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第58話:従魔探しと思わぬ収穫
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魔の森に入った俺に、ガズンさんが声を掛けてくる。
「それで、リドル殿。どこに探しに行こうとか、考えているのか?」
「それがさっぱりなんですよね。なので、魔の森のことは、魔の森の魔獣に聞いてみようと思っています」
「……魔獣に聞く?」
ガズンさんが首を傾げたのを見て、俺はニヤリと笑う。
「魔の森でテイムした、俺の従魔に聞いてみるんです」
「なるほどなー。確かに、テイマーがいるパーティとかだと、魔獣に話を聞く奴もいたっけか」
「でもでも、それって少なくなかった? 普通のテイマーだと、そんなことできないってへそを曲げていたもの」
「……そうなんですか?」
ミシャさんの言葉を受けて、今度は俺が首を傾げてしまった。
「そうだよー。腕が悪いのか、それともそれが普通なのか、私は分からないんだけどねー」
「腕が悪いんじゃねぇか? そういうことを言う奴ほど、ソロで活動している奴が多いしな」
「あまり他の冒険者の悪口は言うものではない。リドル殿も聞いているんだぞ」
「いや、俺は助かります。他のテイマーの話なんて、耳にしたこともなかったので。良ければいろいろと情報を教えてくれませんか?」
本当に、ブリード家では情報をシャットアウトされていたからな。
レオとルナがいなかったら、精神的に病んでいた可能性だってあるくらいには外に出してもらえなかったほどだ。
「ふむ、リドル殿がそういうのであれば、分かりました」
「悪口は避けてよね、オルフェン!」
「へいへい」
というわけで、俺は従魔たちのところへ向かいながら、ガズンさんたちから他のテイマーについての話を聞くことができた。
最初に教えてくれたのは、人気のある従魔についてだ。
とはいえ、これは誰かに話を聞かなくても分かっていたことで、大型従魔が大人気なようだ。
小型は言わずもがな、役に立たないというレッテルを貼られており、小型従魔がいるというだけで、そのテイマーはパーティを追い出されてしまうのだとか。
「どこも同じなんですね」
「一般論を簡単には変えられないさ。だが、一種類だけ、小型従魔でも使われている種族がある」
その中でも例外な小型従魔もいると聞いた時は驚いた。
「それって、どんな種類の魔獣なんですか?」
「鳥系の魔獣だよ」
鳥系の魔獣と聞いて、俺には鳥系の従魔はいないなと思い至る。
「どうして鳥系の魔獣は人気なんですか?」
「人気というか……いや、正直に伝えるべきだな」
「……どうしたんですか?」
どうにも言い難そうにしていたガズンさんを見て、俺は嫌な予感がしてしまう。
そして、その答えを聞いた俺は、愕然としてしまう。
「……使い捨ての斥候として、使われることが多かったんだ」
「……つ、使い捨て、ですか?」
「おい、ガズン」
「そこまで言わなくてもいいんじゃないの?」
オルフェンさんとミシャさんが申し訳なさそうにガズンへ声を掛けたが、彼は首を横に振りながら口を開く。
「いや、教えておいた方がいい。聞いた感じだと、リドル殿は世間一般の常識からは離れた中で生きていたはずだ。そして、ものすごい力を秘めている」
ガズンさんが言う力というのは、レオとルナのことだろう。
「もしもこの力のことが権力者に知られれば、きっと都会へ行く機会も出てくるだろう。その時になって常識を知らなければ、痛い目を見るのはきっとリドル殿だ」
きっとガズンさんは、俺のことを思って厳しい現実についても教えてくれたのだ。
そして、彼の言う通り、俺は一般常識からはかけ離れた常識の中で生きてきたし、前世を覚えているという時点からも、それはゆるぎない事実になっていた。
「……ありがとうございます、ガズンさん」
「お礼を言われるようなことではないんだがな」
「俺にとっては大事なことです。言い難いことを教えてくれて、感謝しています」
そこで俺がお礼を伝えると、ガズンは頭を掻きながら、申し訳なさそうな表情を浮かべた。
「……ところで、リドル殿。従魔のところにはまだ着かないのか?」
その後、どこか居心地の悪さを感じたのか、話を逸らすようにそう口にした。
そこまで居心地悪くする必要はないと思ったのだが、ガズンさんがそうしたのだから、彼のためには答える必要があるだろう。
「あちらの岩壁のところに洞窟があって、そこがミニゴレたちの住処になります」
ミニゴレたちは俺の屋敷で生活をしていることもあれば、洞窟に戻って生活をしていることもある。
時にはゴレキチ、ゴレオ、ゴレミと交代で屋敷と洞窟を入れ替わることもあり、彼らなりに楽しんでいるようだからと、俺も特に何も言っていない。
今朝はゴレキチとゴレオがいたから、洞窟にはミニゴレとゴレミがいるはずだ。
「こんなところに洞窟があるとはな」
「洞窟ってことは、いろいろな鉱石があるんじゃないか?」
「でもでも、リドル君は何度もこっちに来ているんだよね?」
ガズンさん、オルフェンさんと洞窟を眺めながら口を開くと、最後にミシャさんが質問をしてきた。
「はい。でも、鉱石っぽいのは見たことがないような?」
「それじゃあ期待薄なんじゃないの? さすがに鉱石については分かるわよね?」
「あー……ど、どうでしょう。ほんっっっっとうに、世間知らずなもので」
俺があははと笑いながらそう口にすると、ガズンさんたちは顔を見合わせ、小さく息を吐いた。
「まあ、何かあれば俺たちが教えてあげればいいか」
「だな! ってことはだ、やっぱり期待できるんじゃね?」
「だといいけどねー!」
ワイルドディアの素材を手に入れた時と同じように、ガズンさんたちの表情が明るくなった。
……鉱石って、お金になるんだな。
いやまあ、知ってはいたけど、知識がないからそこまで考えが至らなかったよ。
そんなことを考えながら洞窟に入っていくと、奥の方で動く影を見つけた。
「ミニゴレー! ゴレミー!」
「ゴゴ?」
「ゴッゴゴー!」
俺が声を掛けると、ミニゴレとゴレミが元気よく返事をしてくれた。
そのまま近づいて小型魔獣の情報を聞こうかと思っていたのだが、何故かガズンさんたちは最奥の部屋に続く入り口の方で立ち止まったままだ。
「どうしたんですか、ガズンさんたち?」
「……こ、ここここ、これは!?」
「……おいおい、嘘だろ?」
「……ここは、天国かしら! すっごーい!!」
……どうやらここには、珍しい鉱石がたくさんあったようです。
「「……ゴゴ?」」
そうだよね、うん。可愛く首を傾げちゃうよね、うんうん。
「それで、リドル殿。どこに探しに行こうとか、考えているのか?」
「それがさっぱりなんですよね。なので、魔の森のことは、魔の森の魔獣に聞いてみようと思っています」
「……魔獣に聞く?」
ガズンさんが首を傾げたのを見て、俺はニヤリと笑う。
「魔の森でテイムした、俺の従魔に聞いてみるんです」
「なるほどなー。確かに、テイマーがいるパーティとかだと、魔獣に話を聞く奴もいたっけか」
「でもでも、それって少なくなかった? 普通のテイマーだと、そんなことできないってへそを曲げていたもの」
「……そうなんですか?」
ミシャさんの言葉を受けて、今度は俺が首を傾げてしまった。
「そうだよー。腕が悪いのか、それともそれが普通なのか、私は分からないんだけどねー」
「腕が悪いんじゃねぇか? そういうことを言う奴ほど、ソロで活動している奴が多いしな」
「あまり他の冒険者の悪口は言うものではない。リドル殿も聞いているんだぞ」
「いや、俺は助かります。他のテイマーの話なんて、耳にしたこともなかったので。良ければいろいろと情報を教えてくれませんか?」
本当に、ブリード家では情報をシャットアウトされていたからな。
レオとルナがいなかったら、精神的に病んでいた可能性だってあるくらいには外に出してもらえなかったほどだ。
「ふむ、リドル殿がそういうのであれば、分かりました」
「悪口は避けてよね、オルフェン!」
「へいへい」
というわけで、俺は従魔たちのところへ向かいながら、ガズンさんたちから他のテイマーについての話を聞くことができた。
最初に教えてくれたのは、人気のある従魔についてだ。
とはいえ、これは誰かに話を聞かなくても分かっていたことで、大型従魔が大人気なようだ。
小型は言わずもがな、役に立たないというレッテルを貼られており、小型従魔がいるというだけで、そのテイマーはパーティを追い出されてしまうのだとか。
「どこも同じなんですね」
「一般論を簡単には変えられないさ。だが、一種類だけ、小型従魔でも使われている種族がある」
その中でも例外な小型従魔もいると聞いた時は驚いた。
「それって、どんな種類の魔獣なんですか?」
「鳥系の魔獣だよ」
鳥系の魔獣と聞いて、俺には鳥系の従魔はいないなと思い至る。
「どうして鳥系の魔獣は人気なんですか?」
「人気というか……いや、正直に伝えるべきだな」
「……どうしたんですか?」
どうにも言い難そうにしていたガズンさんを見て、俺は嫌な予感がしてしまう。
そして、その答えを聞いた俺は、愕然としてしまう。
「……使い捨ての斥候として、使われることが多かったんだ」
「……つ、使い捨て、ですか?」
「おい、ガズン」
「そこまで言わなくてもいいんじゃないの?」
オルフェンさんとミシャさんが申し訳なさそうにガズンへ声を掛けたが、彼は首を横に振りながら口を開く。
「いや、教えておいた方がいい。聞いた感じだと、リドル殿は世間一般の常識からは離れた中で生きていたはずだ。そして、ものすごい力を秘めている」
ガズンさんが言う力というのは、レオとルナのことだろう。
「もしもこの力のことが権力者に知られれば、きっと都会へ行く機会も出てくるだろう。その時になって常識を知らなければ、痛い目を見るのはきっとリドル殿だ」
きっとガズンさんは、俺のことを思って厳しい現実についても教えてくれたのだ。
そして、彼の言う通り、俺は一般常識からはかけ離れた常識の中で生きてきたし、前世を覚えているという時点からも、それはゆるぎない事実になっていた。
「……ありがとうございます、ガズンさん」
「お礼を言われるようなことではないんだがな」
「俺にとっては大事なことです。言い難いことを教えてくれて、感謝しています」
そこで俺がお礼を伝えると、ガズンは頭を掻きながら、申し訳なさそうな表情を浮かべた。
「……ところで、リドル殿。従魔のところにはまだ着かないのか?」
その後、どこか居心地の悪さを感じたのか、話を逸らすようにそう口にした。
そこまで居心地悪くする必要はないと思ったのだが、ガズンさんがそうしたのだから、彼のためには答える必要があるだろう。
「あちらの岩壁のところに洞窟があって、そこがミニゴレたちの住処になります」
ミニゴレたちは俺の屋敷で生活をしていることもあれば、洞窟に戻って生活をしていることもある。
時にはゴレキチ、ゴレオ、ゴレミと交代で屋敷と洞窟を入れ替わることもあり、彼らなりに楽しんでいるようだからと、俺も特に何も言っていない。
今朝はゴレキチとゴレオがいたから、洞窟にはミニゴレとゴレミがいるはずだ。
「こんなところに洞窟があるとはな」
「洞窟ってことは、いろいろな鉱石があるんじゃないか?」
「でもでも、リドル君は何度もこっちに来ているんだよね?」
ガズンさん、オルフェンさんと洞窟を眺めながら口を開くと、最後にミシャさんが質問をしてきた。
「はい。でも、鉱石っぽいのは見たことがないような?」
「それじゃあ期待薄なんじゃないの? さすがに鉱石については分かるわよね?」
「あー……ど、どうでしょう。ほんっっっっとうに、世間知らずなもので」
俺があははと笑いながらそう口にすると、ガズンさんたちは顔を見合わせ、小さく息を吐いた。
「まあ、何かあれば俺たちが教えてあげればいいか」
「だな! ってことはだ、やっぱり期待できるんじゃね?」
「だといいけどねー!」
ワイルドディアの素材を手に入れた時と同じように、ガズンさんたちの表情が明るくなった。
……鉱石って、お金になるんだな。
いやまあ、知ってはいたけど、知識がないからそこまで考えが至らなかったよ。
そんなことを考えながら洞窟に入っていくと、奥の方で動く影を見つけた。
「ミニゴレー! ゴレミー!」
「ゴゴ?」
「ゴッゴゴー!」
俺が声を掛けると、ミニゴレとゴレミが元気よく返事をしてくれた。
そのまま近づいて小型魔獣の情報を聞こうかと思っていたのだが、何故かガズンさんたちは最奥の部屋に続く入り口の方で立ち止まったままだ。
「どうしたんですか、ガズンさんたち?」
「……こ、ここここ、これは!?」
「……おいおい、嘘だろ?」
「……ここは、天国かしら! すっごーい!!」
……どうやらここには、珍しい鉱石がたくさんあったようです。
「「……ゴゴ?」」
そうだよね、うん。可愛く首を傾げちゃうよね、うんうん。
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