくさんしよう? どこまでも、どこまでも、こんな狭苦しい人間界からは逃げて、私たちは不死となり、これからは永遠に二人で暮らせるのよ、ロラン……」
「姫様……」
 ロランは救いを求めるようにハーレィを見た。
「あり……」
「私だってそうだった! 私だって、本当は……!」
 しかし。
 その目にもう光はなかった。
「ロラン」
 ハーレィは彼の頬を叩く。
 口に耳を近づける。
 前髪をかきあげる。
 こめかみをなでる。
「ロラン」
 ハーレィは再度ロランの手に噛み付いた。
 これで不死になれるはずなのだ。
 一人ならば永遠の牢獄に過ぎなくとも。
 二人なら永遠の幸福ともなり得る。
「それなのにっ——ロランっ!」
 何度も、何度も、彼の腕や手に食いつき、ハーレィの全身はもう赤い血で塗れていた。
「なんで……なんでっ!」
 ハーレィが絶叫したのと城の騎士たちが寝室に雪崩れ込んできたのはほぼ同時だった。
 絶句して見守られる中、ハーレィはロランの身体にすがりついて泣き喚き続け、その鎧戸から差し込む月明かりの中で、ロランは眠り続けていた。








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