72 / 183
ランキング対策
噂の広がり
しおりを挟む
換金所ではアルバスをはじめ、多くの冒険者が廻のことを待っていた。
何事だろうと思いアルバスの横まで移動して理由を伺う。
「こいつらが明日のイベントに参加する冒険者だ」
「えっ! ……こ、こんなにですか?」
ヤダンをはじめ多くの冒険者がイベント参加を表明しており、その数は二〇人を超えている。
先ほどアークスに武器を研いでもらっていた冒険者もいたので、少なからず廻も貢献していた。
「俺が倒したモンスターのドロップアイテムはこいつらにやるつもりだ」
「それでいいんですか?」
「せっかく参加するのに旨味がなかったら意味がないからな」
冒険者ランキングが低い人達は苦笑しながらも頭を軽く下げている。
「上位にいる奴らは自分で狩って、自分でアイテムを確保してもらう。まあ、場合にもよるがランダムやボスモンスターは任せるつもりだから、上質なアイテムはそいつらに渡るだろうな」
そこも貢献度という点に反映されるのだろう。
実力が低い冒険者にはアルバスが討伐したオートの質の低いドロップアイテムが渡る。
実力が高い冒険者にはオートやランダムを狩らせて質の高いドロップアイテムが渡る。
もちろんアルバスがオートやランダムを狩る場面も出てくるだろうが、その時は実力が低い冒険者の運が良かったと思えばいい。
「もちろん順番も決めているから、そこは争わないように言い聞かせている」
アルバスのドロップアイテムは、実力が低いとされた冒険者の中でもランキングの高い順番から渡るようになっている。
一番弱いとされた冒険者にたまたま質の高いドロップアイテムが渡ることもあるが、そこは運なので何も言わせない。
そもそもアルバスが率いるパーティになるので文句を言える冒険者がいないのだが。
「それでだ。小娘にはその間、経営者の部屋で俺達の戦いを見守っていてほしい」
「どうしてですか?」
見守るのは構わないが、それをあえてアルバスが口にするということに違和感を覚えていた。
「小娘は俺やロンドの戦いしか見ていないだろう。せっかくの機会だ、他の冒険者がどういった感じでダンジョンに潜り、モンスターと戦い、命のやり取りをしているのかを見てもらった方がいいと思ってな」
命のやり取り、というところで廻はゴクリと唾を飲み込んだ。
アルバスの指摘通り、二人が潜っている姿はモニター越しに何度も見ていたが、他の冒険者の戦いぶりはカナタ達以外で見たことがなかった。
「それを見て、私はどうしたらいいんですか?」
「……小娘は他の経営者と違うと俺は思っているし、こいつらも思っている。だから、こいつらの戦いぶりを見て何か感じるものがあればと思っている」
アルバスはおちょくるでもなく、ふざけているわけでもなく、あまり見せてこなかった真面目な表情で、廻を真っ直ぐに見つめながらそう告げてくる。
いろいろと経営者には思うところがあったのだろう。それはアルバスだけではなく他の冒険者や住民も同じはず。
そんな経営者とは違うとアルバスははっきりと口にした。それは廻にも成長してほしいと願ってのことだった。
アルバスの真意をしっかりと理解し、受け止めた廻は集まった冒険者を眺めた後、大きく頷いた。
「分かりました。それじゃあ、明日の換金所はお休みですね」
そんな一言に、緊張していた冒険者達からは笑いが生まれた。
アルバスもホッとしたのか苦笑を浮かべている。
廻としてはこんなことをしなくても、しっかりと説明してくれればちゃんと見るのにと思ってしまう。
そんな廻の思いに気づいたのか、アルバスは頭を掻きながら今回のような面倒な事をした理由を教えてくれた。
「冒険者ってのは、必ずどこかで経営者に悪いようにされている奴が多いんだ。小娘がこいつらの前で示してくれることが大事だったんだよ」
「そう、ですか」
現冒険者ランキング1位であるジギルですら経営者には思うところがあるようなので、経営者があれをやる、これをやる、と実際に見せることが大事だとアルバスは言う。
「本当は先に小娘に伝えておくべきだったんだが……すまんな」
「どうして謝るんですか?」
「こいつらの前で宣言してくれただろう。これは小娘を縛る行為だ。絶対にやらなければならなくなる」
事前通告なしで経営者をはめるような行為だったとアルバスは言うが、廻の考えは違っていた。
「アルバスさんが必要と思ったからやったんですよね。だったらいいじゃないですか」
「……そうは言うがなぁ」
「私はアルバスさんを信じてますよ。私よりも知識があって経験がある。そんな人を信じられなかったら経営者なんてやってられませんよ」
淡々とそう告げる廻に対して、アルバスは大きく息を吐き出した。そして──
「……絶対に成功させてやるよ」
「それよりも、絶対にみんなで戻ってきてくださいね?」
「それも任せろ」
見上げる廻が満面の笑みを浮かべ、見下ろすアルバスは苦笑を浮かべる。
対象的な表情の二人だったが、思いは同じだった。
冒険者達も二人の様子を見てやる気を出しており、研ぎ師のアークスのところに突進していくものまでいた。
士気は上々、これなら問題はないだろうとアルバスは口にする。
「そういえば、ロンド君とカナタ君達はいないんですか?」
換金所に四人の姿がないことに気がついた廻がそんな疑問を口にする。
「三人組はダンジョンだからな、後で声を掛けるつもりだ」
「ロンド君は?」
「宿屋の手伝いがあるだろう」
「あー、そっか。私が手伝えないんじゃあ大変ですもんね」
名前の出てこないポポイが手伝えれば一番いいのだが、廻もアルバスもポポイには宿屋の接客は無理だろうと考えている。
道具屋としての対応は申し分ないのだが、それ以外では自分が興味を持ったことに突っ走ってしまう傾向があるので、変に刺激を与えてはいけないと却下された。
「あっ! ボッヘルさんとリリーナさんがいるじゃないですか!」
「家を作る方が先決だろう」
「もう出来てますよ?」
「……は?」
「だから、もう出来てるんですってば」
この世界では大工も魔法を使う、それは常識として伝わっている。当然ながらアルバスも知っていることだ。
それでも一日で二軒を短時間で造ってしまう腕前までは想像していなかった。
「……あー、そうか。うん、それなら大工の二人には小娘から声を掛けてくれるか?」
「分かりました。それじゃあロンド君にはアルバスさんがお願いしますね。それと──」
そこまで言って、まだ何かあるのかとアルバスは首を傾げている。
「この人達、どうにかして落ち着かせてくださいね?」
やる気に満ち溢れている冒険者達は、士気としてはとても良いのだが、これ以上換金所でドタバタされると何かしら損害が出る恐れがある。
廻では止めることができないので、それをアルバスにお願いしたのだ。
「……あー、そうだな。俺がやっとくから小娘は大工のところに行ってくれ」
「はーい」
廻が換金所を出てから数秒後──
「てめえら! おとなしくしやがれええええええぇっ!」
アルバスの怒声が聞こえてきたので、廻は安心してジレラ夫妻のもとに向かった。
何事だろうと思いアルバスの横まで移動して理由を伺う。
「こいつらが明日のイベントに参加する冒険者だ」
「えっ! ……こ、こんなにですか?」
ヤダンをはじめ多くの冒険者がイベント参加を表明しており、その数は二〇人を超えている。
先ほどアークスに武器を研いでもらっていた冒険者もいたので、少なからず廻も貢献していた。
「俺が倒したモンスターのドロップアイテムはこいつらにやるつもりだ」
「それでいいんですか?」
「せっかく参加するのに旨味がなかったら意味がないからな」
冒険者ランキングが低い人達は苦笑しながらも頭を軽く下げている。
「上位にいる奴らは自分で狩って、自分でアイテムを確保してもらう。まあ、場合にもよるがランダムやボスモンスターは任せるつもりだから、上質なアイテムはそいつらに渡るだろうな」
そこも貢献度という点に反映されるのだろう。
実力が低い冒険者にはアルバスが討伐したオートの質の低いドロップアイテムが渡る。
実力が高い冒険者にはオートやランダムを狩らせて質の高いドロップアイテムが渡る。
もちろんアルバスがオートやランダムを狩る場面も出てくるだろうが、その時は実力が低い冒険者の運が良かったと思えばいい。
「もちろん順番も決めているから、そこは争わないように言い聞かせている」
アルバスのドロップアイテムは、実力が低いとされた冒険者の中でもランキングの高い順番から渡るようになっている。
一番弱いとされた冒険者にたまたま質の高いドロップアイテムが渡ることもあるが、そこは運なので何も言わせない。
そもそもアルバスが率いるパーティになるので文句を言える冒険者がいないのだが。
「それでだ。小娘にはその間、経営者の部屋で俺達の戦いを見守っていてほしい」
「どうしてですか?」
見守るのは構わないが、それをあえてアルバスが口にするということに違和感を覚えていた。
「小娘は俺やロンドの戦いしか見ていないだろう。せっかくの機会だ、他の冒険者がどういった感じでダンジョンに潜り、モンスターと戦い、命のやり取りをしているのかを見てもらった方がいいと思ってな」
命のやり取り、というところで廻はゴクリと唾を飲み込んだ。
アルバスの指摘通り、二人が潜っている姿はモニター越しに何度も見ていたが、他の冒険者の戦いぶりはカナタ達以外で見たことがなかった。
「それを見て、私はどうしたらいいんですか?」
「……小娘は他の経営者と違うと俺は思っているし、こいつらも思っている。だから、こいつらの戦いぶりを見て何か感じるものがあればと思っている」
アルバスはおちょくるでもなく、ふざけているわけでもなく、あまり見せてこなかった真面目な表情で、廻を真っ直ぐに見つめながらそう告げてくる。
いろいろと経営者には思うところがあったのだろう。それはアルバスだけではなく他の冒険者や住民も同じはず。
そんな経営者とは違うとアルバスははっきりと口にした。それは廻にも成長してほしいと願ってのことだった。
アルバスの真意をしっかりと理解し、受け止めた廻は集まった冒険者を眺めた後、大きく頷いた。
「分かりました。それじゃあ、明日の換金所はお休みですね」
そんな一言に、緊張していた冒険者達からは笑いが生まれた。
アルバスもホッとしたのか苦笑を浮かべている。
廻としてはこんなことをしなくても、しっかりと説明してくれればちゃんと見るのにと思ってしまう。
そんな廻の思いに気づいたのか、アルバスは頭を掻きながら今回のような面倒な事をした理由を教えてくれた。
「冒険者ってのは、必ずどこかで経営者に悪いようにされている奴が多いんだ。小娘がこいつらの前で示してくれることが大事だったんだよ」
「そう、ですか」
現冒険者ランキング1位であるジギルですら経営者には思うところがあるようなので、経営者があれをやる、これをやる、と実際に見せることが大事だとアルバスは言う。
「本当は先に小娘に伝えておくべきだったんだが……すまんな」
「どうして謝るんですか?」
「こいつらの前で宣言してくれただろう。これは小娘を縛る行為だ。絶対にやらなければならなくなる」
事前通告なしで経営者をはめるような行為だったとアルバスは言うが、廻の考えは違っていた。
「アルバスさんが必要と思ったからやったんですよね。だったらいいじゃないですか」
「……そうは言うがなぁ」
「私はアルバスさんを信じてますよ。私よりも知識があって経験がある。そんな人を信じられなかったら経営者なんてやってられませんよ」
淡々とそう告げる廻に対して、アルバスは大きく息を吐き出した。そして──
「……絶対に成功させてやるよ」
「それよりも、絶対にみんなで戻ってきてくださいね?」
「それも任せろ」
見上げる廻が満面の笑みを浮かべ、見下ろすアルバスは苦笑を浮かべる。
対象的な表情の二人だったが、思いは同じだった。
冒険者達も二人の様子を見てやる気を出しており、研ぎ師のアークスのところに突進していくものまでいた。
士気は上々、これなら問題はないだろうとアルバスは口にする。
「そういえば、ロンド君とカナタ君達はいないんですか?」
換金所に四人の姿がないことに気がついた廻がそんな疑問を口にする。
「三人組はダンジョンだからな、後で声を掛けるつもりだ」
「ロンド君は?」
「宿屋の手伝いがあるだろう」
「あー、そっか。私が手伝えないんじゃあ大変ですもんね」
名前の出てこないポポイが手伝えれば一番いいのだが、廻もアルバスもポポイには宿屋の接客は無理だろうと考えている。
道具屋としての対応は申し分ないのだが、それ以外では自分が興味を持ったことに突っ走ってしまう傾向があるので、変に刺激を与えてはいけないと却下された。
「あっ! ボッヘルさんとリリーナさんがいるじゃないですか!」
「家を作る方が先決だろう」
「もう出来てますよ?」
「……は?」
「だから、もう出来てるんですってば」
この世界では大工も魔法を使う、それは常識として伝わっている。当然ながらアルバスも知っていることだ。
それでも一日で二軒を短時間で造ってしまう腕前までは想像していなかった。
「……あー、そうか。うん、それなら大工の二人には小娘から声を掛けてくれるか?」
「分かりました。それじゃあロンド君にはアルバスさんがお願いしますね。それと──」
そこまで言って、まだ何かあるのかとアルバスは首を傾げている。
「この人達、どうにかして落ち着かせてくださいね?」
やる気に満ち溢れている冒険者達は、士気としてはとても良いのだが、これ以上換金所でドタバタされると何かしら損害が出る恐れがある。
廻では止めることができないので、それをアルバスにお願いしたのだ。
「……あー、そうだな。俺がやっとくから小娘は大工のところに行ってくれ」
「はーい」
廻が換金所を出てから数秒後──
「てめえら! おとなしくしやがれええええええぇっ!」
アルバスの怒声が聞こえてきたので、廻は安心してジレラ夫妻のもとに向かった。
10
お気に入りに追加
254
あなたにおすすめの小説

最強の職業は付与魔術師かもしれない
カタナヅキ
ファンタジー
現実世界から異世界に召喚された5人の勇者。彼等は同じ高校のクラスメイト同士であり、彼等を召喚したのはバルトロス帝国の3代目の国王だった。彼の話によると現在こちらの世界では魔王軍と呼ばれる組織が世界各地に出現し、数多くの人々に被害を与えている事を伝える。そんな魔王軍に対抗するために帝国に代々伝わる召喚魔法によって異世界から勇者になれる素質を持つ人間を呼びだしたらしいが、たった一人だけ巻き込まれて召喚された人間がいた。
召喚された勇者の中でも小柄であり、他の4人には存在するはずの「女神の加護」と呼ばれる恩恵が存在しなかった。他の勇者に巻き込まれて召喚された「一般人」と判断された彼は魔王軍に対抗できないと見下され、召喚を実行したはずの帝国の人間から追い出される。彼は普通の魔術師ではなく、攻撃魔法は覚えられない「付与魔術師」の職業だったため、この職業の人間は他者を支援するような魔法しか覚えられず、強力な魔法を扱えないため、最初から戦力外と判断されてしまった。
しかし、彼は付与魔術師の本当の力を見抜き、付与魔法を極めて独自の戦闘方法を見出す。後に「聖天魔導士」と名付けられる「霧崎レナ」の物語が始まる――
※今月は毎日10時に投稿します。

神々に見捨てられし者、自力で最強へ
九頭七尾
ファンタジー
三大貴族の一角、アルベール家の長子として生まれた少年、ライズ。だが「祝福の儀」で何の天職も授かることができなかった彼は、『神々に見捨てられた者』と蔑まれ、一族を追放されてしまう。
「天職なし。最高じゃないか」
しかし彼は逆にこの状況を喜んだ。というのも、実はこの世界は、前世で彼がやり込んでいたゲーム【グランドワールド】にそっくりだったのだ。
天職を取得せずにゲームを始める「超ハードモード」こそが最強になれる道だと知るライズは、前世の知識を活かして成り上がっていく。

能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

元万能技術者の冒険者にして釣り人な日々
於田縫紀
ファンタジー
俺は神殿技術者だったが過労死して転生。そして冒険者となった日の夜に記憶や技能・魔法を取り戻した。しかしかつて持っていた能力や魔法の他に、釣りに必要だと神が判断した様々な技能や魔法がおまけされていた。
今世はこれらを利用してのんびり釣り、最小限に仕事をしようと思ったのだが……
(タイトルは異なりますが、カクヨム投稿中の『何でも作れる元神殿技術者の冒険者にして釣り人な日々』と同じお話です。更新が追いつくまでは毎日更新、追いついた後は隔日更新となります)


元ゲーマーのオタクが悪役令嬢? ごめん、そのゲーム全然知らない。とりま異世界ライフは普通に楽しめそうなので、設定無視して自分らしく生きます
みなみ抄花
ファンタジー
前世で死んだ自分は、どうやらやったこともないゲームの悪役令嬢に転生させられたようです。
女子力皆無の私が令嬢なんてそもそもが無理だから、設定無視して自分らしく生きますね。
勝手に転生させたどっかの神さま、ヒロインいじめとか勇者とか物語の盛り上げ役とかほんっと心底どうでも良いんで、そんなことよりチート能力もっとよこしてください。
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる