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第17話:紹介状の相手
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額の傷はそこまで深くなかったのだが、レミティアは慌てた様子で回復魔法を掛けてくれた。
「大丈夫ですか? 他に痛むところはありませんか?」
「大丈夫だよ。ギルマスが手加減してくれたからな」
「本当にすごかったです、アリウス様!」
階段を上がりながらもずっとこのような会話をされてしまい、俺としては大げさだなと思ってしまう。
とはいえ、心配してのことだし、勝つと信じてくれてのことだから、ありがたいとも感じていた。
そのまま一階に戻ってくると、何やらざわついた雰囲気に包まれている。
何かあったのかと思っていたのだが、どうやら俺が冒険者になれたことに驚いていたようだ。
「――嘘だろ?」
「――疑われた奴が認められるとか、初めて見たわ」
「――弱そうだけどなぁ?」
「――はっ! どうせ不正でもあったんじゃねぇかぁ?」
驚きや疑い、反応は様々あるようだが、関わると面倒になりそうなので無視していたところで、俺はとあるものを思い出した。
「あっ!」
「どうしたのですか、アリウス?」
「お爺ちゃんから紹介状を貰ってたんだった」
「紹介状、ですか?」
「あらあら、誰にかしら?」
「「「え?」」」
すでに別れたと思っていたギルマスの声が真後ろから聞こえてきて、俺たちは驚きの声を漏らしながら振り返る。
案の定、そこにはニコニコと笑みを浮かべたままのギルマスが立っていた。
「ふふふ。私はここのギルドマスターだから、職員の名前は把握しているわよ?」
怪我をレミティアに治してもらったとはいえこちらはまだ少しふらついているのだが、ギルマスはすでにピンピンしている。
これだけで俺はまだまだなのだと実感してしまう。
「えっと……あ、裏に名前がありました。フェリンリア・エフィルナーダ?」
「あら、それは私ね」
「……はい?」
「だから、私なのよ。フェリンリア・エフィルナーダは」
……えっと、マジで? お爺ちゃん、ギルマスと知り合いだったのか?
「うーん……でも、私の知り合いでアリウス君って子供がいる人って、いたかしら?」
「えっと、俺は孫です。ギルマスの知り合いって言っていたのは、ユセフ・ガゼルヴィードです」
お爺ちゃんの名前を出すと、ギルマスの表情はパッと明るくなり俺の手をガシッと掴んできた。
「あらあら、まあまあ! あなた、ユセフの孫なのね!」
「そうですけど……え? 本当に、お爺ちゃんの知り合い、なんですか?」
俺が困惑した理由はたった一つ。ギルマスがあまりにも若い女性だったからだ。
「もちろんよ! だって、彼が冒険者だった頃は一緒にパーティを組んでいたもの!」
「……何年前ですか、それ?」
「私はエルフよ? こう見えて、ユセフよりも年上なんだからね?」
……あ、そうだったや。
「ちょっとあなた! 何をマスターの手を握っているんですか!」
「いや、これは俺じゃなくてギルマスが」
「言い訳は結構です! さあ、マスター! こんな奴の手じゃなくて私の手を――」
「仕事に戻ってちょうだいねー、ミスティー」
「はい! もちろんです!」
……ミスティって、痛い子だな。
「……さて! それじゃあ一度、私の部屋まで来てくれるかしら?」
「い、いいんですか?」
「もちろんよ。そうそう、レミティアさんとリディアさんもどうですか?」
ギルマスの提案に二人は顔を見合わせた後、首を横に振った。
「私たちは馬車で待っているバズズへ報告に向かいます」
「あら、待っている方がいたのね。それは申し訳ないことをしてしまったわね」
「お爺様なら問題ありませんので、ゆっくりとお話しされてください。それではアリウス様、失礼いたします」
二人は俺たちに頭を下げると、そのまま冒険者ギルドを出て行った。
俺はというとギルマスの案内で二階に向かい、一番奥の部屋に通された。
冒険者ギルドトップの部屋ということもあり、俺は豪奢な感じを予想していた。何せ、親父の部屋がそんな感じだったからだ。
しかし、ギルマスの部屋は使い勝手を重視しているのか、特別豪華に見える家具や置物はなく、むしろ質素なものが多いように見えて驚いてしまう。
「私はあまり贅沢が好きではないの。まあ、エルフの多くが故郷をできるだけ感じていたいということで、周囲に木製のものを置く傾向がありますからね」
……なるほど、目に見える範囲の家具は全てが木製のものになっている。
むしろ、木製のものをこれだけ揃えることの方が難しいのではないだろうか。
そんなことを考えていると、ギルマス自らがお茶を入れてテーブルに置いてくれたので、俺はカップの前の椅子に腰掛ける。
向かいにギルマスが座ると、彼女は紹介状の内容に目を落とした。
「……へぇ……あら、本当にモノマネ士なのね。……ふんふん……興味深いわぁ」
……い、いったい、何が書かれているんだろう。もしかして、俺の天職とスキルの組み合わせについて書かれているのではないだろうか。
お爺ちゃんが信用している人物らしいので可能性はゼロではないが……さて、如何に。
「……アリウス君」
「は、はい」
「あなた、相当苦労してきたのね」
「……はい?」
「ユセフが長々と書いているわよ? あなたの身の上を」
…………お、お爺ちゃああああん! いったい何を書いてるんだよおおおおっ!
「それに、モノマネ士と定着ね。面白い組み合わせだわ」
「はぁ。まあ、そうですね。俺もまさかこんな使い方があるなんて……へ?」
「ふふふ。書かれているわよ?」
「…………書かれているのかよ!?」
ギルマス、俺の反応を楽しんでいるよな!
……はぁ。まあ、実力者を相手にしたらずっと隠し通せるものでもないし、ギルマスになら問題はないか。
「隠しているのよね?」
「はい。お爺ちゃんがその方がいいって言っていたので。それに、俺もその方がいいと思っています」
「どうしてかしら?」
「……あらゆるスキルを得られるとは言っても、それはあくまでも借り物の力です。スキルを使うにしても、それに見合った肉体でなければ本来の力を発揮できませんし、モノマネ士では正しくスキルを授かった相手以上に上手く使いこなすことはできません」
事実、俺は柔剣をぶつけ合ってギルマスに弾き飛ばされている。
借り物の力では、本物に勝つことはできないということだ。
「下手をすれば何でも屋としていいように利用されるかもしれない。俺はそんな自分を望みませんからね」
「……いいと思うわ。でもね、ユセフはもっと違うことを考えているかもしれないわよ?」
「違うことをですか? それはいったい?」
何やら含みを持たせた言い方に、俺は疑問を感じて問い返した。
「大丈夫ですか? 他に痛むところはありませんか?」
「大丈夫だよ。ギルマスが手加減してくれたからな」
「本当にすごかったです、アリウス様!」
階段を上がりながらもずっとこのような会話をされてしまい、俺としては大げさだなと思ってしまう。
とはいえ、心配してのことだし、勝つと信じてくれてのことだから、ありがたいとも感じていた。
そのまま一階に戻ってくると、何やらざわついた雰囲気に包まれている。
何かあったのかと思っていたのだが、どうやら俺が冒険者になれたことに驚いていたようだ。
「――嘘だろ?」
「――疑われた奴が認められるとか、初めて見たわ」
「――弱そうだけどなぁ?」
「――はっ! どうせ不正でもあったんじゃねぇかぁ?」
驚きや疑い、反応は様々あるようだが、関わると面倒になりそうなので無視していたところで、俺はとあるものを思い出した。
「あっ!」
「どうしたのですか、アリウス?」
「お爺ちゃんから紹介状を貰ってたんだった」
「紹介状、ですか?」
「あらあら、誰にかしら?」
「「「え?」」」
すでに別れたと思っていたギルマスの声が真後ろから聞こえてきて、俺たちは驚きの声を漏らしながら振り返る。
案の定、そこにはニコニコと笑みを浮かべたままのギルマスが立っていた。
「ふふふ。私はここのギルドマスターだから、職員の名前は把握しているわよ?」
怪我をレミティアに治してもらったとはいえこちらはまだ少しふらついているのだが、ギルマスはすでにピンピンしている。
これだけで俺はまだまだなのだと実感してしまう。
「えっと……あ、裏に名前がありました。フェリンリア・エフィルナーダ?」
「あら、それは私ね」
「……はい?」
「だから、私なのよ。フェリンリア・エフィルナーダは」
……えっと、マジで? お爺ちゃん、ギルマスと知り合いだったのか?
「うーん……でも、私の知り合いでアリウス君って子供がいる人って、いたかしら?」
「えっと、俺は孫です。ギルマスの知り合いって言っていたのは、ユセフ・ガゼルヴィードです」
お爺ちゃんの名前を出すと、ギルマスの表情はパッと明るくなり俺の手をガシッと掴んできた。
「あらあら、まあまあ! あなた、ユセフの孫なのね!」
「そうですけど……え? 本当に、お爺ちゃんの知り合い、なんですか?」
俺が困惑した理由はたった一つ。ギルマスがあまりにも若い女性だったからだ。
「もちろんよ! だって、彼が冒険者だった頃は一緒にパーティを組んでいたもの!」
「……何年前ですか、それ?」
「私はエルフよ? こう見えて、ユセフよりも年上なんだからね?」
……あ、そうだったや。
「ちょっとあなた! 何をマスターの手を握っているんですか!」
「いや、これは俺じゃなくてギルマスが」
「言い訳は結構です! さあ、マスター! こんな奴の手じゃなくて私の手を――」
「仕事に戻ってちょうだいねー、ミスティー」
「はい! もちろんです!」
……ミスティって、痛い子だな。
「……さて! それじゃあ一度、私の部屋まで来てくれるかしら?」
「い、いいんですか?」
「もちろんよ。そうそう、レミティアさんとリディアさんもどうですか?」
ギルマスの提案に二人は顔を見合わせた後、首を横に振った。
「私たちは馬車で待っているバズズへ報告に向かいます」
「あら、待っている方がいたのね。それは申し訳ないことをしてしまったわね」
「お爺様なら問題ありませんので、ゆっくりとお話しされてください。それではアリウス様、失礼いたします」
二人は俺たちに頭を下げると、そのまま冒険者ギルドを出て行った。
俺はというとギルマスの案内で二階に向かい、一番奥の部屋に通された。
冒険者ギルドトップの部屋ということもあり、俺は豪奢な感じを予想していた。何せ、親父の部屋がそんな感じだったからだ。
しかし、ギルマスの部屋は使い勝手を重視しているのか、特別豪華に見える家具や置物はなく、むしろ質素なものが多いように見えて驚いてしまう。
「私はあまり贅沢が好きではないの。まあ、エルフの多くが故郷をできるだけ感じていたいということで、周囲に木製のものを置く傾向がありますからね」
……なるほど、目に見える範囲の家具は全てが木製のものになっている。
むしろ、木製のものをこれだけ揃えることの方が難しいのではないだろうか。
そんなことを考えていると、ギルマス自らがお茶を入れてテーブルに置いてくれたので、俺はカップの前の椅子に腰掛ける。
向かいにギルマスが座ると、彼女は紹介状の内容に目を落とした。
「……へぇ……あら、本当にモノマネ士なのね。……ふんふん……興味深いわぁ」
……い、いったい、何が書かれているんだろう。もしかして、俺の天職とスキルの組み合わせについて書かれているのではないだろうか。
お爺ちゃんが信用している人物らしいので可能性はゼロではないが……さて、如何に。
「……アリウス君」
「は、はい」
「あなた、相当苦労してきたのね」
「……はい?」
「ユセフが長々と書いているわよ? あなたの身の上を」
…………お、お爺ちゃああああん! いったい何を書いてるんだよおおおおっ!
「それに、モノマネ士と定着ね。面白い組み合わせだわ」
「はぁ。まあ、そうですね。俺もまさかこんな使い方があるなんて……へ?」
「ふふふ。書かれているわよ?」
「…………書かれているのかよ!?」
ギルマス、俺の反応を楽しんでいるよな!
……はぁ。まあ、実力者を相手にしたらずっと隠し通せるものでもないし、ギルマスになら問題はないか。
「隠しているのよね?」
「はい。お爺ちゃんがその方がいいって言っていたので。それに、俺もその方がいいと思っています」
「どうしてかしら?」
「……あらゆるスキルを得られるとは言っても、それはあくまでも借り物の力です。スキルを使うにしても、それに見合った肉体でなければ本来の力を発揮できませんし、モノマネ士では正しくスキルを授かった相手以上に上手く使いこなすことはできません」
事実、俺は柔剣をぶつけ合ってギルマスに弾き飛ばされている。
借り物の力では、本物に勝つことはできないということだ。
「下手をすれば何でも屋としていいように利用されるかもしれない。俺はそんな自分を望みませんからね」
「……いいと思うわ。でもね、ユセフはもっと違うことを考えているかもしれないわよ?」
「違うことをですか? それはいったい?」
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