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第28話:カイナとの依頼
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それから太一たちは毎日、冒険者ギルドへ通い依頼を受け続けた。
基本的には一人ずつ受けていたのだが、今回受ける依頼は三人一緒がいいだろうという話になった。というのも――
「一緒に魔獣狩りに行こう!」
カイナから魔獣狩りの依頼に誘われたのだ。
いまだ都市の外で行う依頼を受けていない太一たちは、いきなり魔獣狩りでもいいのかと心配になり、クレアに相談を持ち掛けた。
「カイナちゃんと一緒なのよね? 他にも誰かいるのかな?」
「私だけだよ! ダメかな?」
やや考え込んだクレアを見て、カイナは申し訳なさそうな顔を浮かべる。
「……まずは薬草採集とかからでもいいんじゃないかしら?」
「「「薬草採集ですか?」」」
「えぇ~? 薬草採集~?」
太一たちはなんだろうと首を傾げ、カイナは面白くなさそうに呟く。
「タイチ君たちは新人冒険者、Fランクなんだよ? カイナちゃんが魔獣狩りをしたいからって、それに付き合わせちゃダメ! 合わせるなら下のランクの子たちに合わせなきゃだよ!」
「それはまあ、そうなんだけど~」
「それができないならタイチ君たちには別の依頼を私からオススメします!」
「えぇ~! 分かった、分かったよ~!」
頑として聞かない姿勢を見せたクレアに、カイナが慌てて了承を示す。
「それならよろしい!」
「……クレアさんのケチ~」
「カイナちゃ~ん? 何か言ったかしら~?」
「な、なんでもありません! あは、あはは~!」
空笑いをしながら頭を掻いたカイナを見て、クレアも申し訳なさそうに口を開いた。
「ごめんね、カイナちゃん。私もみんなにいろいろと経験を積んでもらいたいと思っているんだけど、命は一つだからね」
「それは……うん、分かってるよ」
「ありがとう」
「ううん、私の方こそごめんなさい」
何やらしんみりとして空気になったことで、太一たちは口を開いていいものかとクレアとカイナの間で視線を彷徨わせてしまう。
そんな三人の姿を見たクレアが苦笑し、そのまま薬草採集の依頼を提案してきた。
「はい! それじゃあ気を取り直して、依頼を紹介していくわね!」
一度手を叩いて気持ちを切り替えたのか、クレアはいつもの笑顔に戻り一枚の依頼書を受付の下から取り出した。
「あれ? それは貼り出していなかったんですか?」
「これは常時依頼と言って、常に貼り出されている依頼なの。だから何枚もあって、こうしてすぐに渡せるようになっているのよ」
「魔獣狩りも同じだね! 魔獣はいつでも狩って、その素材を売ることができる! 薬草も採集した分をギルドが買い取ってくれる! どっちも必要なことなんだよ!」
クレアが薬草採集について、カイナが魔獣狩りについての説明をしてくれる。
「そうなんですね」
「それって、薬草採集に出て魔獣と遭遇したら、それを狩ってもお金がもらえるってことか?」
「そうよ。でも、無茶は禁物だからね!」
「僕も準備なしで魔獣と戦うのは嫌だなぁ。クレアさんの言う通り、命は一つだもんね」
勇人の疑問にクレアが注意もかねて答えると、公太も苦笑いしながら頷く。
しかし、カイナだけは何故かそっぽを向いて空笑いをしており、その姿を見たクレアがジト目を向けた。
「……カイナちゃん? もしかして、こっそり魔獣狩りにも誘おうとしていたり、しないわよね?」
「し、しないよ~! な、何を言っているのかな、クレアさんは~!」
「じ~~」
「…………ほ、本当に薬草採集だけにするから! タイチたちを危険な目に遭わせないから!」
あまりにじーっと見られてしまい、カイナは慌てた様子で薬草採集だけをすると何度も口にした。
「タイチ君たちも、カイナが危ない場所に行こうとしたら、三人で戻ってきてもいいんだからね?」
「分かりました」
「いきなり魔獣の相手はちょっとなぁ」
「やるにしてもしっかりと準備をしてからだよね!」
「た、タイチたちまでそんなこと言うの~?」
「「「死にたくないので! 命が大事です!」」」
三人揃ってそう口にしたところ、何かしっくりくるものがあり太一たちは顔を見合わせた。
「……命が大事、いいな」
「俺たちにぴったりのスローガンじゃないか?」
「あっ! だったらさぁ、有名ゲームに似たような選択肢がなかった?」
異世界に来てからなるべく安全に過ごしてきた太一たちにとって、命を大事にすることは当然の選択肢だった。
勇人がスローガンと口にしたことで太一たちの今後の冒険者活動のテーマが決まり、合わせて公太が有名ゲームのことを口にした。
「なんかあったな!」
「あぁ、あったな! でも、なんだっけ?」
「オート戦闘になるやつで、HPが減ったら回復してくれる作戦の……」
公太がそこまで口にすると、しばらくして三人が同時に顔を上げた。
「「「いのちだいじに!」」」
「タイチ君、それってなんなの?」
「命大事にって、当たり前のことだよね?」
ゲームの作戦の一つである『いのちだいじに』という選択肢をクレアとカイナが分かるはずもなく、言葉通りに受け止めて首を傾げる。
だが、太一たちからすれば常に『いのちだいじに』をスローガンに掲げることで、無理なく安全な依頼を受けようと心がけることができると考えた。
「カイナさん!」
「は、はい!」
「俺たち!」
「絶対に今日は魔獣狩りはしませんので!」
「「「よろしくお願いします!」」」
「…………あ、あはは、もちろんだよ~! 薬草採集だもんね~!」
決意を新たにした太一たちを見て、クレアは納得顔で何度も頷き、一方でカイナは残念そうに返事をしていたのだった。
基本的には一人ずつ受けていたのだが、今回受ける依頼は三人一緒がいいだろうという話になった。というのも――
「一緒に魔獣狩りに行こう!」
カイナから魔獣狩りの依頼に誘われたのだ。
いまだ都市の外で行う依頼を受けていない太一たちは、いきなり魔獣狩りでもいいのかと心配になり、クレアに相談を持ち掛けた。
「カイナちゃんと一緒なのよね? 他にも誰かいるのかな?」
「私だけだよ! ダメかな?」
やや考え込んだクレアを見て、カイナは申し訳なさそうな顔を浮かべる。
「……まずは薬草採集とかからでもいいんじゃないかしら?」
「「「薬草採集ですか?」」」
「えぇ~? 薬草採集~?」
太一たちはなんだろうと首を傾げ、カイナは面白くなさそうに呟く。
「タイチ君たちは新人冒険者、Fランクなんだよ? カイナちゃんが魔獣狩りをしたいからって、それに付き合わせちゃダメ! 合わせるなら下のランクの子たちに合わせなきゃだよ!」
「それはまあ、そうなんだけど~」
「それができないならタイチ君たちには別の依頼を私からオススメします!」
「えぇ~! 分かった、分かったよ~!」
頑として聞かない姿勢を見せたクレアに、カイナが慌てて了承を示す。
「それならよろしい!」
「……クレアさんのケチ~」
「カイナちゃ~ん? 何か言ったかしら~?」
「な、なんでもありません! あは、あはは~!」
空笑いをしながら頭を掻いたカイナを見て、クレアも申し訳なさそうに口を開いた。
「ごめんね、カイナちゃん。私もみんなにいろいろと経験を積んでもらいたいと思っているんだけど、命は一つだからね」
「それは……うん、分かってるよ」
「ありがとう」
「ううん、私の方こそごめんなさい」
何やらしんみりとして空気になったことで、太一たちは口を開いていいものかとクレアとカイナの間で視線を彷徨わせてしまう。
そんな三人の姿を見たクレアが苦笑し、そのまま薬草採集の依頼を提案してきた。
「はい! それじゃあ気を取り直して、依頼を紹介していくわね!」
一度手を叩いて気持ちを切り替えたのか、クレアはいつもの笑顔に戻り一枚の依頼書を受付の下から取り出した。
「あれ? それは貼り出していなかったんですか?」
「これは常時依頼と言って、常に貼り出されている依頼なの。だから何枚もあって、こうしてすぐに渡せるようになっているのよ」
「魔獣狩りも同じだね! 魔獣はいつでも狩って、その素材を売ることができる! 薬草も採集した分をギルドが買い取ってくれる! どっちも必要なことなんだよ!」
クレアが薬草採集について、カイナが魔獣狩りについての説明をしてくれる。
「そうなんですね」
「それって、薬草採集に出て魔獣と遭遇したら、それを狩ってもお金がもらえるってことか?」
「そうよ。でも、無茶は禁物だからね!」
「僕も準備なしで魔獣と戦うのは嫌だなぁ。クレアさんの言う通り、命は一つだもんね」
勇人の疑問にクレアが注意もかねて答えると、公太も苦笑いしながら頷く。
しかし、カイナだけは何故かそっぽを向いて空笑いをしており、その姿を見たクレアがジト目を向けた。
「……カイナちゃん? もしかして、こっそり魔獣狩りにも誘おうとしていたり、しないわよね?」
「し、しないよ~! な、何を言っているのかな、クレアさんは~!」
「じ~~」
「…………ほ、本当に薬草採集だけにするから! タイチたちを危険な目に遭わせないから!」
あまりにじーっと見られてしまい、カイナは慌てた様子で薬草採集だけをすると何度も口にした。
「タイチ君たちも、カイナが危ない場所に行こうとしたら、三人で戻ってきてもいいんだからね?」
「分かりました」
「いきなり魔獣の相手はちょっとなぁ」
「やるにしてもしっかりと準備をしてからだよね!」
「た、タイチたちまでそんなこと言うの~?」
「「「死にたくないので! 命が大事です!」」」
三人揃ってそう口にしたところ、何かしっくりくるものがあり太一たちは顔を見合わせた。
「……命が大事、いいな」
「俺たちにぴったりのスローガンじゃないか?」
「あっ! だったらさぁ、有名ゲームに似たような選択肢がなかった?」
異世界に来てからなるべく安全に過ごしてきた太一たちにとって、命を大事にすることは当然の選択肢だった。
勇人がスローガンと口にしたことで太一たちの今後の冒険者活動のテーマが決まり、合わせて公太が有名ゲームのことを口にした。
「なんかあったな!」
「あぁ、あったな! でも、なんだっけ?」
「オート戦闘になるやつで、HPが減ったら回復してくれる作戦の……」
公太がそこまで口にすると、しばらくして三人が同時に顔を上げた。
「「「いのちだいじに!」」」
「タイチ君、それってなんなの?」
「命大事にって、当たり前のことだよね?」
ゲームの作戦の一つである『いのちだいじに』という選択肢をクレアとカイナが分かるはずもなく、言葉通りに受け止めて首を傾げる。
だが、太一たちからすれば常に『いのちだいじに』をスローガンに掲げることで、無理なく安全な依頼を受けようと心がけることができると考えた。
「カイナさん!」
「は、はい!」
「俺たち!」
「絶対に今日は魔獣狩りはしませんので!」
「「「よろしくお願いします!」」」
「…………あ、あはは、もちろんだよ~! 薬草採集だもんね~!」
決意を新たにした太一たちを見て、クレアは納得顔で何度も頷き、一方でカイナは残念そうに返事をしていたのだった。
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