4 / 46
第4話:ポーションの調合
しおりを挟む
お昼ご飯を食べ終わった俺は、洗い物を手伝ってからお婆ちゃんと一緒に移動する。
向かう先は別宅に併設されているお婆ちゃんの道具屋だ。
ここでは様々な道具を売っているだけではなく、お婆ちゃんが調合しているポーションなども売られている。
ポーションなどの調合が必要な道具の販売には、調合スキル持ちが調合したものしか許可されていない。
俺が調合するのは自分で使うから――ではなく、お婆ちゃんが調合したものと同様に店頭に並べても問題がないからだ。
「それじゃあ、今日もお願いね」
「分かった」
俺はお婆ちゃんの隣で作業に入る。
まずはすり鉢にアクラ草を入れてすり潰す。
次にヒワリマの実を袋に入れて固い棒で叩き、殻を割って実を取り出すと、その実をすり鉢に入れてアクラ草と混ぜ合わせる。
緑色のアクラ草と黄色のヒワリマの実が合わさっていくと、粘り気のある緑色の初級ポーションの元が出来上がった。
「本当に手際がいいわね」
「お婆ちゃんのおかげだよ」
「うふふ。そう言ってもらえると、教えたかいがあるわ」
そう口にしてはいるが、手際で言えばお婆ちゃんの方が格段に早い。すでに次の段階に入っており、あとは効能が抽出されるのを煮込みながら待つだけだ。
俺は軽く笑みを返し、急ぎつつも正確に作業を進めていく。
初級ポーションの元を鍋に移して飲み水を注ぐ。
この時に使用する水は飲むのに適した質のものでなければならない。そうでなければ上手く効能を抽出できないだけでなく、雑菌が残ってしまい傷を悪化させてしまうかもしれないのだ。
水の質はお婆ちゃんが確認済みなので、俺は鍋を火に掛けると初級ポーションの元と水が一つになるよう専用の杓で混ぜていく。
「それじゃあ、魔力を注入っと……」
専用の杓は魔力を通わせやすい素材で作られている。
お婆ちゃんの杓はその中でも特に魔力を通す素材、確かミスリルが混ぜられたものだったはずだ。
ミスリルの杓のおかげで魔力の少ない俺でも存分に調合を行うことができている。
必要以上に魔力を込めるのは無駄なので、必要な分だけ注ぎ終わると、あとは煮詰めるだけだ。
ただし、煮詰める作業も火力や時間をしっかりと管理しなければならない。
強い火力で煮詰めると元の素材が水の中で焦げてしまい、苦味が増すだけでなく効能も低くなる。
時間を掛けすぎても似たようなもので、効能が蒸気と共に失われてしまい、さらに元の素材から苦味が染み出てきてしまう。
適度な火力で、適度な時間煮詰めるのがポイントなのだ。
「こっちはできたわよ」
さすがはお婆ちゃんだ。
手際だけではなく、調合スキルのレベルも高いからな。
しばらく鍋を見つめながら、抽出が十分にできたタイミングで火を消す。あとは冷めてから別の容器に移し替えて完成だ。
「できた~」
「うふふ。お疲れ様ね」
「まだまだお婆ちゃんみたいに上手くはいかないなぁ」
「レベルが上がればすぐに追いつくわよ」
出来上がった初級ポーションが冷めるまではやることがないので、俺は先に作業を終えていたお婆ちゃんが入れてくれたお茶を受け取って口に含む。
……うん、本宅で飲むお茶よりも美味しいや。
「それじゃあ、これは初級ポーションのお代ね」
お茶と合わせて持ってきてくれたのは、俺が調合した初級ポーションへの代金だ。
これが俺の小銭稼ぎになっており、調合を覚えてから今日までに結構な金額を稼ぐことができた。
いつかは家を追い出されるだろうと予想していたので、そのお金は全て貯め込んでいる。
「今日の晩ご飯の時に、預かっていたお金も渡すわね」
「ありがとう、お婆ちゃん。本宅に持っていったら、取り上げられるかもしれなかったからさ」
「全く、あの子ったら。子供からお金を取り上げるなんて、どれだけ領地経営が苦手なのかしらね」
俺が最初に手伝いのお金を持って本宅に戻ると、無駄金を持たせるわけにはいかないとか言って奪い取られたんだよな。
あの時はさすがに殴り掛かろうかと思ったけど、すでにモノマネ士と定着を組み合わせて色々と試している時期だったので、諦めたんだ。
あのまま殴り掛かっていたら、きっと怪我をさせていただろうから。
それからお金に対して敏感になった俺は、手にしたお金を全てお婆ちゃんに預けていたのだ。
「そういえば、荷物は大丈夫なの? 野営の知識とかはあるのかしら?」
「大丈夫だよ。お爺ちゃんに教えてもらっているし、火も水も問題はないから」
俺がそう口にすると、お婆ちゃんはホッと息をつく。
十五歳と言えばもう成人なのに、ものすごく心配されているんだよな。でも、本宅では心配なんてほとんどされてこなかったから、とても心地よく思えてしまう。
「時間は少ないけれど、聞きたいことがあればなんでも聞いてね。あと、欲しいものがあれば言ってちょうだい。可能な限り準備してあげるからね?」
「大丈夫だよ。この日のためにずっと前から準備をして、お爺ちゃんから貰った魔法鞄に入れてあるからさ」
タンスの奥から取り出したこの魔法鞄、実はお爺ちゃんから貰ったものだ。
お古ではあるが、それでも容量を考えればそれなりに高価なものなので、貯めたお金でし払うと言ったのだが、頑として受け入れてくれなかった。
孫から金を巻き上げる祖父にするつもりか、と怒鳴られてからは何も言わなくなったけど。
でも、何もお返しをしないのはやはり間違っていると思ったからこそ、できるだけ足を運んで一緒に体を動かしていた。
結局は俺のためになっているんだけど、お婆ちゃんからはお爺ちゃんが喜んでいると聞いたので、少しは恩返しができているはずだ。
「それならいいのだけど……そうそう、だったら今日の晩ご飯の時に、改めてアリウスのスキルを確認させてもらってもいいかしら?」
「もちろんだよ。お爺ちゃんにも努力の成果を見てもらいたいからね」
教会で授かった俺のスキルは定着だ。それ以上でも以下でもない。
ただし、それは俺がモノマネ士と定着という組み合わせの可能性に気づかなかった頃の話だ。
柔剣スキル、剛剣スキル、調合スキル、鑑定スキルと、本来であれば俺が授かっているはずがないスキルを、今の俺は持っている。
実を言えばこれら以外にもスキルを持っているのだが、それは晩ご飯の時にお爺ちゃんとお婆ちゃんと確認をしようかな。
……今日の晩ご飯、楽しみだなぁ。
向かう先は別宅に併設されているお婆ちゃんの道具屋だ。
ここでは様々な道具を売っているだけではなく、お婆ちゃんが調合しているポーションなども売られている。
ポーションなどの調合が必要な道具の販売には、調合スキル持ちが調合したものしか許可されていない。
俺が調合するのは自分で使うから――ではなく、お婆ちゃんが調合したものと同様に店頭に並べても問題がないからだ。
「それじゃあ、今日もお願いね」
「分かった」
俺はお婆ちゃんの隣で作業に入る。
まずはすり鉢にアクラ草を入れてすり潰す。
次にヒワリマの実を袋に入れて固い棒で叩き、殻を割って実を取り出すと、その実をすり鉢に入れてアクラ草と混ぜ合わせる。
緑色のアクラ草と黄色のヒワリマの実が合わさっていくと、粘り気のある緑色の初級ポーションの元が出来上がった。
「本当に手際がいいわね」
「お婆ちゃんのおかげだよ」
「うふふ。そう言ってもらえると、教えたかいがあるわ」
そう口にしてはいるが、手際で言えばお婆ちゃんの方が格段に早い。すでに次の段階に入っており、あとは効能が抽出されるのを煮込みながら待つだけだ。
俺は軽く笑みを返し、急ぎつつも正確に作業を進めていく。
初級ポーションの元を鍋に移して飲み水を注ぐ。
この時に使用する水は飲むのに適した質のものでなければならない。そうでなければ上手く効能を抽出できないだけでなく、雑菌が残ってしまい傷を悪化させてしまうかもしれないのだ。
水の質はお婆ちゃんが確認済みなので、俺は鍋を火に掛けると初級ポーションの元と水が一つになるよう専用の杓で混ぜていく。
「それじゃあ、魔力を注入っと……」
専用の杓は魔力を通わせやすい素材で作られている。
お婆ちゃんの杓はその中でも特に魔力を通す素材、確かミスリルが混ぜられたものだったはずだ。
ミスリルの杓のおかげで魔力の少ない俺でも存分に調合を行うことができている。
必要以上に魔力を込めるのは無駄なので、必要な分だけ注ぎ終わると、あとは煮詰めるだけだ。
ただし、煮詰める作業も火力や時間をしっかりと管理しなければならない。
強い火力で煮詰めると元の素材が水の中で焦げてしまい、苦味が増すだけでなく効能も低くなる。
時間を掛けすぎても似たようなもので、効能が蒸気と共に失われてしまい、さらに元の素材から苦味が染み出てきてしまう。
適度な火力で、適度な時間煮詰めるのがポイントなのだ。
「こっちはできたわよ」
さすがはお婆ちゃんだ。
手際だけではなく、調合スキルのレベルも高いからな。
しばらく鍋を見つめながら、抽出が十分にできたタイミングで火を消す。あとは冷めてから別の容器に移し替えて完成だ。
「できた~」
「うふふ。お疲れ様ね」
「まだまだお婆ちゃんみたいに上手くはいかないなぁ」
「レベルが上がればすぐに追いつくわよ」
出来上がった初級ポーションが冷めるまではやることがないので、俺は先に作業を終えていたお婆ちゃんが入れてくれたお茶を受け取って口に含む。
……うん、本宅で飲むお茶よりも美味しいや。
「それじゃあ、これは初級ポーションのお代ね」
お茶と合わせて持ってきてくれたのは、俺が調合した初級ポーションへの代金だ。
これが俺の小銭稼ぎになっており、調合を覚えてから今日までに結構な金額を稼ぐことができた。
いつかは家を追い出されるだろうと予想していたので、そのお金は全て貯め込んでいる。
「今日の晩ご飯の時に、預かっていたお金も渡すわね」
「ありがとう、お婆ちゃん。本宅に持っていったら、取り上げられるかもしれなかったからさ」
「全く、あの子ったら。子供からお金を取り上げるなんて、どれだけ領地経営が苦手なのかしらね」
俺が最初に手伝いのお金を持って本宅に戻ると、無駄金を持たせるわけにはいかないとか言って奪い取られたんだよな。
あの時はさすがに殴り掛かろうかと思ったけど、すでにモノマネ士と定着を組み合わせて色々と試している時期だったので、諦めたんだ。
あのまま殴り掛かっていたら、きっと怪我をさせていただろうから。
それからお金に対して敏感になった俺は、手にしたお金を全てお婆ちゃんに預けていたのだ。
「そういえば、荷物は大丈夫なの? 野営の知識とかはあるのかしら?」
「大丈夫だよ。お爺ちゃんに教えてもらっているし、火も水も問題はないから」
俺がそう口にすると、お婆ちゃんはホッと息をつく。
十五歳と言えばもう成人なのに、ものすごく心配されているんだよな。でも、本宅では心配なんてほとんどされてこなかったから、とても心地よく思えてしまう。
「時間は少ないけれど、聞きたいことがあればなんでも聞いてね。あと、欲しいものがあれば言ってちょうだい。可能な限り準備してあげるからね?」
「大丈夫だよ。この日のためにずっと前から準備をして、お爺ちゃんから貰った魔法鞄に入れてあるからさ」
タンスの奥から取り出したこの魔法鞄、実はお爺ちゃんから貰ったものだ。
お古ではあるが、それでも容量を考えればそれなりに高価なものなので、貯めたお金でし払うと言ったのだが、頑として受け入れてくれなかった。
孫から金を巻き上げる祖父にするつもりか、と怒鳴られてからは何も言わなくなったけど。
でも、何もお返しをしないのはやはり間違っていると思ったからこそ、できるだけ足を運んで一緒に体を動かしていた。
結局は俺のためになっているんだけど、お婆ちゃんからはお爺ちゃんが喜んでいると聞いたので、少しは恩返しができているはずだ。
「それならいいのだけど……そうそう、だったら今日の晩ご飯の時に、改めてアリウスのスキルを確認させてもらってもいいかしら?」
「もちろんだよ。お爺ちゃんにも努力の成果を見てもらいたいからね」
教会で授かった俺のスキルは定着だ。それ以上でも以下でもない。
ただし、それは俺がモノマネ士と定着という組み合わせの可能性に気づかなかった頃の話だ。
柔剣スキル、剛剣スキル、調合スキル、鑑定スキルと、本来であれば俺が授かっているはずがないスキルを、今の俺は持っている。
実を言えばこれら以外にもスキルを持っているのだが、それは晩ご飯の時にお爺ちゃんとお婆ちゃんと確認をしようかな。
……今日の晩ご飯、楽しみだなぁ。
227
お気に入りに追加
312
あなたにおすすめの小説

どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜
EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」
優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。
傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。
そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。
次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。
最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。
しかし、運命がそれを許さない。
一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか?
※他サイトにも掲載中

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中


前世で裏切られ死んだ俺が7年前に戻って最強になった件 ~裏切り者に復讐して、美少女たちと交わりながら自由気ままな冒険者ライフを満喫します~
絢乃
ファンタジー
【裏切りを乗り越えた俺、二度目の人生は楽しく無双する】
S級冒険者のディウスは、相棒のジークとともに世界最強のコンビとして名を馳せていた。
しかしある日、ディウスはジークの裏切りによって命を落としてしまう。
何の奇跡か冒険者になる前にタイムリープしたディウスは、ジークへの復讐を果たす。
そして前世では救えなかった故郷の村を救い、一般的な冒険者としての人生を歩み出す。
だが、前世の記憶故に規格外の強さを誇るディウスは、瞬く間に皆から注目されることになる。
多くの冒険者と出会い、圧倒的な強さで女をメロメロにする冒険譚。
ノクターンノベルズ、カクヨム、アルファポリスで連載しています。
なお、性描写はカクヨムを基準にしているため物足りないかもしれません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる